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定点動画で魅せる、また一つ違った側面ー櫻坂46「自業自得」Dance Practice動画解禁 毎日note #59 特集の金曜日 2024年6月28日付
昨日も書いたとおり、INIと櫻坂の、もはや仁義なき戦いになりつつあるバトルは一体どこに落としどころを見つけるのか。
勝負には勝ちたいに決まっているが、勝った後に残るものが「勝ったという満足感」だけだと虚しい。だから私は、一歩引いたところから見ているというのもあるが、何度も言うとおり私は超がつく負けず嫌いなので、一進一退の攻防が結構しんどかったりする。
そんな中。
櫻坂46「自業自得」ダンプラ動画、解禁。
櫻坂に限らず、グループアイドルのパフォーマンスというのは見方が複数ああって、自分の楽しめる見方を選択すればよい。
もちろん、推しメンだけをひたすら追い続ける、という見方も存在するし、MVや歌番組でのパフォーマンスだと映っていないときにどういう動きをしているかわからない。そういう方々にとっても、定点で見せ続けるダンプラ動画は秀逸である。推しメンが複数いる人にとっては、何度も再生して違う推しメンを追える。
一方で、全体としてのパフォーマンスの型を観る、という欲求もあって、特に櫻坂の場合は随所に全体としての動きを意識していると感じられる場合も多いので、それはLIVEでのパフォーマンスか、このダンプラ動画で確認することになる。
櫻坂の場合、と述べたけれど、実はそれは欅坂の時代からずっとこだわり続けてきたと思われる表現の賜物であって、もちろん作品を追うごとにレベルはアップしていると素人の私でさえ感じる。
楽曲を構成しているメンバーが少しずつ変化していながら、その全体の揃い方、さらにそれを裏から支えているのは当然ながら一人一人のスキルアップであり、でも以前から続くグループとしての太い芯はしっかりと感じさせるという、そういう意味で、全体を定点で見せるダンプラ動画の人気が高いのは頷ける。
LIVEを生で観たい、という感情の源泉がどこかと考えたときに、推しメンを生で観たい、会場でのメンバーとファンの一体感の中にいたい、等あるとは思うけれど、もう一つ大きいのは「普段観られないメンバーの動きをこの目で観てみたい」というのもきっとあるんだろうと思う。そうなると、ペンラがどうとか、コールがどうとかというのと相反する動きになってしまうので、そのあたりの折り合いが難しいというか、まあ自分の思いのままに楽しめばいいのがLIVEだとは思うけれど。
ダンスのことについては専門性は全く持ち合わせていないので、もう全て感覚である。感覚100%で述べるとすると…
全員が、主役。
誰一人無駄な動きがない。それでいて、一人一人の動きが、全体としての見せ方になったとき、その効果が何倍にも何十倍にもなって見ているこちら側に訴えかけてくる。
誰がどう、という話ではなく。
全体として。
一人一人の強さが束になってかかってくる感じ。
これが櫻坂のセールスポイントであり、外に向けてぜひ紹介したい強さである。
櫻坂に新しく興味を持っていただいた人には、もちろんMVや歌番組で、メンバー個人の強さも知ってもらいたいけれど、どちらかと言うとまずはこの全体の強さで全体を好きになってほしい、というのが個人的な願望。
その後メンバーの人となりを知ってもらった方が、その魅力をずっと心の中に留めておけるのではないかと。そんな気もする。
それとよく言われているように、本当にフォーメーションというか、ポジションというものが関係なく見える。
ポジション移動が激しいので、それこそこのメンバーこのときこの場所にいたの?というのも頻繁にあった。
例えば
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サビ前の振り付けのときには、後列端のポジションのはずの村井優が、2列目でポーズを決める。これは代表的なものであって、先に発表されていたポジションからの移動の中で配置されたもの。固定ではなく、流動である。
それで言うと
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サビ終わりのこの振り付け、山﨑天のいる場所は完全に裏センターの位置。
かつては土生瑞穂の定位置だった場所だが、いろんな意味で彼女を受け継いでいるのが天ちゃんであると認識できる。
それにこの部分など、MVではそれまでずっと座っていたセンターの山下瞳月が立ち上がる場面で、どちらかというと寄りの画だったために全体としてはこういう構図になっていたのかととても強く感じることができた。
ダンプラの趣旨とは外れるが、山下瞳月については、この動画を観たときこんなことを感じた。
名前さえ出せなかった合宿のときに受け取ったゼッケンを身につけて、グループのセンターで躍動するこの日までの物語を思う#櫻坂46 #山下瞳月 pic.twitter.com/sSotXNZvCw
— 🌸🎨🧢🏦 川 島 雅 隆 ◢͟│⁴⁶ 🌳🐴🗒☀️ (@hiroty0526) June 28, 2024
推しメンにしたきっかけは、同郷出身だから、ということ以上に、実はおもてなし会でのスピーチだった。
あれだけの圧倒的な才能と雰囲気とスキルを持ちながら、自信が持てないというあの姿は、かつての誰かを彷彿とさせる。それだけに気になって仕方なかった。
そんな彼女が、表題曲のセンターになった。
一体自分ではそんな現状をどう見ているのだろう。
6月末日にして、6月最後の有料noteで、山下瞳月について徹底的に書こうと思います。
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