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さくらインターネットによるGPUクラウドサービスへの追加投資、および業績予想の上方修正について

さくらインターネットは2024年9月、「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」への追加投資、および業績予想の上方修正について発表いたしました。
上記2件の発表について、本記事でまとめましたのでご覧ください。

「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」への追加投資について

このたび旺盛な生成AI開発需要を背景にして、2024年4月19日に公表した1,000億円規模の第2次投資計画を前倒し、新たに「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」800基の追加投資について2024年9月30日に決議しました。これによって、よりスピード感をもってお客さまからの生成AI向けサービスご利用希望のお声に応えしたいと考えています。

▽GPUクラウドサービスへの追加投資に関するお知らせ(2024年9月30日)https://www.sakura.ad.jp/corporate/wp-content/uploads/2024/09/240930-ir_1.pdf

当社は以前からの発表の通り「NVIDIA HGX B200システム」などの構築に向けて準備を進めております。今後はさらにお客さまのさまざまな用途での利用にお応えするための選択肢を増やすべく、「NVIDIA H200 Tensor コア GPU」などの最新型GPUへの投資も検討しています。

今後もクラウドプログラム供給確保計画の趣旨でもある「国内AI産業基盤の確保」と「国内AI産業の振興」の実現に貢献してまいります。

2025年3月期業績予想の上方修正について

2024年9月20日には、2025年3月期の業績予想を上方修正しました。

▽業績予想の修正に関するお知らせ(2024年9月20日)https://www.sakura.ad.jp/corporate/wp-content/uploads/2024/09/04f639285104323b1d51fb147bde62e2.pdf

2025年3月期第2四半期(2024年4月1日~2024年9月30日)の売上高は前回発表予想より約2億円上回る見込みです。
この背景として、グループ会社売上が好調に推移したこと、クラウドアプリケーションにおける「さくらのレンタルサーバ」サービスの価格改定を含むプラン見直しや販売施策が奏功したこと、クラウドインフラストラクチャーの順調な伸長等により、クラウドサービスが予想より好調に推移したことなどが挙げられます。

また、2025年3月期通期(2024年4月1日~2025年3月31日)の売上高は前回発表予想より約10億円上回る見込みです。
この背景として、GPUクラウドサービスへの旺盛な需要を背景とした受注獲得に向けた施策が好調に進捗しGPUクラウドサービス売上が当初予想を約4億円上回る見込みであることに加え、クラウドサービスの順調な伸長、グループ会社売上の好調な推移などが挙げられます。

なお、「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」および「NVIDIA H200 Tensor コア GPU」の検討状況などにより、今後の動向に応じて業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに公表いたします。

今後の投資計画について

当社は今後も需要の旺盛なGPUを始めとしたデジタルインフラを安定的に提供できるよう、さらに投資を加速させていきます。
ステークホルダーのみなさまへも積極的に情報開示してまいりますので、引き続きお引き立てのほどよろしくお願いいたします。

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