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誰がどう選抜されてもされなくても納得しない人はいるー日向坂46 12th「絶対的第六感」フォーメーション発表 毎日note EX 2024年8月13日付

それにしても、未だに4人卒業の衝撃は尾を引く。
偶然重なったとしか思えないけれど、同時発表ってこんなに尾を引くものなのかと。

少し冷静になって考えてみたときに、次作シングルで4人が卒業となると、その4人が表題に入る、となるのではないか、という思いは自然だと個人的には思う。例えば16名くらいが選抜人数だとして、それだけで選抜が16−4=残り12名、となるわけで、卒業生以外は実質12のイスの争いになるじゃないかと。
選抜人数は事前にはわからないけれど、この「4」という部分だけは揺るがないと思っていた。

しかし、そうではなかった。

どこのグループでも、選抜となると必ず不満の声は上がる。もうこれは、風物詩的なものでもなるし、もっと言うと、単推し勢にとっては一大事なのである程度は許してあげてほしいなとも思ったりする。
もちろん他メンを下げてというのは言語道断だけど。


それはさておき、12thシングル選抜発表。
まずここからして、衝撃だった。

確か11thは16名だったと思うので、卒業を控えるメンバーが4人もいるのに表題選抜1人減らすのか!?と

で、発表されたフォーメーションを俯瞰で見つめて思うのは

1.四期生を前に出す分、四期生の人数そのものが減った
2.濱岸ひよりが表題にいない
3.卒業生表題センターという概念は日向坂にはなかった
4.四期生ダブルセンターの意味
5.ミーグリ指標はどこまで反映されているか
6.河田陽菜はその位置でいいのか
7.13thで全員選抜復活はあるのか

一つずつ、確認。

四期生を前に出す分、四期生の人数そのものが減った

11thでは正源司陽子、藤嶌果歩をはじめとして、宮地すみれ、山下葉留花、平尾帆夏という四期生がいたものの、後述3名がOUTになって、小西夏菜実が入った。
そもそも今作、卒業生4名というのが本当にいろいろ難しくさせていて、当然四期生の選抜にも大きな影響を与えていると思う。
例えば、OUTになった3名が力不足だったとか、そういうことだとは私は思っていない。形として代わって入ったのが小西と髙橋未来虹だったので、新三期、特にひらがなライブ成功の立役者を入れたというのが大きかったのではないかと。

ただし運営から見ての四期生評というのも、少し透けて見えてくるような気はしてくる。
正源司藤嶌の評価が最も高いのはさておき、宮地、山下、平尾、小西というあたりが横一線なのかなという。
とはいえ、先輩メンバーを押し退けて選抜入りする、というほどのパワーまでには達していないという評価のような気がする。
加えて繰り返しになるけれど、4名の卒業生を出すシングルというのが、実に立ち位置を難しくしている。

逆に、卒業生を出すシングルだからこそ、未来を託す後輩がもっと前に出るシングルでもいいと思うのだが、結局そこを担うのがしょげかほということになるのだろうか。

濱岸ひよりが表題にいない

11thで卒業した高本彩花も選抜にはいなかったので、そうなると卒業どうのこうので選抜していないことがはっきりしているといえばしている。
確かに、4人が卒業した後もこの12thシングルは日向坂の曲として歴史を刻んでいくわけで、単推し勢には申し訳ないけれど、卒業無関係にフラットに選ばれるのは当然とも言える。

とはいえなぁ…以前からうっすら思ってたことだけど、なんとなくひよりは冷遇されてるような気がしなくもない。
気のせいならいいんだけどな。

ひらがな楽曲のひよりセンターもあるかないかわからないけれど…
あったとしたらそれはそれでなんか整合性がとれないような、妙な違和感もあるし。

卒業生表題センターという概念は日向坂にはなかった

そもそも論として「卒業生表題センター」という考え方が、しっくりきてなかった。ただ、TLでいくつか「卒業生センターでないのはどうなの?」「卒業生が全員選抜に入ってないってどういうこと??」みたいなのを見かけて。
気持ちはわからないでもないけれど、それとこれは別なんじゃないのかと…

櫻坂にもない概念なので、Twitterで質問してみた。

やはり乃木坂の文化だというお答え。

ここまで櫻坂日向坂を激推ししてると、よく勘違いされるんだけど、私は乃木坂方面の知識は本当にゼロに等しい笑
乃木坂工事中をながら見して、一時期握手会に少し通っただけで、あとは全く知らないので…
櫻坂日向坂知ってるから、乃木坂も知ってるだろうというテイで話される方も結構いらっしゃるんだけど、本当に何も知らないのがバレて、しかもさほど勉強する気もないので、よく驚かれる。

ただまぁ、日向坂の文化でもないことでそう言われるということは、あとは乃木坂でしかないだろうなとは思っていたけど、やはりか。

いずれにしても、卒業云々は関係なく、改めて実にフラットに選抜されたメンバーだったということはわかった。

(追記)
「AKBからではないか」というご意見もあった。考えてみればAKBは乃木坂以上に何も知らない笑
「マジすか学園」だけ見てたクチで、あのドラマに出てたメンバーだけ知っているという極端さ笑

