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璃花ちゃんが意外とグイグイ来て困る

【櫻の魔法 〜忘れ物〜「石森璃花」】
「あ〜お疲れ〜」

部活の休憩中。

「おつかれ」
「休憩?」
「いや、サボり」
「サボっちゃダメだよ〜」
「石森もだろ」
「私はちょっとしんどくなっただけだもん」
「じゃあ俺もそういう事で」
「さっき男子変なことしてたでしょ〜」
「どれ?」
「裸ではしゃいでたやつ」
「見るなよ変態」
「そっちが裸で走り回ってたんでしょー!😠」
「暑いんだからしょうがないだろ」
「視界に入る身にもなりなさい」
「.....石森って以外とむっつりだったりして笑」
「サイテー......」
「あれそういえば飲み物は?」
「今日忘れちゃったんだよね〜....」
「まじ?」
「うん、まぁ水道水飲んでるからいいんだけど」
「アクエリ、口付けてないの一本あるけど飲む?」
「いいの?」
「うん、ちょっと待ってて」

そう言って彼は颯爽と駆けてった。

「ごめん」
「なに?」
「アイツらに飲まれてた....」
「えぇ!?笑」
「無かったわ.....笑」
「そっかぁ.....笑」
「あの....さ.....」
「ん?」
「俺が飲んでるのでもいいならまだあるけど」
「逆にいいの?」
「え?別に俺は....」
「.....いただきます」
「うん.....」
「.....ん、ありがと」
「.....暑いな」
「.....そうだね」
「.....そろそろ戻るわ」
「飲まないの?それ」
「え」
「飲んでから行った方がいいんじゃない?倒れちゃうよ?」
「な.....」
「いらないなら欲しいなぁ....なんて」
「い、要るに決まってんだろ!」
「大事だもんね?....水分補給🙂」
「そうだよ.....水分補給大事......」
「今度ちゃんとお返しするね」
「別にいらねーよ!」
「頑張ってね〜👋」
「👋」

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