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節目の0番を託せるのは、あなただ!ー櫻坂46 鬼難易度10thセンター予想のいくつかのパターン 毎日note neo #20 特集の金曜日 2024年9月20日付

図らずも今週の櫻坂は、10thが発表されたことと、それに纏わることのみが話題となる10thウィークとなっている。

本当は、日向坂46「絶対的第六感」の発売週でもあるので、そちらももちろん盛り上げたい気持ちはある。
ただしそれは別機会に移すとして…

昨日は10th選抜メンバーの予想。

何の縛りもなく予想したら雲を掴むような話になるので、敢えて私がいちばん忌み嫌う、ビジネスライク100%のミーグリ売上指標で予想した。

…いや、それでも私情は入ったけど笑


で、今回はセンター予想。これが本当に難しい。
難しいというより、何となく誰がセンターになっても心から納得できる気がするのがまたスゴい。
この「心から」というのがポイント。

本当に納得はできるのだ。ふさわしくない、という人がいない。

だから、この人がセンターならどんな「色」が出せるのか、出てくるのか、その辺りを追求してみたい。


…と、その前に、今公開されているこのティザーのメロディラインと曲の雰囲気だけは確認しておかなくては。

そして、記されていた文言。

これらが、歌詞なのかどうかもまだわからない。
ただ、歌詞だと仮定して。
いつぞやの「僕」が姿を現した。

この「僕」を、今のグループの最も前面で、誰がどう表現するのか。
そこを軸に考えてみたい。

そして。

これは、どんな道を進み、どんな坂を駆け上がるための曲なのか。

誰に何を届けるための曲なのか。




1.山下瞳月

「自業自得」、本当にお疲れ様。

いつかはセンター、というのがこんなに早くやって来た、しかもそこに異論があまり見当たらなかったというのが、彼女の凄まじさを如実に表しているし、あったとしてもそのパフォーマンスで黙らせた、というのが本当のところかもしれない。

ただそこが圧倒的だった分、かかる期待も大きくなるのが必定で。

坂道をずっと追ってきた彼女が、そのグループの一つに加入してセンターとなる。センターだけがスゴい、というのはもちろん違うけれど、背負うものが段違いに大きい、ということだけは間違いがなく。

そして何より大きいのは、それを一度経験した、経験値に刻み込まれたという事実である。
しかも、成功の部類に入った。

一人のメンバーに期待をかけ続けるのがそうよろしくないことだと、このグループを見続けてきた人なら誰でも知っている。まして、運営がそのことを知らないはずはない。

ただそれを知ってでも、彼女に賭けたくなる。
その気持ちは、わかる。

普段は明るく振る舞いながらも、夜になると不安で暗闇に一人いるのが怖い。
明日が来てくれるのかどうかわからない。

そんな想いに囚われる「僕」を、彼女ならどう表現するのだろうか。


2.藤吉夏鈴

演技仕事が少し落ち着いたのか、もう既に次の世界線で動いているのか、それはこちらには全くわからないけれど。

「Start over!」発売からもう1年と3ヶ月ほどか。

藤吉夏鈴の次なる展開が、このグループの中で還元されてもおかしくない時期だとみる。

現在の彼女が持つ、他のメンバーにない強みというのは、圧倒的に演技の外仕事を経験した、という点にある。

ということは、自分という存在以外の人間に、自分を同化させてきた経験が人一倍である、ということを示している。

もちろん、欅坂二期生という難しい立場と、櫻坂二期生というグループの前面で戦ってきた経験も加味されて。

この曲の、今、表に出てきている雰囲気だけで言うのなら、その存在は欅坂時代の「僕」に近い鬱屈したものを感じる。
だとすれば、あの改名を経て、人と関わることの楽しさを知った櫻坂の藤吉夏鈴がその主人公を演じたら一体どうなるのか。

見てみたくないですか。

私は見てみたい。



3.田村保乃

運命の巡り合わせか、偶然か。
櫻坂であれだけの人気を誇っている田村保乃の表題センター曲が、「流れ弾」一曲なのはどうも解せない。

もちろん「流れ弾」そのものは、欅坂の色も強くありつつ、今の櫻坂につながる色を大きく打ち出したという意味でとても節目の曲であった。
ただそれだけに、あの曲が田村保乃センターというのは、誤解を恐れずに言うなら驚愕でもあった。

