【石狩データセンター10周年-挑戦の軌跡-】さくらのDXに影響を与えた「リモートハウジング」の裏側
さくらインターネット、朝倉です。
第5回は、さくらインターネットの中でも石狩データセンターでのみ提供されていた「リモートハウジング」について、このサービスの仕掛け人、クラウド事業本部の中澤 道治さんにインタビューを行いました。
お客さまの「やりたいこと」を「できる」に変えたいという熱い思いとともに、サービスの誕生から、現在までの進化の道筋をたどります。
リモートハウジングとは?
リモートハウジングとは、データセンターへの入局や機器の設置といった物理作業のすべてを代行するサービスです。大規模インフラ構築をアウトソースし、作業コストを削減することで、お客さまは開発等のコア業務に集中していただくことができます。
「石狩で何を売るの?」営業時代の視点がサービス企画の始まりだった
「さくらが石狩にデータセンターを建築することを発表した時(2010年)、営業の自分たちは石狩で何を売るの?と思った。」と、中澤さんは当時を懐かしそうに振り返りました。
当時営業が主に商材として扱っていたのは、「専用サーバ」もしくは「ハウジング」です。
首都圏からは物理的に遠く、レイテンシの面で不利な石狩データセンターでハウジングを使っていただくメリットを単純には見出せませんでした。
専用サーバを使っていただくことを考えたものの、当時の専用サーバはハウジングに比べると自由度が低く、普段ハウジングを使っていらっしゃるお客さまに満足していただけるとは思えません。
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