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この曲の主人公の中に存在する、愛すべき三つの「矛盾」ー櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」歌詞考察

Z世代なんて言葉は 誰かが作ったマーケティング
私は私だ Yeah Yeah Yeah

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

主人公は、知識もあるし、頭も冴えている。
不安定な自分の立ち位置をわかっていながら、それでいて自分を見失わない。
誰かにカテゴライズされるのは嫌いで、自らのアイデンティティはしっかり確立されている。
そしてそんな中でも、自分はやりたいようにやるという。

これって、まさしく…



2月5日、櫻坂11thシングル「UDAGAWA GENERATION」MVが解禁された。音源解禁から少し間があったのは何か事情があったのかもしれないけれど、それはそれとして、歌詞の世界観と相当な乖離を見せているようで、実は根底で繋がっているのではないかと思わせる部分もあった。
MVはMVで語りたいことはあるけれど、その前にまずは歌詞の世界を心ゆくまで堪能したい。


歌詞に入る前に、UDAGAWAの謎に迫る。

やはりこれは、この後の歌詞にも関わることではあるけれど、渋谷区の町域である宇田川町を指す、と考えるのが最もしっくりくる。


上記サイトから確認していただけるとおわかりかと思うけれど、私たちが「渋谷」と聞いてイメージするものがこの町域の中に多くある。
そして、渋谷と聞くと、どうしても私たち歴の長い人間は反応せざるを得ないのだ。


私が東京に行ったとき、できる限り立ち寄るようにしてる渋谷。
理由はシンプルで、欅坂46から入った私にとっては、全てにとって始まりの地だからだ。
欅坂はもちろん、改名後のグループ名である櫻坂46を、最初に発表したのも渋谷だった。

つまり、どちらのグループにとっても始まりの地。

本当は、渋谷に居を構えてしまえばこれ以上ないくらいの「聖地巡礼」、いや、巡礼どころか住人になってしまうわけだが、流石に夢物語。


もちろん今回の曲の場合、UDAGAWAだけでは何を指すか明確ではない。ただこれから行う歌詞分析をするとそれとしか考えられないのである。

渋谷区宇田川町。


ここからは、そうだと仮定して話を進める。
であれば、この曲は、渋谷という地名を一切出さずに、その渋谷を根城とする世代を主人公にした曲。

面白いと思うのは、生まれながらの渋谷っ子ではなく、そんな渋谷に憧れて移ってきた主人公が闊歩する渋谷が舞台であること。



何で?何で?何で?
意味不明 どうしてここにいちゃいけないの?
今宵はFull moon ビルに目隠しされて
手探りで歩く人混みよ

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

私たちの世代から見ての渋谷というのは、それこそ流行の発信地であり、全国の若者からしても憧れの場所であり、特別感のある場所でもある、という認識を持っている人が多そうだ。

曲の歌詞全編に言えることだけど、そんな渋谷がどうも最近窮屈になってきているのか。
自由の象徴だったと思っていた場所がそうではなくなってきた、という感じを受けるのか。

私なんかは、年齢だけは重ねてきたけれど、中身は20代のままのような厄介な人間なので笑、自由を求めたい気持ちは本当によくわかる。その一方で年齢は彼らから見れば完全に「大人」なので、その大人の論理もわかると言えばわかる。
もちろん、それが彼らのことを心から考えてのことかどうかは別として。

「管理」をしたいのではないかなと。

管理をするためには規制が必要。ルールが必要。そしてそういった規制やルールは、間違いなく自由と対極にあるもので、当然彼らにとっては窮屈にはなる。

渋谷でそういうことが起きているとしても、不思議ではないかもしれない。


いいじゃん いいじゃん いいじゃん
何をしたって・・・傷ついたって・・・
好きに生きたい
ホントの年齢より 大人に見えるように
Make me up! Yeah Yeah Yeah

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

櫻坂は常に攻め続けていて、守りに入ることを知らない。いや知らなくていいんだけど、人間でもグループでも、ある程度歴史を重ねてくると変に守りに入るというのが生き物の本能のような部分がある中で、傷ついても好きに生きることを選びたいというのは攻め以外の何物でもない。
そしてそんな姿勢がいい。

例えば私たち世代で櫻坂を推している皆様って、意外と多くいらっしゃるんだけど、みなさんどこか攻めの姿勢を忘れていないというか。
意識が変に守りに入って凝り固まっていると、櫻坂の攻めの姿勢が疎ましく見えてしまうような気もしている。それが悪い、と言いたいわけではなく、生きる姿勢の違いからくるギャップかなと。

