神様のカルテ3
『神様のカルテ』/夏川草介
『神様のカルテ』シリーズ。
これは信州のとある病院が舞台の、内科医栗原一止の物語。
医者6年目に突入した栗原先生。
地域医療を支える本庄病院は相変わらずの激務。
アル中患者や膵癌疑いのお爺さんなど、様々な人々がやってくる中、新しい消化器内科医、小幡先生が助っ人としてやってくる。
ところがこの女医さんは一癖もふた癖もあり、栗原先生に少なからぬ影響を及ぼしてーー
覚悟を知り、
自分の医師としての姿に疑問を持ち、
そして、より良い医者となるために決心する。
そんな栗原先生の心の動きが痛いほど感じられました。正直後半心が痛くなってしまった…笑
もうほんとこんな展開なるとは!という感じ。
もちろん夏川さんらしい軽妙で小気味良い描写や展開は見事なもので読んでて愉しかったです。
医学生的にはかなり胸打たれるストーリーでした…
夏川さんは自身がお医者さんだそうで、院内や疾患の描写が精密だしリアル。
すごく楽しめました🤲
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