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#欅坂46結成9周年ー私たちの心の中に棲んでくれてありがとう 毎日note EX 2024年8月21日付

私たちは、決して強くなくて。
強がって見せて生きることは難しくないけれど、それで本物の強さを手に入れられることなど決してないわけで。

強く生きないといけないのに、それができなくてもどかしくて、何もかも投げ出したくなってしまうくらい追い詰められる。

今思えば、そんなときに一人で立ち直ることができたら、それは本物の強さなのかもしれないけれど、それができる人はほとんどいない。


支えになる存在は、心強い。

その人は、本当の強さを知っていて。

もちろん、自分が生きていく中で自分と闘い、自分なりの答えを出し、或いは出せずにいる苦しさも知り、それでも前を向いて進んでいくという決断をしたからこそそこにいる。
その人は何かアドバイスをくれるわけでもなく、私たちを見つめるわけでもなく、視線を下に落としながらもじっとそばにいてくれる。

何かをアドバイスするなんて野暮だ。
たとえ状況が全く同じでも、差し伸べた手が仇となることがある。
その人はそれも知っている。

だから、黙って寄り添ってくれる。

それだけ。

でもそれだけが、こんなにも温かい。

こちらの気持ちを、わかるとも、わからないとも言ってくれない。

ただ、そばにいる。

それだけなのに、どれだけ温かいことか。



理不尽に叩かれることの辛さも知っている。
世の中の全てに敵意を向けたくなる想いもあった。
自分の中で納得できないことは、したくない。

でも、それをしなければ、社会の枠の中で生きられない。


生き辛さ。


〝辛いことばかりじゃないよ。
楽しいこともたくさんある。
辛くても、笑っていれば嬉しいこと楽しいことはきっとやって来る〟

そう言って励ましてくれる人もいる。
それはそれでありがたい。
もちろん感謝している。

でも。

そんな言葉が空々しく感じられて仕方ないところまで、追い詰められることもある。




子どもが、未成年が、生き辛い世の中だってのは、確かにそうだ。
彼らを見てると、本当にそう思う。
大人はわかってくれないと嘆く彼らに
私は心の中で悔いながらも
大人だって器用に生きられる世の中でなく、もがきながら前に進もうとしている気持ちは、一体どこにぶつければいいんだろうと募る思いもある。

そんなときに、寄り添ってくれてありがとう。

きっと誰でもいいわけではなかった。
その傷を知る人でなければ、説得力はなかった。


前を向けたのは、あなたがいたからだ。


その存在は、永遠に消えない。
ずっとずっと心の中に生き続けるものだ。
他の誰でもない
あなたでなければダメなんだ。


大地に張ったその根は、大樹となった。
その大樹は、風雪にさらされ、傷つき、しなり、枝は折れたこともあった。
でも、それがどうした。
芯さえ強ければ、後はどうにでもなる。

たとえ別の樹木の花を咲かそうとも
芯さえ強ければ。


他人を惹きつける心からの笑顔は
その痛み苦しみ傷の深さを知ればこそ



9周年おめでとう。

私も生きていくうえで、誰かに寄り添えるくらいの人になって

この世に生きた証を残したいと思っています。



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川島 雅隆(かわしま まさたか)
noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。