もちろん、田村保乃のイメージでいけば、そりゃドローンやずと春の方が圧倒的に近いし、合っている。

ただ…でも、そうか、とふと足を止めて思う。

アイドルは、確かにイメージは大切かもしれない。
でもそのイメージどおりのものを提供し続けるだけで、そこから何かに発展するのかと言われると…

ギャップという言葉だけで済ませたくはないのだけれど。
やはり自分の中に強く残っているのは、2021年櫻坂1stTOUR、その「流れ弾」をモチーフとしたムービーが流れ、実際に田村保乃のピストルパフォーマンスがあってからの「流れ弾」披露というあの流れ。今でもたまに思い出すことがあるくらい、記憶の中にこびりついている。

彼女だって二期生として、辛酸甘苦を味わってきたメンバーとして、私たちに、いやもっと広く世間に訴えられるものを強く持っている。

今この瞬間にも、一人の部屋で苦しんでいる人が、どこかにいる。
そんな人に、一つの希望となる光を届けてあげることができるのは、彼女のような存在なのかもしれない。

ただの明るさだけでもなければ、並みの慈愛でもない。
心から相手を慈しむために、自分を曝け出すものが、そんな人たちを救ってくれるのかもしれない。

10thの、節目。
ここらあたりで、ひとつ…
3rd以来の、表題センター曲を。

櫻坂として、何を訴えるか明確にするためにも。



4.大園玲


タイトルも何も載せない推しメンの、現時点で最新のブログが、結構好きだ。

特に彼女の場合、ずっとここに書かれているようなことは伝わってきてて。
当たり前のことなどないんだという想いは、忘れずにしないといけないという、その気持ちに襟を正させられるわけで。

大園玲がセンターを務めた唯一の曲「Cool」。
今でもツアーのセトリに組み込んでもらえるくらいの評価をされているのはとてもありがたいし、もちろんそれも当たり前ではない。

でも彼女の持つそんな真摯な心は、櫻坂のある一つの側面として、メンバー個々はもとより、想像だけど誰もが持つ面でもあると思うのだ。

欅坂が櫻坂に生まれ変わった時点で、物事に当たり前など存在しない、ということはメンバーはもとより、私たちにもそのDNAに深く刻み込まれた気がする。

10th。

推しメンだから、という理由以上に。

そんな当然という言葉を否定できる彼女に、誕生そのものが当然じゃなかったこのグループの節目のセンターをやってもらいたいという想い。

このブログからも、何か一つの覚悟のようなものを感じた。



5.村井優

意外、ということでいうのであれば、村井優センター曲というのがこの世に未だ存在しない、というのは、個人的には意外中の意外だ。

普段の彼女を見ていると、本当に真っ直ぐ育ってきたことがわかる。家族の皆様をはじめ、周囲から実に大切にされてきたんだろうなと。だからこそのあのリアクションであり、人を傷つけるなどということからは無縁の世界で生きている、そんな純粋培養。
でもいったんダンスになると、逆に人生のありとあらゆる感情を経験してきたかのような動きを見せ、そこにあるのは彼女の感情というよりも、本能の部分で動いているのではないかと思わせるようなスキルの数々。

加えて、どうしても彼女の場合特筆しておきたいこと。
加入当初からずっと言っていることであり、たぶんこれからも言い続けること。

彼女はアイドルを知らずに、櫻坂に加入してくれたことだ。

敢えて「加入してくれた」という言葉を使いたい。

欅坂に憧れた、櫻坂が本当に好きだ、アイドル全般が自分の生きがいだ、そんなメンバーはおそらくこれからもたくさん誕生するはず。

でも、オーディション時に初めてグループと出会った、という存在はとても貴重である。と同時に、極めてニュートラルな立場でグループを見ることができる。ニュートラルな立場は、客観的な目でグループを見られるし、おおよそ気付けないかもしれない足りないものが、彼女には見えたのかもしれない。

