スマホは置いて話しましょう
【櫻の魔法 〜スマホは置いて話しましょう〜「石森璃花」】
「ねぇ○○?」
「ん?」
スマホを置いて璃花の方を見る。
「.....ふふっ笑」
「なに?笑」
「なんでもない笑」
「なんだよ笑」
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「.....ねぇ○○?」
「ん〜?」
スマホを置いて璃花の方を見る。
「ふふっ笑」
「なんなの?笑」
「私ね、○○くんの大好きな所また発見しちゃった笑」
「どこ?」
「.....ふふっ笑 待って、やっぱり恥ずかしいかも笑」
「気になるじゃん笑」
「あのね.....笑」
「うん」
「.....え〜...やっぱり恥ずかしいかも~笑」
「なんなの笑笑」
両手で顔を隠しながら話す璃花。
「.....私が○○くんの事呼ぶじゃん?」
「うん」
「そしたら絶対スマホ置くじゃん?」
「うん」
「なんか...私の事大好きじゃ~ん...ってなった.....笑」
「あぁこれ?笑笑」
「うん...可愛いなって.....笑」
「なんか恥ずかしいじゃん、やめてよ笑」
「ごめん...そういうとこ好きだよって伝えたくて.....笑」
「あっつ.....笑」
「ねぇ顔赤いよ笑」
「いや、璃花も赤いから笑」
「うそ!?」
「可愛い」
「あ、違うよ。さっきメイクしたからだよ」
「すっぴんでも可愛いから分かんなかった」
「もう...ばか.....笑」
腕を軽く撫でられる。
たぶん本人的には叩いてるつもりだけど、優しさが勝ってしまってる。
「てかチーク変えたんだ」
「え!?分かるの?」
「オレンジ系からピンク系に変えたでしょ」
「正解...です.....」
「なんで敬語」
「今からクイズしようと思ってたのにー!」
「あちゃ」
「え...よくわかったね.....」
「いつもより幼いなと思って」
「.....見すぎだよ」
また顔を隠す。
「なにそれ可愛いんだけど」
「やめて.....笑」
「ほら可愛いお顔見せてよ」
「やだやだ」
「あ、あんなところに僕」
「え、どこ?」
「なんでだよ笑笑」
「笑笑」
「璃花、可愛いよ〜」
「似合ってる.....?」
「うん似合ってる」
「.....嬉しい笑」
「耳真っ赤っかだよ笑笑」
「○○くんのせい!」
「ほんと可愛いね笑」
ピーピーピー
音のする方を同時に見て、同時に目を合わせる。
「.....」
「.....」
「ふっ笑 ご飯が炊けました.....笑笑」
「お風呂?笑」
「あ!ご飯にする?お風呂にする?それとも~」
「璃花に決まってる」
「きゃ〜笑」
美味しくいただきました。