トルコ生活-新居の準備
結婚式の準備の目途が立った11月頭頃、新居の準備も始まった。
夫が見つけて契約していた新居。
写真で見るのと違った。
気になって聞いてみたら
「写真を送った家は契約の直前で家主の気が変わった」らしい。
広めの3LDK(義母の家より1部屋多い)だが1部屋ずつは狭く感じた。
1番はじめに連れていかれたのは家具屋さん。
しかもめちゃくちゃゴージャスな家具だらけのお店。
私が選んだソファーセットは義姉に速攻で却下される。
トルコ家族が重要視したのは、「お客様」目線
もっとゴージャスで、泊まれるようにソファーベットでないとダメだと。
どれを選んでもダメだしされるので、
もうどれでもいいと思った。
そして、新居で生活し始めるのは、あと1か月以上もあるというのに、
「時間がない」とせかされる。
後で聞いたら、そのお店の家具はすべてセミオーダーで1か月は最低でもかかるらしい。
結局お客様用のサロンと、
お客様が必ず見るらしい夫婦の寝室の家具は義姉が選んだゴージャス系に。値段は不明。
それが終わったと思ったら次にキッチンともう一部屋に置くソファーセットを買いに別の家具屋へ。
こちらのお店はもっと庶民用っぽくて素朴な感じ。
ここは、夫と2人で行って紫色のソファーをチョイスした。
(あとから義姉にダメ出しされる)
照明も、シンプルで安いものを選んだ。
(これも義理家族からは不評)
とにかく私が選ぶものはトルコ家族からしたら地味だったらしく、
すべてダメ出しを食らう羽目になる。
唯一、カーテンはキラキラしたビーズ付きで、
義姉含めトルコ家族は気に入ったらしい。
そして、食器類。
ここでびっくりしたのは、
普段使いの食器類以外に、
お客様用に食器とシルバーセットは12人用をそろえること。
トルコの食器のデザインは素敵なものが多い。
写真にあるような、トルコの紅茶用の2段夜間のチャイダンルックも
もちろん普段使い用とお客様用をそろえた。
準備している間中、
うちにこんなにもお客さんが来ると思ったら、正直ぞっとした。
この時点で、気づいてればよかったのだけど
トルコの文化は自宅に客人を招いておもてなしする。
私は、自分の家に人を呼ぶのは好きじゃない。
友達と会う時も大抵は外。
本当に仲良しな人しか家にはあげたくないのだ。
そんな日本人が、トルコに嫁に行ったから、大変だった。
トルコのおもてなし文化についてはまた今度。