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ミーティング

【櫻の魔法 〜図書館の記憶〜「武元唯衣」】
「唯衣ちゃ〜ん」
「なに〜?」
「今からミーティング入るから静かにしとってな〜」
「何分くらい〜?」
「分からんけど30分以上はかかるよ〜」

すると唯衣ちゃんがこちらにゆっくり歩いてくる。

「え〜.....長ない?」
「しゃあないやん」
「そうやけど....ちょうど今構ってもらおうとしてたのに.....」
「今日1日中アニメ観るんやなかったん」
「そうやけど....○○不足なの〜.....」
「はいはいあと5分で始まるから、それまでここおいで」
「ヤッタ!」

ダッシュで僕が座ってる上に飛び乗ってくる。

「あぁ〜落ち着く....やっぱりここやな.....」
「唯衣ちゃんいつの間に髪の毛可愛くしたん?」
「え?さっき」
「なんで?」
「○○が可愛いって言ってくれるかなって」
「可愛い」
「っしゃ」
「反応が可愛くない」
「なんなん笑笑  どんなんがいいの?」
「なんかもっとこう....照れるとか?」
「照れる?笑  唯衣が?笑  ありえん笑笑」
「最初の頃みたいに照れてよ」
「だから!!あれは唯衣がおかしかっただけ!!」
「そんなことないよ可愛かったのに....」
「今は.....?」
「今も可愛い」
「っしゃ」
「だから笑」
「笑笑」
「別にいいけどね」
「いいよ照れてあげても」
「なんか嫌やなその言い方」
「可愛いって言って」
「可愛い」
「そ....そんなことないもんっ👀 パチパチ」
「顔がうるさい」
「うるさいとか言うな」
「はいもういい?」
「良くない」
「ミーティング始まっちゃうよ」
「このままやったらいいやん」
「なんでなん笑  誰?ってなるやろ」
「無理。もう接着剤でくっつけたから」
「いらんいらんそういうの」
「全身に接着剤付けてきたから」
「汚っ」
「ねぇ笑  汚いって言わんで笑」
「笑笑」
「も〜.....早く終わらせてよ」
「出来たらね」
「絶対」
「......絶対」

そう約束するとリビングに戻っていった。

「無理だけどね〜」

ダッダッダッダッ

「うっ」
「絶っっっっ対離れてやらんからな!!!」
「ごめんって笑  頑張るから笑」

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