ここ一両日で起きていた出来事を中心にー櫻坂WONDERLIVET・MTV EMA結果を受けて 毎日note neo EX 2024年11月11日付
川島です。
先週は半分以上休養に充てたので、体調の方は80〜90%は回復したと思います。
いろいろご心配いただいた皆様もいらっしゃいまして、本当にありがとうございました。
で、そんな中、櫻坂は韓国に行き、一泊二日ですでに帰国しているようです。到着の様子があんなだったことが影響しているのかどうかわかりませんが、帰国時の映像は、予定されていたものの結局配信されることはなく。
この辺りにも妙な何かを感じてしまいますが。
昨日はこのWONDERLIVETのLIVEセトリに「Start over!」が入っていたことで、少しTLが荒れていました。
参加したメンバーが10th表題選抜+村井優であり、スタオバを披露するということは、必然的に三期生が入ることになります。一期生二期生全員、というのがスタオバのオリジナルメンバーなので、帯同していない一期生二期生メンバーを推している人から不満の声が上がった、というところですね。
よく感じていることではあるし、確か以前ここでも書いた気がするんですが、個人を推すか、グループを推すか、どちらの熱量が高いかによって応援のスタンスって全然変わってくると思っているんですよ。
スタオバは確かに一期二期全員曲ではあります。
ただこれから卒業生が少しずつ出てくれば、スタオバを披露する人数も必然的に減っていきます。
例えば国内のフェス等で、メンバー全員がそこにいる場面でありながら、他の一期生二期生を入れずに三期生を入れたらそりゃ確かにおかしいだろ、という声が上がるのはわかります。
でも、今回は明らかにIWTC選抜であり、海外組なので人数が絞られているならば三期生が入らないと披露することすらできなかったはずなのです。
そういうと、それなら初めから全員連れていけor連れていけないならスタオバをセトリに入れるな、という声が上がるのでしょう。
全員連れて行くのが可能ならたぶんそうしていたでしょうし、できないとしたら事情があったと考えるのが普通です。だったらセトリから外せ論ですが…
もし、海外フェスでセトリ組んでみてと言われたとしたら、私でもスタオバ入れますよ。
昨年も海外フェスで披露されていたこの曲ですが、日本よりも海外で櫻坂の名刺代わりにする曲と言われたら、真っ先にこの曲を挙げます。
前回海外での披露のときは、今回と違い一期二期が向かっていて三期が国内で留守番、みたいな感じだったのでこういう「論争」は起きませんでしたが、いずれにしても、個人的に海外披露ならこの曲は外せません。
まぁそうは言っても。
私は新二期生に寄っているスタンスもちゃんとあるので、お気持ちはわからなくもないんですよ。
なかなか表題選抜に入れないメンバーを推している皆様にとって、スタオバが特別な曲だということももちろん理解しています。
そのことをしっかりと理解した上で。
それでも今回のスタオバ披露を私は支持します。
メンバー個人に寄せていけば気持ちも当然わかるんですが、私は根底にグループ箱推しという大きな流れがありまして。
グループの名前を売っていく、となった場合に、あの曲を捨てるという選択肢はどうしても取れない。
ましてこれから、一期生二期生で今後卒業生が出てきたときに、スタオバの披露機会がやってきたらどうするのか。
オリメンが少ないから披露するな、という話になるのか。
それがたとえ、グループの武器を失うことになったとしても、披露できるメンバーが揃わないなら披露するな、というご主張なのか。
私はやはり、それは違うだろうと申し上げるしかありません。
推しメンのために声をお上げになっているのはとてもよくわかるんですが、その上げた声が果たして本当に推しメンのためになっているのか。推しメンがそれで喜ぶのか、というご視点も必要なのではないかと思っています。
昨日のスペースでも申し上げたんですが、乃木坂はやはりエース級のメンバーが揃っているので、ということもあるかもしれませんけど、「個推し>箱推し」の方が多いイメージ。
だから選抜発表のたびに、荒れる言葉を目にすることが多い気がします。
櫻坂や日向坂でも少しその傾向が出てきた気はしますが、まぁ少々は選抜の副産物でもあるので仕方ないところはあるでしょう。
でも、個推しに熱くなりすぎてしまったが故に、グループを貶めるような言動行動になることだけは、看過できません。
それこそ、その推しメンが最も嫌うことかもしれない。そう思いませんか。
「スタオバやるならうちの推しメンを連れていけ!」と叫ぶよりも、「うちの推しメンは⚪︎⚪︎が素晴らしい!」という発言をしている投稿の方が目につきます。それが浸透すれば、将来につながるかもしれない。
前者が目についたとして、「ああ、そうかじゃあ次は連れて行ってやろう」という将来につながるとは、正直あまり思えません。
まぁ、かといって、荒れているTLというイメージを持たれるのがイヤだ、とも私は思いません。櫻坂はいつも荒れている、というイメージがイヤだということなのだと思いますが、そんなもんじゃないのかなとは思います。意見だって多様なんだから。逆にこれくらいで済んでいることの方が素晴らしいと思います。他界隈ではもっと凄まじいところもたくさんあると聞きます。
気持ちはもちろんわかるので、そういう想いすら発するな!という空気になる方が危険かもしれない。
