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インフルエンザ

春まであと少し

と言うにはちょっと無理があるけれど、
私の気分は確実に、「もうすぐ春」
なぜなら、とんでもない早さで過ぎ去っていく、「怒涛の3学期」を毎年経験しているから。

それって、感じ方・考え方ひとつなんだろうなぁ。
次の冬を、私はどう感じて過ごすんだろう。
想像してもわからなくて、楽しみだ。

そんな貴重な時期に、私はインフルエンザにかかった。
実に13年ぶりの罹患に、始めは混乱した。

なぜ前回のインフルエンザを鮮明に覚えているかというと、なかなかドラマチックな展開があったから。

13年前、大学の春休みを利用して、私はオーストラリアへ1ヶ月の短期留学を経験した。

元気いっぱいだった出国時。
初めての海外。初めての長旅。
希望溢れる飛行機の中で、なんとなくダルい。

ホームステイ先に着いてひと眠りすると、風邪の数倍酷い症状が突然始まり、用意してくれたご馳走を、拙い英語でお断りしたのを覚えてる。
そして自分の症状を、「ボディがホットでスキンがクール(寒気)」とかハチャメチャに懸命に伝えた自分が、ちょっと面白かった。

インフルエンザの診断は受けていないけれど、出国直前まで会っていた知人がインフルだったと後日わかったこと、当時流行っていたこと、急激に変化した症状からすると、おそらくそうだったのでは、と予想している。
ホームステイ先には、申し訳ないことをしてしまった。

そんなわけで、今回はすぐにその時を思い出した。

「咳が出るかな〜ひどくないけど、自粛しておこう」
と仕事を早退した私。

帰り道で、もう酷い頭痛が始まった。
発熱から時間が経たないとインフルエンザの検査反応が出ないため、昼寝をして我慢。

夕方18時、ここで37℃発熱。
朝まで待たなきゃ…検査しても無駄になる…
しかもこの時期、病院で病気をもらうリスクが発生する…
明日病院が開くまであと15時間だぞ…

ダメだ…何度時計を見ても、5分ずつしか進んでいない。
朝が遠い…。私は、朝を待てなかった。
割れるような頭痛に耐えきれず、夜間診療を探すが、スマホを見つめるのも困難。

電話であちこちたらい回しにされた後、19時過ぎて診てくれる病院が見つかった。(パニックで、はじめに小児科にかけた自分が悪い)

38℃に上がったが、当然検査は陰性で、翌日再検査にて陽性反応となったが、痛みと混乱から救ってくれた夜間診療には感謝。

39℃に上がった高熱も翌日には下がったのに、あと3日も休んでいいの?(休む決まり)という心境だ。
多忙で夏休みも連続してとれず、体調が悪い時も働いてきたので、元気だと「なんだか悪いなぁ」という気持ちになる。
「慣れ」って怖い。
けど、こういう人たくさんいるんだろうなぁ。

なにはともあれ、今回もしっかりと思い出に残るインフルエンザになりそうだ。

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