麗奈ちゃんの優しさ
【櫻の魔法 〜聞いて聞いて〜「小田倉麗奈」】
「どーん!!」
ソファでのんびりしてたら麗奈が飛び込んできた。
「うっ」
「重いとか言ったら殺すからね🙂」
「....重い」
「ばかばかばかばか!!!」ポコポコ
「何?も〜」
「勉強疲れたから構ってもらいたくて」
「お疲れ様」
「ねえねえそれ何してんの?」
「これ?これスライムをひたすら強くするやつ」
「へ〜面白い?」
「全然」
「全然?笑」
「うん笑 麗奈待ってる間暇だからやってるだけ」
「えー!待ってたの?」
「あ、いや大丈夫だよネトフリとか観てるから」
「ごめんね〜ぎゅ〜してあげるおいで!」
「.....」
「ちゃんと待てて偉いね〜よしよし」
「.....」
「今日のお勉強もう終わっちゃおうかなぁ」
「いいの?」
「○○可哀想すぎて🥺」
「いやいや笑 いいよいつものことだから笑」
「え〜.....ごめんね〜」
「そうだ聞いてよ今日さバイト先でおじいちゃんからアイス貰ったんだよね」
「すごいじゃん」
「『いつもありがとね〜』って」
「さすが私の大好きな人だね!」
「あとね帰りに麗奈に似たキャラのガチャがあったからやってみたら1発で出たんだ〜」
「どれ〜?」
「.....これ」
「ねこ!」
「笑った時の顔が似てて可愛いなって」
「それって私が可愛いってこと?」
「うんかあいいねぇ」
「あいあと」(ありがと)
「麗奈は?今日大学どうだった?」
「ん〜.....あ!今日○○の話した!」
「どんな?」
「パートナーの事聞かれて○○のこと話したらみんな会いたいって!」
「恥ずかしいな.....笑」
「ちょっと」
「なに?」
「今鼻の下伸ばしたでしょ」
「いやいや!」
「見てたから」
「誤解だって!」
「へ〜私が居ながら他の子に鼻の下伸ばしちゃうんだ〜」
「麗奈に褒められたから嬉しいだけ!!」
「知ってるよ〜」ギュー
「く....苦しい」
「あぁあああ充電完了」
「え....」
「あ、寂しかった?」
「いや」
「寂しかったんだ〜寂しいっていいなよほらぁ〜」
「早く勉強しな」
「ここでやろっかな〜」
「1人じゃなきゃ集中できないんじゃないの?」
「○○が寂しそうだから」
「....もうそれでいいや」
「ツンデレさんだね!」