でも、そんな彼女が将来の目標として掲げたのは、これだった。

満を持している、のかもしれない。
時を窺う、とでもいうのか。

でも、10thだ。

今まで歩んできた道を尊重することはもちろん忘れない。
でもそれをベースにして、新しい道を、そしてさらなる坂を上るために、新しい顔があってもいい。

それが村井優ならば、うってつけだ。

前に誰もいない真ん中で、誰もが目を惹くダンス。
それでいながら、周囲も生かせる動き。

新せ界であのヴィジョンを目にした日から、そんな日を夢見て既に一年が経過した。


6.守屋麗奈

SNS界隈では、最も有力視されているのは彼女のようだ。
ティザーの最後にイエローとピンクという彼女のサイリウムカラーが映っていること、急に黒髪に染めてきたこと、など。

守屋麗奈のセンターといえば「桜月」で、あれほど彼女のキャラクターにピッタリな表題もなかなかないなとは思っていたのだけど、実は彼女も隠れた苦労人であることは詳しい人ならご存知のことであって。

ここでも何度も述べたとおりではあるけれど、未だに謎である坂道研修生というカテゴリ行き、彼女だけでなく新二期生は全員そうなのだが、先が全く読めない中で約1年頑張ってきた中でようやく陽の目を見て、そこから表題センターにまで駆け上がった苦労は、彼女にしかわからない。

あれだけ明るく周囲を照らす彼女であっても、私はとある瞬間、フッと彼女から光が消える瞬間を何度も目撃している。それは決して悪いことなどではなく、アイドルではなくて一人の人間、一人の女性に戻る瞬間が垣間見えてしまったことにあるのだと。そんな「陰」の部分と、この曲の主人公である「僕」を重ね合わせると、欅坂時代にも出現しなかった新しい「僕」が生まれる気もしてくる。

もし、10thセンターが守屋麗奈ならば。

今までに彼女が見せてこなかった守屋麗奈で魅せてほしい、という気持ちはある。


7.森田ひかる

森田ひかるは、もはや櫻坂における功労者の部類に入ったと言っても決して語弊はない。

今でも忘れられないのは、Nobody's faultのセンターに指名され、不安に怯えながらも前を向く、あの姿。
あれから丸4年が経って、ある意味誰よりもその経験を積み、誰よりも頼れる人となった。
何かあれば彼女に任せると、安心感に包まれる。

それがために、彼女に頼りきることが、果たして正解なのだろうかという思いは当然ある。
でも、それとは裏腹に、ここまで培ってきたものを発揮してもらっての、絶対的安心感の中で節目の10thを迎えたい、という気持ちもある。

森田ひかるに始まった櫻坂の歴史が、森田ひかるによって節目を迎える、というのも一つの物語だ。

そして、今こそ。

あの、どう見ても欅坂の時代に置き去りにされたような、10th主人公の「僕」。
欅坂時代に「黒い羊」のセンターを経験したこともある彼女が、あれから時を経て、櫻坂での経験値を纏ったうえで、この主人公をどう表現するのか。

それは原点回帰でもありながら、新しいものへ向かうためのドアを開けることに等しい。少なくとも私はそう思っている。



8.小池美波

もしかしたら私は、小池美波という人を誤解しているのかもしれない。
これだけ長く彼女を見てきていながら、最近よく思うのは、彼女の本質に全く触れていないのではと。そんなふうに思えてならない瞬間がよくある。

一期生二人の卒業が耐えられないのならば、他の方法もあるはずなのだ。
でもそれを取ろうとしていない。

ということは、自分が一期生としてただ一人、残る覚悟もできているということではないか。

もちろん、それは相当な覚悟だ。

ただどうしても、体のことがあるので、無理をしてほしくない、というのが最初に来てしまうのだが、もしかしたらそれが本当は失礼なことなのではないかと。


なぜなら、それは「特別扱い」だからだ。


彼女が復帰した時点で、そんな考えは払拭するべきだったのだ。

少なくとも、他のメンバーと同列に扱わなくてはいけなかったのだ。

ならば。

二期生センターもいい。三期生センターはこれからの櫻坂のトレンドになるだろう。
でも。


誰か忘れてやしませんか。


欅坂の幹となることを選び、櫻坂の土台を最後まで支える覚悟をしている、この人のことを。





もちろん、ここに挙げたメンバー以外にも、センター候補は数多いる。
いや、全員がセンター候補と言っても決して過言じゃないし、それぞれのメンバーの物語を綴れる自信もあるんだけど。

あくまで、予想というのがテーマなので、以上に留める。




残るは、フォメ予想。

そこさく放送前の、日曜日を予定しています。



noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。