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『持ちやすい段ボール』開発ストーリーVol.3

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持ちやすい箱を実現している「トラス構造」!

このトラス構造によって、持ち手にかかる手にどのような影響を及ぼしているのか…。


持った時に「もちやすい」「いたくない」と感覚的にはわかるのですが、人によって手の大きさ・力のかかり方は様々です。いろいろな形状を試作して持ってみると、良し悪しの個人差が出てきてしまいます。

比較評価して数値化するために、圧力測定フィルム(プレスケール)を使用することとしました。

圧力を感知するフィルムで圧力が強くかかると、色が濃く表現されます。

実際のフィルムは、白ベースの用紙に赤色で表現されるのですが、写真は圧力分布が見えやすいように画像を加工しています。

この二つは、同じ重さ(20㎏)の箱を持っていますが

通常の持ち手(穴あき取っ手)は、段ボールが手に食い込んでいく感じが分かります。一方、持ちやすい箱は手にかかる厚が分散しているのが見て取れるかとおもいます。

次回は持ち手の引っ張り強さについてご紹介します。