ガジェオタ無職の初NAS導入記録① 〜検討編〜
NASとは、ロマンである。
はじめに
僕は「DropBox」のヘビーユーザーだ。
それは基本無料のクラウドストレージで、たいした知識がなくてもパソコン内のフォルダやファイルを放り込んでおくだけで、手元のスマホやタブレットなどでもそのフォルダやファイルが確認・編集できるというスグレモノである。
アプリから直接テキストファイルを開いて編集できるという点で、Dropboxは優秀だ。僕のように日頃外出が多く、スマホなどでも執筆作業などがしたい作家にはうってつけのツールである。
のだが、それなりに弱点も多い。
まず、まともに使うには金がかかる。
具体的には、無料版では機器を3台までしか登録できない。しかも2GBまでしか容量がない。容量と接続台数を増やすには、当然課金が必要だ。
容量は工夫でどうにかできなくはない。普通のユースケースであれば機器登録台数も3台で充分かもしれない。
だが、僕は変態のガジェットオタク。タブレットを増やし始めた辺りで、もう3台じゃ足りなくなって来たのだ。
容量も工夫するのがキツくなってきた。
テキストデータだけならまだいいが、音楽データはファイル形式によっては到底2GBじゃ足りない。動画となれば尚更。動画も音楽も自作しだした僕の、明確なボトルネックになりだす。
と言うわけで迷った末に課金したのだが、それがまあなんと高いこと。
確か、一番安くても年額でおよそ15,000円だったか。月額が1200円なのは書いてあった。
高いッ!
その代わり、容量は2TB(無料版のおよそ1000倍!)かつ接続可能台数も10台まで増えるが……いや、高いよ。
とりあえず1番安い年額プランでサブスクライブさせていただいているが、今は無職の身。将来的にこの金額を払い続けられるかというと、限りなく不可能に近いのである。
それだけならまだ我慢できたかもしれない。だが。
前回記事でちょっとだけ触れた通り新たなパソコンを迎え入れる事になった。これから動画編集などもそのパソコンでちょっとだけやったりしてみたい。今メインPCに入れてるえっちなゲームとかもそのサブPCでできたらいいし……。
なお、Dropboxくんは「えっちなのは駄目! 死刑!」って感じでエッチピクチャをサーチ&デストロイする機能がついているらしい。と言うかクラウドストレージには大体そういうのがついているらしい。
なので、僕は覚悟を決めた。
「こうなったら自分専用のクラウド作ったるわい!」
てな感じで、自分専用のDropbox(的なやつ)こと、NASを導入することに決めたのであった。
NASとクラウドって何が違うの?
まず、NASってなんぞやって話だ。
NASの別名は、ネットワークストレージやネットワークHDD。要するに、ネットに繋いだハードディスクである。
具体的には、LAN(みなさんご存知ローカルエリアネットワーク)のケーブルでパソコンとつなぐと、そのハードディスクの中にデータをしまえるという感じである。
特徴的なのはそのハードディスクにはパソコンやスマホを何台でも繋げられるという点。
そうすると何ができるかというと、ネットワークで繋がった他のパソコンからしまったデータにアクセスして編集できるのだ。
なんならルーターと繋いでしまえばルーター経由で外部から……それこそスマホとかからもアクセスしてデータをみたり編集したりできる。
それこそ、自宅で編集したテキストをNASにぶち込んだら、外出先のスマホでその続きを編集できる=作業効率を大幅に上げることができるのだ。
それだけならクラウドでもできる話。じゃあ何が違うのって言われると。
まず、基本的にネットにアクセスさえできればハードを問わない。iCloudとかみたいにアップル製品同士じゃないとダメ、とかいうのがほとんどない……らしい。
ついでに基本大容量。なにしろ基本単位がTB、すなわち皆さんがよく使うであろう単位ことギガの1000倍である。クラウドだと無料でそこまで大容量なものは限られてくる。
その上、ランニングコストもゼロに近い。年額ゼロ円なのだ。電気代は少し食うが、それでもパソコンより断然低い。初期投資が高くつくが、長期的に見ればクラウドよりも安くつくだろう。
ここまでつらつらといい面だけ語ってきたが、当然悪い面もある。
まず、それなりの知識は必要になる。主にIT方面の。
専門用語は多いし、そもそも仕組みをある程度知っていないと運用することもままならない。
それに、初期投資が高い。ケチっても約三万は飛ぶ。しかもケチると動作がもっさりして大変らしいので、まともに使えるものを探すと、安くても五万とか、高いと十万くらい飛ぶ。
もちろん、安いパソコン並みに高級なのにはそれなりの理由はある。
NASには制御用にパソコンのプロセッサが載っている。メモリやストレージも積んでいるし、一部機種は増設も可能。WindowsとかLinuxなどのオペレーティングソフトも入ってたりする。もちろんパソコンよりも低スペックではあるが。
要するに、NASはストレージ専用のパソコンみたいなもの。そりゃ高いわけだ。
しかも、デカくて重い。そりゃ持ち運ぶものじゃないので仕方ないが、ハードディスクを一枚以上、普通は二枚、多いと四枚とか八枚とか積んでいるので普通のデスクトップパソコンくらいの大きさはある。もっとも、モニターなどの周辺機器が少ない分まだ省スペースではあるのだが。
大体そんな感じだろうか。
その上で、僕はこれからNASを導入しようと思うわけである。
今後やるべきこと
メリットは大体いいとして、問題はデメリットだ。
知識は大体クリアしている。そこらへんの知識にはそれなりの自信はあるし、わからないことは検索すれば出てくる。
問題は金とスペースである。
僕は無職だ。借金か年金を頼らなければそんなもの買えやしない。あと、汚部屋なのででかいモノは置けない。
そこで、その二点を解決すべく、中期的な目標を立ててみた。
ズバリ「来年6月までに、3〜4TBのNASを導入する!」
3〜4TBでRAID1構成、すなわちハードディスク2台に同じ内容を記入することで冗長性を確保したつくりにしたいので、容量は6〜8TB HDD×2。今日ヨドバシカメラで見た限り、本体( HDD挿入済みの物)が47000円だったので、その他周辺機器合わせて合計50000円が目処だろうか。
そのために、「机周りを片付け」「無職を卒業しなければ」いけない。
まずは、ハロワに行こう。今週はあと二週間しかないから、来年の年明けから動き始めるのがいい。
壮大な計画になってきた。ここからどうなるのかはわからないが、初心表明としてこのブログを公開しておくことにする。
次回がいつになるかは分からないが、気長に待っていてほしい。
では、多分次のブログか小説で。