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友達みたいな彼女

【櫻の魔法 〜何気ない日〜「松田里奈」】
「お〜気をつけろよ〜」

里奈と公園まで散歩。

「元気やね〜子供たち」
「ね」
「○○もちっちゃい頃あんな感じだった?」
「そりゃもう」
「え、なんが好きやった?」
「鬼ごっことかそういう話?」
「うん」
「え〜氷鬼かな」
「う〜わ懐かしっ」
「俺、体温高いじゃん?」
「うん」
「自然解凍とか言って勝手に動いてた」
「白けるわ〜笑」
「子供なんてそんなもんだろ笑」
「里奈はかくれんぼ好きやった」
「隠れるの得意そう」
「毎回うちが最後やったと」
「ほんとか?笑」
「ほんとほんと!笑」
『あ!』
「また.....よし、行くぞガキンチョ〜」
『っしゃこーい!』

僕の放ったシュートはゴールポストとしてるコーンに当たり、明後日の方向に飛んでった。

『お兄ちゃんださー!!』
「わざとだよばーか」
「お兄ちゃんださー」
「うるさいな笑」
「なんかスポーツしたいね」
「ほんまやね。いつか武元とか井上とか誘ってやる?」
「うーたんはどうせ暇やけど、唯衣ちゃん忙しそうだからなぁ」
「なんやっけ、琵琶湖博物館研究員?」
「うん」
「琵琶湖の研究って何すんねやろ」
「分からん」
「会いたいなぁみんなに」
「ね......」
「あ〜暑......」
「なんか飲み物買いに行かん?」
「あり。里奈行きたい所ある?」
「さっき通った所に駄菓子屋無かったっけ?」
「あった気がする」
「サイダーとかないかな」
「うわエモっ」
「やろ?」
「決まり」
「あ!」
「なに?」

里奈は方からかけてるポシェットの長さを最短にした。

「見て笑✌️」
「ねぇ笑笑  やめろくそがき笑」
「虫取りに行くぞー!」
「恥ずかしいって笑笑」
「○○もやって笑」
「うっ苦しい....笑」
「あはは笑笑  なんで笑  なんでそんな笑笑」
「当たり前だろ!里奈の使ってんだから!笑」
「ちんちくりんすぎ笑笑」

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