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岡山 人形峠 2024.11

紅葉の旅。見頃である蒜山を中心に、東西に山の中を巡ってきました。天気がぐずついていたのでいい写真は取れませんでしたが、紅葉の中のドライブ楽しかったです!

神庭の滝

日本の滝百選に選ばれた名瀑。落差110mあり中国地方随一のスケールで、紅葉も相まって美しい姿を見ることができました。大阪大の人間科学部により野生の猿の観察実験が行われているということで、園内にはたくさんのニホンザルがいました。野生の猿で飼育されているわけではないので、檻や柵はなく遊歩道上を自由に活動してます。ちっちゃい赤ちゃんもいたり鳴いてる奴がいたり。特に人間を怖がることもないけど、人間に襲いかかることもないみたいです。面白いです。滝を見に行ったのに、猿の印象が強い🐒

荘厳な滝
玉垂の滝
ニホンザル🐒
約170匹も居るそうです

ハンザキセンター

湯原温泉にあるハンザキセンターへ。ハンザキとはオオサンショウウオのことですが、半分に裂いても再生するという言い伝えから着いたそうです。湯原でハンザキの研究が行われ生態や分布が解明されたということで、ハンザキ研究の発祥地でもあるそうです。生きた化石でもあるらしく。両生類なので幼生ではエラ呼吸、成体では肺呼吸らしい。

山車
オオサンショウウオ
はんざき大明神
人喰いハンザキを退治したら村に災いが降りかかるようになったので、たたりを抑えるためにハンザキを祀った神社
ハンザキ〜 口の中に頭突っ込める

かがみの近代美術館

若くしてなくなった無名の作家たちの作品が展示されている。初個展を開く直前に事故でなくなった方や戦死された方、自死を選んだ方など。失われた時間に思いを馳せる場所、なのかなぁ🤔 いつ死ぬとも分からない人生だから今を大切にと言うことなのかもしれない。

建物自体も江戸時代に建てられた立派な二階建ての茅葺き屋根の商家の家。太い梁や大黒柱が立派です。囲炉裏もあって、炭を炊いてくれました。

備前焼の作品も多い。
囲炉裏
魚の部分は自在鉤と言うらしい
床の間に梁が当たる珍しい造り👀

妖精の森 ガラス美術館

ウランガラスの美術館。ウランは紫外光が当たると蛍光を発するので、うっすらと緑に発光して見えます。
人形峠では、日本で初めてウラン鉱が発見され、研究も盛んに行われてきました。そんなウランに馴染みのあるこの土地で、ウランガラスの工房、美術館が開かれているということのようです。
館内にはたくさんのガラス作品や調度品が展示されていて、ブラックライトで照らしながら見ることが出来ます。
紫外光が当たらなくても色がついててかわいいし、太陽光でもほんのり緑がかるのがよりかわいい。お土産に1つグラスを購入しました。

紫外光を当てると緑に発光する
エミール・ガレの花器
紫外光が無いとうっすら黄色い感じ
妖精の森ガラス(人形峠のウラン鉱を使用したウランガラス)の作品展示
生物みたいでかわいい
ガラスで折り鶴!?!?

人形峠 アトムサイエンス館

高清水トレイルにある科学館。
寂れているように見えて、中は結構展示が充実していました。
花崗岩と堆積岩の間に自然濃縮されたウランが溜まってウラン鉱が生成されていくそうです。人形峠にはJAEAの研究施設があり、ウラン濃縮の方法や、燃料のリサイクル方法、原子力施設の除染解体実演なども行われているそうですね。

JAXAの展示ではスペースデブリについて説明されていました。デブリがたくさん地球の周りを回っていること自体は知っていましたが、デブリを常に監視して、衝突の可能性がある場合は運用中の人工衛星の軌道を調整しているということは初めて知りました。 そしてデブリを観測している施設というのが、なんと先日訪れた美星天文台にあるそうです。👀
現在ではスペースデブリを除去する方法を模索している最中らしいです。

美星天文台にあったこのドーム状の観測機が、デブリの軌道を監視しているらしいです。
人形が囮となって化け物を倒してくれた事に由来して人形峠と呼ばれるそうです。
たまたまバスが通り、放射線検知器の電源を切り忘れていたせいで偶然見つかったそうです。
フラッシュで光る📸
水に溶けたウランが炭に吸着されて濃縮されていくそうです。
リンカイウラン石、紫外光で蛍光します

さじアストロパーク

もはや岡山超えて鳥取ですが、たまたま目に入ったので訪れました。プラネタリウムを見に。
流星電波観測というものを初めて知りました。
昼夜を問わず流星を観測でき、かつ天候にも左右されないという、流星観測においては非常に有効で重要な観測方法らしいです。

また太陽フレアや黒点など、写真は見た事がありましたが、あれは可視光ではなくHα線で観察しているということに驚きました。可視光じゃないんだ。そういうことをクイズを通して知ることが出来て楽しかったです!

プラネタリウムでは今夜の夜空を解説してもらいました。秋の四辺形から、ペガスス座、アンドロメダ座、くじら座、カシオペア座なんかの話を聞きました。メソポタミア人の想像力はすごいね。。

館内ではクイズイベントをしていて、全問正解でバッジをもらいました🙆‍♀️なんとさじアストロパークには、天体望遠鏡付きのコテージに泊まることができるそうで、ぜひ泊まりに行きたい…✨

キラットちゃん。かわいい。
103cm反射望遠鏡
プラネタリウムの進歩、フィルムやフロッピーだった時代の設備。かっこい〜
アルテミス計画
鉄隕石にのみ見られる筋状の模様
ウィドマンシュテッテン構造

そのほか

宿のご飯、全部おいしかった
ひらめ(あまご) 炭火焼うまし
恩原湖(もちろん停車中)
佐治ダム
若干の紅葉
湯原ダム
紅葉

怒涛の1年でした。残りもあとひと月。あとはどこに行こうかな?
勝山街並保存地区気になる。
おわり

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りここ
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