王女がとったある行動が素敵な話
一つの昔話
女王がある国の貴族を招いて食事会をした際に
手を使って食べる料理が出されました。
その際に指を洗うフィンガーボウルも出されたが
招かれた貴族は文化の違いから
そのフィンガーボウルの使い方が分からず
飲料水だと思ってお水を飲んでしまったのです。
しかし、女王はそのマナー違反に対して注意をするわけではなく、怒るでもなく、笑い者にするでもなく、ある行動を取るのです。
それは、自らもそのフィンガーボウルの水を飲むことでした。
まるでこの水は飲料水かのように、それが正しいと思わせ、来客に恥をかかせることなく和やかな雰囲気で食事会を終えることができたそうです。
違反するマナーだと思いますが
来客者のことを考えた行動は素晴らしいものです。
そもそも「マナー」とは「他者を気遣う気持ち」を所作として形式化したものだそうです。
この物語には賛否両論あります。
違反するマナーだと、来客者に伝えたほうがいい。
などという声もありますが
相手に気を遣った行動は私は賞賛すべきものだと思います。
常に相手を思いやった行動を取っていきたいと私も思った物語でした。