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バグベア×櫻坂46三期生という奇蹟の掛け算はどういう解を生み出すのかー櫻坂46「引きこもる時間はない」MV解禁 毎日note #56 フリーな火曜日 2024年6月25日付

タイトルが長すぎるので、MV解禁とだけ記したものの、本日6月25日は平手友梨奈生誕祭であったり、櫻坂9thシングルフラゲ日であったり、昨日の櫻坂に関する情報、CDTV「自業自得」フルサイズ披露であったり、三期生ライブ決定であったり、9th楽曲歌唱メンバー発表であったり、或いはすでにシングル売上集計が始まっているとのことなのでそのことに関する情報戦であったり、Twitterのタイムラインが種々雑多な情報で入り組むという混線状態になっている。
と見せかけて、これを「活気付く」と読む笑

発売日前後はこれがまさに醍醐味であるからして…
いやーこういう情報の波は本当に大歓迎。

いろんなことを書くとそれこそ話がとっ散らかるので、ここではMVについて。

音源が先に配信される、というのは表題曲やBACKS曲と全く同じなのだが、そのときから話題になっていたのが、あのバグベアさんの作曲である、ということ。

バグベアさんというと、もう私たちの中では欅坂楽曲の代表のような方々である。
おそらく私のnote をお読みにお越しになる方の多くは、そのお名前だけで反応なさるのではないかと思うくらい。

ひらがなけやき時代の「未熟な怒り」「抱きしめてやる」もバグベアさんの作曲だった。

そんなバグベアさんの楽曲を櫻坂に、というのは結構前から待ち望んでいたことではあった。
「SWITCH」の秋元康氏インタビューにみるまでもなく、楽曲はコンペが行われているもようで、しかも作曲者の名前などが考慮されることはほぼないように見える。作家は全員フラットの状態で楽曲が選ばれる。もちろんその方がありがたい。
それはわかっていても、バグベア作曲というクレジットを見るだけでアガってしまう。それこそ理屈よりも感情で生きた結果。

そしてこの曲、誰が歌うのか。

三期生曲ではないかということが囁かれ、解禁が近づいてくるとそれは暗黙の了解として一体誰がセンターなのか、ということに話題が移っていた。


6/24 21:00 JST


見事なまでの三期生曲だった。


そしてまずは…


向井純葉センター!!!!!

ここでも何度も述べているとおりではあるけれど、向井純葉はあれだけ天真爛漫に見えるキャラでありながら、実直でとても自分としっかり向き合える人である。なおかつ、他人への配慮や慈愛も忘れない、愛される要素しかない人である。

三期生合宿に参加できなかったとき。他の三期生より遅れをとったのは事実だった。でもそのハンデを、合宿後にはおそらく見えないところでの自主練でカバーした。合宿に参加したメンバーと遜色のないところまで仕上げた。あまり触れられないけれど、これは本当に凄まじい努力の賜物である。
もちろん、合宿云々の出遅れは、スタートダッシュには確かに響いた。けれどその後の露出や実力、そして何よりファンを大切にするその姿勢がたくさんの人に評価され、相当な人気メンになった。

彼女をしっかり見ていると、わかること。
本当に、愚痴を言っている暇があるなら自分を高める努力を愚直にすること。地味で目立たないけれど、これができる人が本当の意味での目標の実現に近づけること。
それを、その生きる姿勢で示したのが向井純葉である。


いとはのストーリー。
そしてそんな彼女のセンターなら、大丈夫。



一方で。

欅坂の楽曲の象徴のようなバグベアさんと、そんな欅坂の楽曲を知らずに加入している櫻坂三期生が融合すれば、一体何が生まれるのか。

三期生の中には、欅坂時代からのガチファンだったメンバーもいれば、欅坂46というグループのことをよく知らないまま加入してきたメンバーもいる。どちらがいいとか悪いとか、もちろんそういう話でもなく、いずれにしても欅坂からの歴史を受け継いでいく、引き継いでいくそういう存在であることは間違いないところである。

「静寂の暴力」で、とてつもない無の世界を作り出し
「マモリビト」で、そんな欅坂からの歴史を守っていくと高らかに宣言し
新参者で、その証として「語るなら未来を…」を披露した三期生。

ここまでくれば、バグベア楽曲との融合はもはや宿命である。


歌詞。

そこにいるのかいないのか?
気配を消しているけれど
もがき苦しんでる君を
僕はずっと知っている
Woh 昨日と違うこと Ah Ah
Woh 始める理由がないよ
気持ちは痛いほどわかるさ Woh Oh Oh
昔の自分もそうだったんだ
だから言いたい 反発されても 君のために
引きこもる時間はないんだ
すぐ大人になってしまう
自分から鍵を開けろ!
Ho Ho Ho Woh
引きこもる時間はないんだ
希望が待っているのに
そのドア閉めたままで 拒絶するのか?
まだ見ぬ世界を…

「引きこもる時間はない」作詞:秋元康

2番の歌詞も含めて、主人公は「僕」ではあるけれど、欅坂の「僕」ではない。いや、厳密に言うと「昔の自分もそうだったんだ」と言っているので、成長した欅坂の「僕」という見方が正しいかもしれない。

これがまさに、櫻坂が描く欅坂の世界。
バグベアさんの欅坂の世界観を踏襲しながらも、実は一歩離れたところから見ている櫻坂の主人公。時が経てば、あの世界はどう見えるのか。そして、ある意味客観的に欅坂を見ることができる立場の三期生は、自分の中に欅坂46という存在をどう落とし込んでいくか。

欅坂が全盛期にのときには、グループにいない。
欅坂が活終後にグループに入るということは、そういう難しさまで問われている。
でも彼女たちの眼差しを見ていると、その答えはとっくに出ているんだろうと思う。なんなら、その答えを持ったままこの楽曲に向き合い、MVに携わったのだろうと心から思える。

そして、それができることが、三期生の強さであると。



私のような、欅坂から櫻坂を一本の線としてのつながりを大事にして応援する身としては、この融合は本当に嬉しいし、ここまでの道のりも大切にしてもらえて、さらに未来まで感じられる思い入れの強い一曲となった気がする。

そして、また。

この楽曲のプレミア公開後、三期生ライブ決定の特報が流れた。

実は日向坂四期生武道館決定報を取り上げたとき、やはり櫻坂三期生にも何か動きが欲しい、という声が出ていたことは知っていて、昨日のnoteでも本当は「隣の芝生は気にしない」ということを書こうと思っていたのだが、このライブ報が出て書くのをやめた。

ということで、ここで繋がってくる。

バグベアさんの、欅坂を彷彿とさせ、それでいて未来に繋がる櫻坂をしっかりと表現してくれた三期生が、今自分たちのいる場所から見せる単独ライブ。場所は欅坂櫻坂の聖地でもある代々木第一体育館。

日向坂四期の、ひらがな時代の躍進の原点である日本武道館。


そこから出てくる、一つの解とはなんだろう。

どちらも、間違いなくグループと自分たちにとって未来を語るライブにしてくれるはず。
でもそれは、原点を忘れないが故にできることだと思っている。
過去を切り捨てて、未来を構築していくことに意味は為さない。
そして、彼女たちはきっとそんなことはしない。

この二つのライブが終わった流れで、日向坂四期はひなたフェスに向かうことになるし、櫻坂三期は4thアニラの準備に入ることになる。



さあ、何を見せてくる。

現在地にいる自分たちで、最高のものを見せてほしい。

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川島 雅隆(かわしま まさたか)
noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。