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Gにまつわる話
先日、事務所にいたら社長兄が凄い勢いで入って来た。
部屋にゴキブリが出たらしい。
ただでさえパニックなのに、
しかも3匹同時に飛んだと。
3匹同時によ?www
失礼ながら想像したら堪えられず、腹を抱えてゲラゲラ笑ってしまった。
ちなみにゴキブリは高いとこから下に行く時に飛ぶらしい。
だから床にいる時は飛ばないんだって。
本当かしら。
そう言えば昔、住んでたマンションの下が居酒屋だったせいか、料理もしない私の部屋にも出没したことがありました。
テレビを観ていたらサササ…と。
視界に入ったもんだから、横目でチラ見し、殺すまでもないと判断。
吸ってた煙草の煙で部屋の隅の方に追い払った。
するとどうでしょう!!
深夜、仰向けに寝ていた私の額を右から左に横断したではありませんか!!!
あの時私は、次遭遇することがあったら迷わずあの世に送ろうと心に決めた。
そして5年後、その時はやって来た。
今度の居住地はスラム駅前、ピザ屋の上である。
(またしても下が飲食店!!!
学習能力!!!)
仕事の後にデートの予定があった私は、職場を出ると急いで電車に乗った。
彼が仕事を終えるまではまだ時間がある。
帰って着替えてから行こうと前々から決めていた。
帰宅し部屋のドアを開ける。
すると、玄関にやつはいた。
私は瞬時にあの時を思い出した。
私は玄関に出してあったヒールを手に取ると力任せにやつに振りおろした。
そしてそのヒールを玄関にぶん投げて何事もなかったかのように部屋に入った。
片付けるのは後でいいや、と。
バッグを置いて、とりあえずキッチンで一服。
その後しばらくして、
あ、そうだ…あいつを始末せねば…と玄関に向かった私の目にとんでもないものが飛び込んで来た。
私がぶっ叩いたはずのあいつは最後の力を振り絞り、変な色の液体を引き摺りながら20センチ程移動していた。
そしてなんと、私がこの後デートに履いていく予定だったヒールの中で息絶えていたのだ。
私は震えた。
まさかゴキブリごときにこんな仕返しをされるとは…。
しばらく放心状態だったものの我にに返り、やむなくヒールごと葬った。
いやいや、いくら私でもさすがに履かないよ。
そして最後にやつが這った跡を掃除し、代わりのものを履いて出ました。
殺生はいけないけど、共存は出来ないよね〜。
あ、でも今は人の手により誕生した、ペット用の綺麗な色のゴキブリがいるんだってさ。
興味湧いたら『世界のゴキブリ』で検索してみてね。
ちなみにオーストラリアで見たゴキブリは、日本のゴキブリの倍くらいの長さだったよ。
ではまた。