「いつも荒れているというイメージを持つ人」というのは、結局例の「主語を大きくして語る人」じゃないかと私は思っています。「Buddiesはこのときこんなことを言った」とか、ほんの小さなことを、とんでもなく大きくして話す人。加えて、いい話を拡散したりはしません。いずれにせよアンチの発想です。アンチの発想なんて、何やってもアンチになるので放っておくしかない。
だから気持ちはぶつけても全然構わないと思うし、それに対する反論もそうなると自由になるので、余計に荒れているように見えるかもしれませんが、言葉の強さには気をつけたいなぁとは思います。
まして、三期生その他のメンバーに向けた誹謗中傷は論外です。話になりません。
「ポジションを奪われた」って書いてた人もちらっと見ましたが、それはあまりに失礼だなと。オリメンにも失礼だし、代わって入ってくれたメンバーにも失礼ですよそれは。
アニラでそうなってたら話は変わってきますが、メンバーが限られているならどうしようもない。
私個人の結論としては。
楽曲を後世にまで残していく、グループにとって何が大切かという観点がちゃんとあるのなら、誰々が入っていない云々という考え方にならないのではないか、ということです。
櫻坂というグループのために、と頑張っているメンバーの意思を、私は尊重したいと思っています。
スタオバのオリメンも櫻坂ですが、そこにいない三期生も櫻坂ですから。
そして今日になって。
MTV EMAのBest Asia Actの結果も出ました。
勝利したグループのみが公表されるようで、票数とか票差とかその辺りが全くわからないのですが、櫻坂は1位になることができなかったということです。
まずはですね。
Buddies以外で投票にご協力いただいた各界隈の皆様に、厚く厚く御礼申し上げます。
どこかで恩返しできることがありましたら、協力は惜しみません。
そのうえで。
世界を相手に戦うということについての熱量が、正直低かったようにずっと感じていました。
少なくとも、昨年AAAでの投票のような熱はそんなに感じなかった。
原因はもちろんあって。
AAAとは違い、途中経過が全くわからなかったこと。ライバルグループとの差がどれくらいで、今どのあたりのポジションにいるのかが見えにくく、投票のモチベーションが上がらなかったのではないかと推測します。
あと、これは正直なところなのですが。
最近櫻坂といえば投票、のように言われる向きも確かにあって。
そのことに対する慢心が、Buddiesの側になかったかどうか。
油断がなかったかどうか。
そもそものファンの母数の桁が違うんです。
普通に投票してても、勝てると考える方がおかしいお相手さんばかりでした。
いくら日本で1位をとった、投票で有名になったとはいえ、世界的アーティストとそのファンに挑むにはまだあまりに意識が低かったと言わざるをえません。
TLというのは、自分が興味を持っているもの、自分と同意見のものが次々と表示されている、という傾向があるので、いわゆるエコーチェンバー現象が起きている可能性が高いんですが、本人がそのことに気づかず、世界は自分と同意見の人で溢れている!というような錯覚に陥るかもしれません。
今回の話で言うと、次から次へと櫻坂に投票したという投稿が流れてきていたため「これだけ投票があれば勝てるだろう」という油断につながってはいなかったか、ということです。
それだけフラットに考える、というのが難しい周辺環境にいるのです。
意外と見過ごされがちなのですが、もちろん仕方ない部分もあるとはいえ、必要な視点かと。
エコーチェンバーに関しては、どこかで話題にしようと思っていたんですが、図らずもこの場面で出てしまったのではないかなぁという気はしています。
少なくとも個人的には、熱量を感じにくかった。
でもだからと言って、投票しなかったという皆様を責めているわけではないのでそこは誤解していただきたくないのですが。
自分が投票したいと思ってするのはよし
それを人に勧めるのもよし
でも最後は、どうするかを自分で決める
投票とはそういうものであって、エンタメでもポリティカルなものでもそれは同じだと思っています。
自分の意思で決めないと。
確かに熱量、という意味ではあのときほどではなかったとは思います。
ただそれでも、たとえエコーチェンバーがかかっていたとはいえ、投票している皆様、投票を呼びかけている皆様は本当に素晴らしかった!
これは素直に敬意を表したいと思います。
そして、このことこそ必ず次につながる。
見ていると、「次」があるかどうかわからない戦いだった、と仰っている方も一定数いらしゃいますが、根拠などありませんが、私は「次」があると思っています。総数がわからないものの、相当な数に上ったのは確かなので、きっとこれが次に何かを生み出すのは間違いないと言い切れます。
勝負の世界。
勝つこともあれば、負けることもあるのが常です。
そして、勝つばかりでは得られないこともあります。
負けて、失敗して、という事実から何かを学べるのです。
欅坂も櫻坂も、決して勝ち続けてきたグループではない。
否、負けて失敗して、というのを繰り返してきて今ここにいるんじゃないですか。
負けた後に、じゃあ次はどうすればいいのか、それを考えて、体現して、そして叶えてきた、その結果として勝利を手にしてきた、そんなプロセスを踏むに値するグループだからこそ応援している方も多いのではないでしょうか。
世界がそう簡単に勝たせてくれるわけがありません。
日本で勝てるようになった、アジアでもいい勝負ができるようになった、それはまだまだ通過点なのです。
これだけのグループとファンなのです。
そのことに気づいて前を向いて進むことができれば、「次」はきっとあります。
また今日から、着実に歩を。