ぼくの幸福論 台本

動画投稿者になった記念に台本上げまーす。

ぼくの幸福論

アリアル「幸福とは何か」
ミリアル「急にどうしたの、おねえちゃん」
アリアル「幸せとは曖昧なものである」
アリアル「無垢蒙昧に「幸せ」という漠然としたものを当たり前に感じ取っているというのは実は素晴らしいことなのかもしれない」
アリアル「――というのはさておいて」
アリアル「その漠然としたもの、幸福とは果たしてそもそも一体全体何なのだろうか」
ミリアル「だからどうしたのお姉ちゃん。誰に話しかけてるのさ」
アリアル「ああ、申し遅れたね。やあ、アリアルさんだよ。相方は妹のミリアルだよ」
ミリアル「だーかーらー！」
ミリアル「今日どうしたの？　なんか無駄に哲学的なこと言って……あっ、もしかしてちゅーにびょー？」
アリアル「中二病とか言うな。もう酒も飲める年齢なんだぞぼくは」
ミリアル「そっかー、じゃあなんであんな痛いひとりごと言ってたの？」
アリアル「……ふと幸福とは何かって考えてみたくなってね」
ミリアル「ニートって暇だから色々考えちゃうんだね」
アリアル「そうだ。しかし、ミリアル。そもそも幸福とは何かって考えたことはあるかい？」
ミリアル「えー、幸福って幸せの事でしょ？　……あれ？」
アリアル「そうだ。あまり考えないものだろう？」
アリアル「故に、僕は考えることにしたんだ。幸せとは何かということをね」
アリアル「というわけで、まずはその幸せの定義について考えていこうと思う」
ミリアル「はいはい、つきあってあげますよー」
アリアル「よろしくね、ミリアル」