顔色が悪いと言われて初めて自分の体に目を向けたり
声の稼働日。半年ぶりに行った現場は懐かしい顔と初めましての顔が混在。春の発表会に向けてこれからしばらくお手伝いに行く。五十数名の皆さん、私より年上で5.6年前から存じ上げている。久しぶりにお会いすると、さすがに歳を取られたなあと、外見から内面が心配になったりもする方もちらほら。でもまあ、私もそれなりに歳を取ったと思われているだろう。「ほら、老眼鏡なんか2年前には使ってなかったわよね」なんて。
自分に求められているものってなんだろうなと考える。「先生先生」と慕ってくれる人もいれば、「ま、この人はお手伝いだし二番手よね」と軽んじていそうな人もいる。偉い先生を絶対的に信じ、二番手を疑って見るような、そんな瞬間の表情が気に掛かる。
というのもまあ、私が勝手に期待して勝手にガッカリしているだけかもしれない。第一、全方向に愛想を振り撒く人ばかりの集団だったら気持ちが悪いな。
とにかく疲れているらしい。会場に着くなり「顔色悪いですね」と言われて、ああそういえば駅から歩いて来るのがしんどかったなー、電車の中も寝てたなー、疲れてたからなんだな、なんて改めて気づいた。
家に帰れば娘の、4種の漢方を煎じていた土瓶を倒してぶちまけてしまい、しかも土瓶も割ってしまうという大失態。
やけどしなかったからいいか。