それは個人的感想笑

そして、「ホントの年齢より大人に見えるように Make me up」という歌詞は、制服をコインロッカーに預けて駅のトイレで着替えてしまう、まさしくこの曲を思い出す。

渋谷に集まる世代のイメージとして、実際にそうかどうかは別として、実年齢より上に見られたい、背伸びしている世代が中心にいるように思える。
背伸び、というのは、早く大人になりたい、という意味ももちろんある一方で、変身願望というか、いつもの自分ではない自分になりたい、という広義な部分も含んでいると捉えることもできる。
そのあたり、この曲との地続きを感じるし、そうだとするとやはり、渋谷ではないけれど、けやき坂を曲がったところにあるさくら坂、という感じもする。


こんなバカをできるのも
若さのせいにできるまで
イリーガルって その線踏まずに・・・
ギリギリがいい 刺激的な日々
どっちに転ぶか?
どこまで行くのか?

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

若気の至りで、ローティーンの時代には少しヤンチャしていた私からすると、このギリギリを愉しむという、今考えれば非常に危険な「遊び」の刺激はよくわかる。
結構な劇薬だ。

日常生活があまりに退屈で。
学校行って、部活やって、日によっては塾に通って、で、帰る。
その日々の繰り返し。
その中で少し外れたことをしようとすると、叱られる。
心配、他人の迷惑、というお題目の下で管理される。

退屈に窮屈が乗っかる。

押さえつければ、反動も大きくなる。

刺激を求めるなら、普段できないことがしたい。
でも親に面倒かけるのもイヤだから、法律に触れて警察の世話にはなりたくない____


この主人公の子、結構賢いし、知識もある。
illegalって言葉知ってるし、そのillegalの線を踏まずに愉しむためには、何をしたら違法になるかを知ってなきゃいけない。で、たぶん知ってるんだろう。

実際は、ふとしたハプニングで線を超えることだってあるかもしれない。で、そうなったときの逃げ方もちゃんとわかってるぽいところがミソだ。

もう一つ言えば、彼らが最も忌み嫌うのは、私のような「あなたたちのことはなんとなく理解できるよ」風に言いながら近寄ってくる大人だと思う笑
虫唾が走るほど鬱陶しいだろうな笑


Unknown Unknown
誰かのマイルストーン
変わらないって最高じゃない?
いついつまでも遊んでいたいよ
だって・・・ずっと・・・
他に何があるのか?
未来・・・
We are UDAGAWA GENERATION

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

マイルストーン。つまり、道標。

今の渋谷を根城にする世代が7年くらい前に何歳だったかは人にもよるが、欅坂46全盛時代はそのあたり。その頃にハイティーンだった人にとってのまさにマイルストーンだった可能性がある。

ついでに言えば、渋谷が土着でない人にとっての渋谷はまさに欅坂が象徴的であり憧憬的な存在であったのではないかと。
自由であり、自分のやりたいことができる、場所。
マイルストーンは、変わらない。
でもその場所の持つ意味が変わっていこうとする刹那に身を置く主人公の頭をよぎるのが、「大人」に繰り返し耳に入れられた、将来を考えて動けの言葉。

未来。

でもその、未来という言葉に、歌詞には「・・・」がついている。

未来のことなんて、考えなきゃいけないの?
未来のこと考えたら、やりたいことできなくない?
好きに生きられなくない?
我慢しなきゃいけないこと多すぎない?
それを求めるのって、本当に私たちのため…?
大人が管理しやすくするために求めてるだけじゃないの…?

でもこのまま時が経てば、自分だって歳をとる。
そのことは、この賢い主人公は理解している。はず。
だからこそその葛藤に揺れている。

変わりゆく渋谷と同じように、自分も変わらないといけないのか…
でも…

そんな主人公の、心の機微。


普通に歳取るその都度Boring
やりたいこととか何にもNothing
ああしろこうしろ言われたくない
流されて行けばどこかに着く
Z世代なんて言葉は
誰かが作ったマーケティング
私は私だ Yeah Yeah Yeah

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

私個人としては、この曲の2番の歌詞がとても好きというか、刺さるんだけど、肯定的な感情とともに、理性の部分では矛盾しているようにも感じる。

そしてその矛盾こそが愛せるのだ。


やはりこの主人公、自分が好きに生きている間に歳をとっていくことに感じるものはある。
例えば10代の女性であるならば、これもイメージだけど誕生日が来れば手放しに喜んでいる人も多そうだし、それは一つ年齢を重ねたことに対する喜びにあるだろうけど、みんなから祝ってもらえる、そのときに満たされる承認欲求がドーパミンを放出させているのかもしれない。

