ロッテルダム日帰り旅行
オランダにきて、しばらく北部のフローニンゲンにいましたが、先日思い切ってロッテルダムに行ってきました。
ロッテルダムは第二次世界大戦でナチスドイツの爆撃による壊滅的な被害を受けたため、オランダの他の都市とは異なって現代的な建物が多い街でした。 玄関口のロッテルダム中央駅からはじまり、キューブハウス、マルクトハルトなど、モダンな建物がたくさんありました。残念ながらコロナの関係でキューブハウスなどは見学はできず。
【キューブハウス】「都市の屋根のように暮らす」というコンセプトで作られた家。
機能主義建築の傑作ともされるファン・ネレ工場(世界遺産)や、ユーロポートと称されるロッテルダム港などもあり、これは戻ってくる必要があるなぁと思いました。オランダならではの建物とはまた違う、モダンな一面を体感することができました。
【マルクトハル】ロッテルダムを拠点に世界で活躍する建築家集団MVRDVによって設計された、市のランドマーク的な建物。
ちなみに、私の通っているプログラムの由来にもなった15-16世紀の人文主義者エラスムスはロッテルダム出身とのことで聖ローレンス教会の前には銅像がありました。30歳頃から欧州各国を渡り歩き、見聞を深めた知識人ということで、彼の名前を冠したエラスムス橋というのもあります。
現在は「Eurovision」というヨーロッパのコンテストがロッテルダムで開催されてて、街中もデコレーションされていました!
Eurovisionは、欧州放送連合(EBU)加盟放送局によって開催される、毎年恒例の音楽コンテスト。各国代表の歌い手から、優勝者が決まります。ヨーロッパ以外では知名度は低いのですが(私も知らなかった・・・)、こちらではかなり盛り上がるイベントとのこと。65回を数える歴史の中では、優勝者の中にはなんとABBAも!(Waterlooを歌って受賞)
ちなみに、ヨーロッパと冠しながらも2015年からオーストラリアがちゃっかり参加してたり、年によってはモロッコやロシア、アゼルバイジャンなど、大陸をまたがって参加してるようです。
前年度の優勝国で開催が約束されるということで、2019年に優勝したオランダにて2020年に開催予定だったのですがコロナのために延期。今年はかなり人数を絞って、事前のPCR検査を経た人が観覧できているとのこと。コロナがなければ欧州から人が集まり、もっと盛り上がっていたのだろうなと思うと残念ですが、それでも開催できて、ひとつひとつ前に向かっているなと感じます。
22日(土)が決勝戦!NPOというオランダのTV局のホームページから見られるので気になる方はぜひ♥