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#欅坂46改名発表4周年ーここまでとここからの道のりを想う 毎日note #77 フリーな火曜日 2024年7月16日付
それぞれの坂道には、一年のうちでメモリアルな日が結構たくさんある。
乃木坂の方は詳しくないが、ただ櫻坂日向坂でも、全ては覚えきれてないというのが正直なところ。
でも、この日はなかなか忘れることはできない。
2020年7月16日。
「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」
コロナでできなくなってしまったLIVEを、配信で行うことができるようになった。もちろんそれは技術の結集があってこそであり、時代だとも思う。
そしてこの日が、運命の日になると…
実はその兆候はあった。
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「欅坂46より、皆さまへ重要なメッセージをお伝えする予定です。」
これを見て、何も思わないということがあるわけがない。
それはもちろん私だけではなく、おそらくあの日を迎えた方々のほとんどは、何かの節目になる日だと思っていたに違いない。
しかも、当時のメンバー全員がブログを更新。
間違いなく、ただならぬ事態が迫っていることを思わせる。
私は当日のブログで、こんな内容をあげていた。
確実に、ただでは終わらないLIVEになると覚悟している文章になっている。
自分の中では、何があったとしても必ず、という決意表明のつもりだった。
仕事が手につかなかったのを覚えている。
人生のエポックメイキングは、そう何度も訪れるものではないけれど、心がざわついて仕方なかったという意味では間違いなくこの日がそれだった。
そして本編は、LIVE終盤。
冒頭のダイジェスト映像のとおり、キャプテン菅井友香の改名発表となっていく。
あれから、4年。
毎年この日が来ると思い出すかもしれないけれど、2024年7月16日、今この瞬間で率直に思うことは、そんな過去もあったと、早く笑って話せるようになりたい、ということ。
欅坂はもちろん今でも大切な存在だ。
それはここでも何度も述べているとおり。
でもそんな欅坂と同じくらいの櫻坂46が大切である、というのも言うまでもない。
そうなると、最近複雑なのは、もう4年も経つというのに、まだ欅坂と言われることがあると知ったときの思いだ。
改名して、例えば1年以内なら仕方ない。2年経って呼ばれることがあっても、それだけ欅坂のインパクトが強かったのだと納得はする。
だけど4年経っても言われると、さすがに…
欅坂が与えたもの残したものが強烈だったのは間違いないけれど、人々の記憶を塗り替えなければならない櫻坂としては、ここからどうすればいいのだろうか、とも思ってしまう。
これは私見であると断ったうえで。
私は「欅坂46を、超えろ。」にこだわりたい。
超えなくてもいい、という人もいる。
超えるとか超えないとか、そういう話じゃない、という人もいる。
別にそういう意見があってもいい。私も私の意見を押しつけるつもりはない。
でも超えなくていい、というのが、本人たちの本当に望みなのだろうか、とも思うのだ。
ならば、いつまで経っても欅坂と言われ、櫻坂の名前は聞いたことがない、改名したのを知らなかった、と言われ続けていいのか、という話になる。
そんなことをメンバーが望んでいるのだろうか。
とてもそうは思えない。
欅坂を超えるとは、人々の欅坂の記憶を櫻坂に塗り替えること、だと思っている。
正直、それが達成されたとはまだ考えていない。
数値や年月で超えるのではない。相手は人間の記憶である。ある意味最も厄介だ。
平手友梨奈のいた欅坂は確かに強い。
活動休止しても、人々の記憶にこびりつくくらい、激烈に強い。
でも、それくらい強い方がいい。
相手にとって不足はないじゃないか。
超え甲斐がある。
4年経って、三期生が入り、その三期生がこのグループの歴史も背負って守っていくと高らかに宣言してくれた。でも、守るとはそのマインドを継承する、ということであり、二番煎じに甘んじる、ということと同義ではない
…と思っている。
櫻坂として二度目の東京ドーム公演を開催して「まだ上がある」と述べた先輩を見て、三期生が過去の二番煎じでで満足するとは思えないのである。
櫻坂は、確かに櫻坂だけの道を進んでほしい。
そのことを突き詰めていけば、必ず「その日」はやってくると信じている。
昨年の同じ日はなにをしてたかと調べると、JAPAN EXPO パリ公演の翌日だった。
欅坂ではできなかったこと。
超える素地は少しずつ醸成されつつある。
時間がかかるのは初めから承知の上。
まだまだ成すべきことは、ある。
欅坂ではなく、櫻坂である自分たちを認識してほしい。
彼女たちが心からそう願う限り、私も彼女たちと共に歩む以外に、選択肢はない。
それはこの後5周年、6周年、いやその先になっても。
同じことである。
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