まあ秋元Gの原点とも言えるから、そこでやってたことだとすると、AKB→乃木坂でやってたことを櫻坂や日向坂でやらないのは何故なのか、という発想になるのかもなとは思う。
ただ、私のように、乃木坂まではよく知らず、欅坂から入った人、日向坂から入った人、櫻坂から入った人、ひらがなけやきから入った人もいるかもしれない。そういう方々からすれば卒業生センターって「???」なもので。
いわゆるジェネレーションギャップみたいなものか。

四期生ダブルセンターの意味

これもまたよくわからないことを言ってた人がいたのは、ダブセンだったらとしきょんかなおみくが先だろう、という、本当に意味不明な批判。

これは私見だけど、ダブルセンターありきではなくて、結果論のような気がしている。
どうも、2作連続で正源司陽子センターにしようとしていたのではないのかなと。

ただそうなるとやはり、彼女の精神的負担は凄まじい。
加えて、初期日向坂で小坂菜緒でそれをやった結果、彼女を追い込んでしまったところがなかったかどうか。
…とそう考えたときに、ワンクッション置きたくなるのも気持ちとしてわかる。

…いや、そういう言い方は藤嶌果歩に失礼かもしれない。
センター適性は十分あるはずなので、いずれ彼女にも単独センターはやってくると思うけれど、意外とダブルセンターは二人にとって救われる部分があるのかもしれない。

日向坂のLIVEは昨年8月のツアーに参戦して以来だからちょうど1年になるけれど、忘れられないのは藤嶌果歩の決意表明からの、四期生の「期待していない自分」だった。
何が四期生物足りないだ、よく見てみろと。
あのときに、この子たちは必ずくる、と確信した。

ハニーデュー、推しメン正源司陽子、本当によくやった。
今度は信頼できる同期が隣にいる。
もっと伸び伸びやれることを期待したい。

ミーグリ指標はどこまで反映されているか

(拾い)

一言で言うと、完全には反映されていない。

これは櫻坂が結果的にガチガチのミーグリ選抜になっていたこととは対照的だ。
もちろん、12thに限った事情かもしれないし、このことをとってミーグリの売上がフォメに関係するかしないかを論じるのはあまり意味がないかもしれない。

両方の声があるのもわかっていて、例えば
「ミーグリの売上が指標にならないと、何を頑張れば選抜に入れるのかメンバーも推し勢もわからなくなる」
という意見の一方で
「楽曲の雰囲気とか世界観とか、総合的に見て表題選抜を選ぶべきであって、ただただ人気順だけの選抜に成り下がってしまうのは間違っている」
という意見もある。
運営が何を基準に選抜しているか、或いはもっと踏み込んで、メンバーを配置しているかを明確にしていない以上なんとも言えないが、少なくとも今回に関しては完全ミーグリ選抜でないことははっきりしている。


河田陽菜はその位置でいいのか

上記の関連になるけれど、ミーグリ選抜ではなかったことで最も割りを喰らったのは、2次完売で3列目となった河田陽菜だと思っている。
ミーグリ選抜ではない、というのを前面に出すのならそれは仕方ないことだと思うけれど、どうしてもやはり河田陽菜推しの皆様に同情してしまうところはある。

でもここで言っておきたいこと。
私も富田鈴花推しとして、その気持ちはよくわかるのだけれど。

それでも個人的には、楽曲の雰囲気重視で選抜配置を行なってほしいというのが本音中の本音なのだ。

そういう意味では、河田陽菜センターの「ガラス窓が汚れてる」は本当に最高だった。カップリング曲とはいえ、あの曲の評価が高いのはおひさまの中に、あの路線を待ち望んでいる層があるからだと思っている。

つまり、河田陽菜が評価されていない、ということではないと考えている。
櫻坂藤吉夏鈴だって、3列目を経験したことがあった。あの時間があってよかったと後に彼女は語った。

きっと今後につながるはずだ。


13thで全員選抜復活はあるのか

単純な数合わせなど意味はないのだけれど、選抜から卒業生が抜けることになる13th。
その頃、五期生はまだ加入していない、とする。

となると、総勢が4名抜けて23名。
表題が15名とすると、ひらがなはたったの8名となる。

ひらがなLIVEは、その人数で開催の可能性があるのだろうか。

シミュレーションとしては

①表題15名+ひらがな8名で、ひらがなLIVEを開催する
②表題15名+ひらがな8名で、ひらがなLIVEなし
③五期生が加入するまで13thを発売しない
④13thは23名全員選抜の復活

選抜制度そのものは、もう致し方ないとは思うし、そのメリットもちゃんと理解しているつもりなのでそれはそれでいい。
けれど、全員選抜も、撲滅させるほど悪い制度ではないと思っている。

積極的採用理由でなくていいので、たまには全員選抜の世界があってもいいのではないだろうかと。五期生が入ったらまた全員なんてなくなってしまうんだし。


総じて言えることは、卒業云々があったとしても、日向坂運営はちゃんと将来を見据えているということ。もちろんそれ自体は、卒業生推しの皆様には寂しさを禁じ得ないとは思う。でも、考えてほしいのは、卒業生主体の楽曲を作り、卒業生が卒業していった後もその曲が残るグループのことである。
卒業を記念する企画は、他でいくらでもできる。でも敢えて、グループの新曲というスタンスを崩さずに、四期生を前面に出すという未来を見据える配置にした運営の決断を、私は前向きに受け取りたいと思っている。

noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。