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とある都会の理系女子医学生
現在、キャンパス近くのカフェで課題を片付け中です。
こんな若手医学生の恋愛話に誰が興味を持つんだろうと思っていましたが、ノートの記事の反響を見ると、どうやら恋愛や学生生活について興味を持つ方が多いようですね。ちょっとリクエストにお応えして、私の経験を振り返りながらお話ししようと思います。少し長くなるかもしれませんが、お付き合いいただけたら嬉しいです。
私は地方出身で、進学校を経て都会の医学部に進学しました。中高一貫校で女子校だったので、男性と接する機会はほとんどありませんでした。いわゆる「合コン」なんて未知の世界でしたし、そもそも恋愛にはあまり興味が持てなかったんです。部活動や勉強に集中するタイプで、周りからも「生真面目」と言われることが多かったですね。
そんな私が初めて恋愛らしいものを経験したのは大学1年生の頃です。同じグループ実習に参加していた男子学生が、やけに優しく接してくれて、気づけば一緒にご飯に行くようになりました。彼は地方出身で私と同じように恋愛に不慣れなタイプ。お互いにぎこちなく、でも新鮮で楽しい時間を過ごしました。でも、恋愛初心者同士だったからか、一線を越えることはありませんでしたね。その後、彼が他のグループの女子学生と親しくなり、自然消滅のような形で終わりました。
正直、その頃の私は恋愛にそこまで真剣ではなく、傷つくこともなく次のステップへ進みました。2年生になり、大学の研究サークルに入ったことで、新たな出会いがありました。先輩と後輩の関係だった彼とは、気づけば自然と付き合うことになりました。でも、正直に言うと、私は彼を「好き」だったというより、彼に「好かれる」ことで自分の存在価値を確認していたのかもしれません。
そんな関係は2年ほど続きましたが、私が4年生になる頃に終わりました。卒業後の進路や将来を考え始めると、恋愛にかける時間がもったいなく思えたのです。それでも、その経験があったからこそ、人とつながることの大切さや、心の柔軟さを学ぶことができました。
その後、私は自分のペースで学生生活を送りました。臨床実習が始まり、国家試験の準備が加速する中、恋愛はすっかり頭の片隅に追いやられていました。でも、ふとした瞬間に、1年生の頃の初恋の相手のことを思い出すことがあります。彼はどうしているんだろう、なんて考えたり。
こうして振り返ると、私の学生生活も決して「キラキラ」したものではありませんでしたが、それでもかけがえのない経験が詰まっていたと思います。今度は卒業後のインターンシップ中の話もしてみたいですね。