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主人公よ後悔するなー「桜月」センターにおける守屋麗奈が本当は感じていそうなこと〜守屋麗奈生誕祭2025

本日1月2日は、守屋麗奈生誕祭である。

彼女の生誕祭というと、どうしても「桜月」との関連を書きたくなってしまうのだけれど、今年もその衝動に駆られている。


基本的に「桜月」という楽曲が心を捉えて離さない、というのがあるのだけれど、あの曲の美しきメロディラインの中に感じる寂寞感、それもそこはかとなく、というレベルではなく、結構強めの寂寞感の正体が知りたかった。

歌詞としては、地元を離れて東京に向かうという決意を彼女に聞かされた「僕」が、本当は一緒にいてほしいという気持ちを押し殺して、そんな彼女の後押しをしようとする。しかしそもそもの本心は真逆なので、そこに葛藤が生まれる。

この自己矛盾が形となったのが、この曲のメロディライン、この寂寞感の正体かもしれないなとは思う。

でも、上記ツイートにも書いたとおり、守屋麗奈は知っていると思うのだ。
自分の本心を隠して一体何が残るのか。
そこに何が生まれるのか。


度々話題にすることではあるけれど、守屋麗奈を始めとする坂道研修生は、約一年間人目にさらされることもなく、ただひたすらレッスンの日々だった。
そのまま坂道グループのどこかに配属になるかどうかさえ約束されていない状況でのレッスンに、よく心折れずに残ってくれたと思う。

そんな彼女を支えたものはたくさんあるだろうけど、自分に嘘をついて事態が好転することなど一つもないことは間違いなく知っているはずなのだ。

大好きだから。
心から大切にしたい人だからこそ、自分の感情に蓋をしてでも送り出してあげたい。もちろんそれは嘘ではない。嘘は違う部分にある。

それは、物分かりのいい彼氏を演じている部分である。

心の底の本音を、このまま伝えずに東京に行かせてしまっていいのか。


いつもこの曲を観るとき、守屋麗奈はそんな主人公に語りかけている気がして仕方ないのだ。

ー本当にそれでいいの?
本当は一緒にいてほしいんじゃないの?
自分に嘘ついちゃダメだよ
きっと後悔するよー

それは、アイドルになりたいという自らの気持ちに嘘をつかず、過酷だった日々から逃げずに今のポジションに立つことになった守屋麗奈だからこそ問いかけられる言葉たちである。

もちろんそれらは私の妄想ではあるけれど、「桜月」の主人公の葛藤は間違いなく彼女の中にあって、おそらくこの曲が初めて彼女の元に来てからの期間を考えると、今や骨身に染みてその葛藤が理解できていることは間違いない。

守屋麗奈ならば、どうするか。

可憐な見た目でありながら、その実、中身はとても熱くて。
本当は元々キャラに悩んでいて、ファンと一緒に方向性となる今のキャラを見つけて。
その笑顔と存在感で、バラエティ番組に斬り込んで行って十分すぎるくらいの足跡を残して他のメンバーに繋ぐ。


これをちゃんと言葉にすることで、自らの方へ運命を引き寄せることができる、ということも知っている。
その運命をちゃんと形にした人でもある。

そんな彼女だからこそ、「桜月」の主人公の葛藤を救ってあげられるのではないだろうか。

いつの日か。


守屋麗奈さん、25歳のお誕生日おめでとうございます。


春になると、風に吹かれて舞い上がる桜を見ては
あなたを思い出します。


厳しい冬を乗り越えれば
今年もそんな季節がやってきます。




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川島 雅隆(かわしま まさたか)
noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。