手の温度は人の心 1話
【手の温度は人の心「小田倉麗奈編」】1話
「麗奈ごめん!2万追加で借りてもいい.....?🥺」
遅くに帰ってきたと思ったらまた.....。
「また〜?この前も貸したじゃん」
「じゃあ頂戴🥺」
「もっと嫌なんだけど😤」
「頼れるの麗奈しか居ないんだよ〜」
「.......」
「🥺」
「.......も〜分かったよ。でもこれで最後ね?」
「ありがとう!麗奈大好き!」
「調子いいんだから....笑 ねぇねぇ今日ハンバーグだけど食べる?」
「あ〜....この後ちょっと先輩と約束があって泊まりになるかも....」
「そっかぁ....」
「明日お土産買ってくるよ!」
「私のお金だよね?🙂」
「うっ....」
「もう....La vie en roseのチーズケーキね?」
「分かった!行ってきます!」
「行ってらっしゃい👋」
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嫌なこと考える前に洗濯物終わらせなきゃ....
「また脱ぎ散らかして....カゴに入れなさいって言ってるのに.....あ!洗剤買うの忘れてた!」
財布とカギだけ持って外に出る。
この時間に空いてるのはちょっと遠くのコンビニだけか....。
あれ?○○くんだ......。
こんな所でなにしてるんだろう......。
「○○く〜んおんぶ〜」
「ちょっと美羽さん!しっかりしてくださいほら!」
......見たくなかった。
自分の彼氏が他の女の子をおんぶしてるとこ。
「私だってしてもらったことないのに....」
目から涙が出てたのに気づいたのは朝になってからだった。