ただ歳を重ねると、だんだんそうもいかなくなる。

だからこの主人公、Z世代とは言っても10代ではなく20代だろうか。

時は流れる。年は重ねる。でもやりたいことがあるわけではない。
好きに生きたいと1番で歌いながら、実はやりたいことがない。これがひとつめの「矛盾」。

上から指図されるのは好きではない。
このあたりなどまさに欅坂の主人公である「僕」に繋がる部分でもある。
面倒なことも嫌いで、主体的に動くよりは、何かに流されて行ったとしてもそれなりに生きていける。やりたいことがないからそういう発想も当然ではある。

にもかかわらず、Z世代なんて言葉でカテゴライズされるのもイヤで、流されて生きることを肯定しつつ「私は私だ」と自分をしっかり持っているんだと宣言する、このくだり。
ここがふたつめの「矛盾」。

ただ、この「矛盾」こそ、欅坂から櫻坂へと地続きに流れているものの、まさに核ではないかと私は考えている。
誰しもこの世代を経験し、大小個人差あれど似たような感情を持って生きていた人が多いのではないかと。
欅坂46は特に10代のその感情にスポットライトを当てて、その象徴として渋谷という場所を選んだように感じている。
そして櫻坂も前述のとおり、そんな渋谷で改名を発表し、渋谷で誕生したグループ。底に流れているものは当然共通する。

矛盾があっていい。

葛藤なんて感情は、矛盾が生み出す産物だ。
人生綺麗事では確かに生きて行けない。
なぜなら、一つだけの「正解」なんてないからだ。
いろんな正解がある分、それらの正解がぶつかるなんてことはザラだ。
中には180度違う「正解」もある。
だとしたら、矛盾が起きるのは自然だ。


ここで騒ぐことすら 今じゃできなくなりました
ハロウィンなんかもうどうでもいい
浄化作戦 追い出されてしまう
あの娘はWelcome 私はNG?

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

ハロウィンに浄化作戦と聞いてふと思い出したのが、昨年のハロウィン前日のニュース。

ハロウィンのためにハチ公像が封鎖、というのがこのニュースのポイントだとは思うのだけど、実は注目したいのはここで。

区では今月から条例の改正により、渋谷駅周辺での夜間の路上飲酒が年間を通じて禁止されています。

その条例の何がどう改正されたかという細かいことはわからないが、夜間の路上飲酒だけでなく他のことも諸々禁止されたような気がする。
とすると、これはハロウィンに引っ掛けた渋谷の浄化作戦かもしれない。

普段から渋谷を根城にしている主人公たちにとっては、傍迷惑極まりない話で。
ハロウィンなんかどうでもいい、というより、ハロウィンのせいでうちらが窮屈になってるじゃん、って思っているかもしれない。
しかもイリーガルの線を踏まず、と言っているので、条例ができたらそれに従う他はなく。

そして、個人的なポイントはその次の言葉。

「あの娘はWelcome 私はNG?」

好きなことをして生きていきたいはずなのに、その渋谷が規制で窮屈になった途端、自分は自分でいるはずの主人公が、他人と比べるようになった。
入れる人と、入れない人。
歓迎される人と、拒絶される人。
私はもしかして歓迎されていない?
この街にいるな、と言われている?

そんなことって…


I wanna go!  I wanna go!
生まれた街じゃないけど
シャッター閉められ 拒否されちゃったら
ずっとこのまま しゃがんでいたいよ
だから・・・全然・・・
夢なんか見たくない
何も・・・
We are UDAGAWA GENERATION

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

主人公は、渋谷で生まれたわけではない。
この後の歌詞にも繋がるけれど、遠くから見て憧れていた街だった。
実際その場所に来て、その場所を拠点にして。
最初は、憧れていたとおりの場所だった。
自由があった。
やりたいことができた。
楽しくて仕方なかった。

でも、もうそんな場所ではないのかもしれない。
私は、もしかしたら拒絶されているのかもしれない。
私を拒絶することが、この街の浄化なのかもしれない。

でも、そうだとしても。

私はこの場所を離れたくない______


秋元康の歌詞にはいろんな特徴があるけれど、「夢」という言葉を多用するところもそのひとつだと思ったりする。

「夢なんか見たくない」

そうか…夢か。

主人公のように、好きなことをして生きていこうとする人の、夢ってなんだろう。
しかもその夢すら見たくない、というのは。


ただただ歩いているだけなのにさ
嫌でも目に付く いいこと悪いこと
常識と非常識
食い違う青春
What are we to do?
What do you wanna be?  What do you wanna be?

