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もしあなたが櫻坂46運営トップならー2022年から2023年上半期の動きの意図を考える


まずは、おめでとう!と。
本当に、ようやく世界へ出るときが来たんだな…という感じがする。
櫻坂のパフォーマンスが世界レベル、とか書くと、あまりに贔屓目すぎるかもしれないし、客観性に欠ける気もするのでそこまでは言わないものの、世界の舞台でどれくらい通用するかは見てみたい。その想いは間違いなくある。

それはともかくとして。

今年の櫻坂46の動きというのは、間違いなく例年とは違う。

世界的なポストコロナ、というのもあるだろうけれど、そもそも櫻坂はコロナの真っ只中に発足したグループなので、コロナ前というと欅坂時代にまで遡る。当時はシングル年3枚ペースで出させてもらっていた。幻の9th発売は別として、確か8th発売までは、前のシングルの握手会をやっている頃に次のシングル発売情報が出ていたという記憶がある。8th握手会が終わる頃になっても次が出てこないので、不思議に思ったことすら思い出す。当たり前じゃないことが当たり前になっていた時代。

その後のコロナ禍、さらには改名ということでなかなか先行きが見えなくなり、その状態で年3枚のシングルは流石に冒険が過ぎる、という判断なのだろう。企業努力という意味では、当然すぎる選択である。

ただ、コロナが落ち着きを見せ始めた頃、正確にいうとその落ち着きを見越した動き、とも思えるのだが、そういう意味で2023年の櫻坂は何かが違った。

もっと言えば、これは櫻坂運営、チーム櫻坂が「攻め」の姿勢に舵を切った、と私は判断している。それも、その兆候は2022年に既に表れていた。

↑これだけでは何のことか分かりづらいが、Buddies感謝祭のお見送りに関してのリリースである。
初日。あの人数をお見送りしてくれるということで、おそらくそこに集ったほとんどの人のテンションが上がったのは間違いない。ただ蓋を開けて、気づいた。

「これいつ終わるんだろう…?」

私はさほど遅くはならなかったものの、最後に回された方々は23時を過ぎていたと聞く。これで武道館側から怒られないはずはない。いや、それくらいのことは起こりうるという想像はできないかなーと当時は思ったものだ。
で、案の定二日目はお見送りが中止になるというお知らせが上記だ。

残念には違いなかったが、さもありなんということではある。そして個人的にはそれ以上に、その攻めの姿勢たるやよし!という評価だったのである。

まさか2023年の櫻坂が全体的に前がかりに攻めの姿勢を貫くとは当時思ってなかったけれど、すでにこの時点で気合が入っていたのではと私は考えている。
なぜならば、2023年現在のスケジュール、私はバディ感の頃には策定されていたように思えるからである。

というわけで、今日のテーマは
「あなたがもし櫻坂46運営トップだったら、どうスケジュールを策定しますか」

今回は珍しく、ここから最後まで、たらればの話ばかりで進めます笑
正解のわからないクイズを、勝手な妄想で笑
そのおつもりで読み進めていただければ。
もちろん私にも考えが至らないところや、知識不足などもあるかもしれませんので、何かご存知であればお教えください。



例えば、よく言われることではあるが、スタジアムや大きめのライブ会場は、早めの予約で押さえるとのこと。これができるかどうかで、その年の年間スケジュールが変わってくる。

とすれば、もしも。

もしもあなたが櫻坂運営なら、どうスケジュールを切っていきますか。

私ならば、当然会場を押さえるところから。

つまり、後述する2023年の3rd ANNIVERSARY LIVEがZOZOマリンスタジアムでの開催となったのだが、これも早ければ昨年のうちにも決まっていたのではないかと私は考えている。

加えてもう一つの要素が、冒頭で述べた、パリでのJapan Expoである。
少し気になってこのフェスを調べてみた。
すると、こんなツイートを見つけた。

Japan Expo、応募したら誰でも出られる、みたいな揶揄する書き込みも見たけれど、応募の中からしっかり選考されているのは間違いのないところ。
当然、今回出演が決まったということは、この時期で応募して、選考結果が4月には伝えられていた、ということになる。

ただ、7月の出演が4月に決まる、というのを待ってスケジュールを切ると、当然かなり出足が遅れる。だから、選出されたことを前提に進めていくしかない。
というか、最初からこのJapan Expoを見越してスケジューリングしていた可能性もある。時期的には、確実にW-KEYAKI FES.の時期。Japan Expoに参戦することを視野に入れていたとしたら、リハ等の時間、富士急側の会場使用の都合なども鑑みると開催する方が難しい。

もしそうなら、結果的に昨年夏の時点で、そのつもりで運営が動いていた、とも考えられる。初めから、昨年限りでW-KEYAKI FES.そのものを最後にするつもりだったかもしれない、ということ。