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

ホント賢いなと思う。
賢い、というか、感受性が豊かと言った方がいいか。
いいことと悪いこと。
常識と非常識。
きっと線引きにこだわるに違いない。illegalの境界線を気にしているこの子のことだから。

でもいずれにしても、その線はどこかの誰かが引いたもの。
いいことって、何にとっていいことで
悪いことって、何にとって悪いこと?
法律?
じゃあその法律は一体何のためにあるの?
常識って誰が決めたもので、それに当てはまらないものが非常識って誰が決める?そのどこの誰が決めたかわからない線引きに、なぜうちらが従わないといけない?

ただ一つ言えることは、その線引きを享受できた子だけが、この場所で生きていける。受け入れられる。
うちらのように疑問を持ってしまった者は、弾かれる…

食い違う青春_____


Unknown Unknown
うちらのランドマーク
離れた街で憧れて来た
終電気にしない 住人みたいに
いつか・・・きっと
何か見つかると思う

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

私が、愛してやまない落ちサビ、キタ笑

「うちらのランドマーク」
「離れた場所で憧れて来た」

東京からは程遠い福岡出身の森田ひかるが真ん中で歌う、この歌詞。

主人公はどれくらい離れた場所出身かわからないけれど、その場所からずっと渋谷を見つめて憧れて来た。
そしてその渋谷のランドマーク。

仮に、渋谷の建物を指しているのではないとすると
そして、この主人公を森田ひかるに重ね合わせるとすると
存在としてのランドマークはやはり…


欅坂46。


歌詞考察にMVを混ぜるのは良くないと分かっていながら、ここだけは答え合わせをしておきたい。

この歌詞の場面で一瞬入る欅ポーズがその答え


「終電気にしない住人みたいに」
「みたいに」という直喩が示すとおりで、この子は渋谷に居を構えていない。
でも、終夜ここにいることで、何かが見つかると思っている。
思っていたい。

だから離れられない。


I wanna go!  I wanna go!
呪文のような独り言
世界で唯一 退屈じゃない街
疲れた朝陽 何度見ただろう
そんな・・・こんな・・・
自由とは愚かかい?
You know!  I know!
何も期待してない
Forever
We are UDAGAWA GENERATION

櫻坂46「UDAGAWA GENERATION」

2番の初めで、歳を重ねることはboringと言っておきながら、街そのものは退屈しないと言う。求める刺激と提供されるものがやはり合致しているのか。
だから、今日も朝を迎える。
でもその朝陽は疲れている。
朝陽が疲れているのか、それを見る自分が疲れているのか。

もし自分が疲れているとしたら、その原因は何?

ここまでこだわって求める自由って何なのか、その正体が自分でわからないのかもしれない。
求めても求めてもその正体に辿り着くことができない。

だから、自由を求めることは愚かなのか。


そして最後の「何も期待してない」という、まるで「制服の人魚」にも繋がっていくようなセリフ。
自由を追い求めながら、誰にも指図されたくないし、好きに生きていたいと望んでいるのに、何も期待していない。

これが三つめの「矛盾」。

ただ。
ただね。

彼女はたぶんこの全ての矛盾に気づいてもいるだろうし、なんならそれが私だと受け入れようともしている気がするんだな。
そんな矛盾を孕んだまま、この街で生きていくんだ、みたいな。

だから、愛すべき「矛盾」なんだよね。





総じて言えるのではないかと思うこととして。
主人公は間違いなく渋谷を愛している。
でもその渋谷が、少なくとも自分が愛した姿ではなくなって来ている。
そんな現在の渋谷を、渋谷とは呼びたくない。

だから、SHIBUYAという言葉ではなく、UDAGAWAという言葉を用いる。

渋谷を愛した人間なのに
変わりゆく渋谷に拒絶されてしまった世代だと
渋谷という言葉を使う権利すらないのかと
そういうネガティブな意味と同時に、私は希望も見出していて。

渋谷が変わったのなら、それはそっちに任せてさ!
うちらが今までの渋谷を引き継いでいくよ!
渋谷って名前なんか、そっちにあげてもいいから!

名前なんかどうでもいいじゃん!

そこに息づくマイルストーンが、ランドマークがちゃんとあれば、名前が変わったって生き残っていけるじゃん!
暗渠として流れる宇田川みたいにさ!

…なんて笑


そんなふうに考えてあげることが、この曲をあそこまで明るく歌い上げる彼女たちとの一致点なのかもなと。


そして、そう考えれば。
改名して、そのグループの色も雰囲気も変わったものの、軸は全くブレずにここまで来て、なんなら大きく発展させた彼女たちが明るく歌い上げるに相応しい楽曲なのかもしれない、と思える。

これぞまさしく、渋谷という円に接する二つのグループの、接弦定理。

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川島 雅隆(かわしま まさたか)
noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。