2022年の段階で、2023年7月Japan Expoでパリ、11月末〜12月初旬のどこかでZOZOマリンでのアニラ、というこの二つが設定されていたとしたら、ここから例の「逆算」で諸々のスケジュールを決めていく。あくまで私が運営ならそうする。

単純に上半期のピークと、下半期のピークが設定されることになる。

上半期(正確には上半期を終えているけれど)、Japan Expoにピークを持っていくことは言うに及ばない。
つまり、ここで海外にもアピールでき、なおかつ櫻坂の色を失うことがない、それどころかその持つ力、セールスポイントまで全て網羅する曲を出して勝負をかける。

だとするならば、ここまでを一つの完成形に持っていくために、秋から始まっていたツアーを春にする。よく言われるように、櫻坂という名前なのだから、ツアーも春が相応しいと。偶然か、それともこちらから先にスケジュールを切ったのかはわからないものの、櫻坂の色がはっきりするツアーにすることができる。ならばその前に一曲欲しい。5thだ。そう考えると春ツアー開催が決まってから「桜月」という楽曲ができた、という可能性だって考えられる。

問題があるとすると、仮にこの順序でスケジューリングされていたとして、春ツアーの会場をいつ押さえたか、という点かもしれない。確かに、ドームやスタジアムクラスの会場は1年かそれ以上前に押さえないと取れない、という事情があると聞く。そう考えると、櫻坂東京ドームもそれくらい前から動いたということになるし、菅井友香卒業をそこで、ということだとすると1年以上前には決まっていたことになるけれど。

それはさておき。

これは全くソースはないが、昨年夏から秋にかけて、2023上半期のスケジュールがJapanExpoを軸に設定されていたとすれば、その頃には春ツアーの会場選定に入っていたことになるわけだが、今回の会場であればその頃でも押さえられたのではないかと勝手に想像する。
私の目論見が当たっているとすれば、の話だけれど。
当時はまだコロナの先行きが見通せず、各アーティストも、半年から一年も先の会場を押さえるのは難しかったかもしれない。
逆に言えば、櫻坂はそれをした、ということでもある。

だとすれば、それはやはり「攻めの姿勢」。

それにもう一つ、忘れてはならないのは、その時期に三期生の選考が同時進行で行われていたことである。
もし前述の流れで櫻坂運営が動いていたとすると、そこに三期生をどう絡めるかは頭を捻ることになる。
11月合格発表、ドキュメンタリーによると、ドーム公演直後からだったと記憶しているが、合宿に入る。世間は三期生が誰なのか全く知らない中、彼女たちは動き出すための、櫻坂46になるためにこなすべきことをこなしていく。
おそらく、1月初旬から順に発表していく流れは大筋でできていたはずで、村井優・山下瞳月が発表されるタイミングでおもてなし会、というのも決まっていただろう。おもてなし会のぴあアリーナをいつ押さえたかも想像でしかないが、これもおそらく昨年中ではないかとみる。

ただ三期生は、発表する前はギャンブル要素が強かったのは間違いない。もちろん、今では優秀な人材ばかりと信じられるけれど、それとは関係なく、この子たちを世間に出したときにどういう反応が返ってくるかを運営が想像するのは本当に難しかったに違いない。当然自分たちが選んでいるし、合宿も耐えたから自信はあっただろうが、それでもBuddiesがどう反応するかは全く読めない部分もある。

Vlog紹介が始まったとき、最初は的野美青だったと記憶するが、三期生の中で最初の彼女の心境は察するに余りある。ただそれとは別に、おそらく運営側もその反応をかなりヒヤヒヤしながら見ていたのではないかと想像する。

そして、私の見る限り、三期生のVlog紹介はほぼ全員好意的に迎えられたと思っている。発表の遅れた村井優・山下瞳月も含めて。山下瞳月の人気などは、さすがに計算できていなかったかもしれないが。
ただいずれにせよ、これでそこからの流れに運営は自信を持ったのではないかと思うのだ。おもてなし会、桜月をメインに据えた春ツアー、そして勝負をかける6th…

ある意味、それこそ運営が目論んだ以上の成果反応をもって、6th、そしてパリ行きが為されることになるかもしれないと。

あとは、実際の6thの売上だろうか。

これだけストリーミングが市民権を得た中でも、やはりレコード会社の本音としてはCD の売上に拘りたいのかもしれない。正直言えば、もはやCD売上という数字は時代の役割を終えたと私は思っているけれど、その売上枚数をもってとやかく言う人間がまだ存在するのもまた事実だ。
前評判がいいだけに、どうしてもこの数字は避けて通れないところ。




そして。上半期が終わり、Japan Expoが終了した後。


現時点で、発表されている下半期のスケジュールはガラガラである。
例年だとここにツアーが来ていたので、ケヤフェスもなければツアーもないという下半期は経験したことがない。今発表されているのは、11月末という気温を最も心配しなければならないZOZOマリンにおけるアニラのみである。

考えられるのは…

年3枚のシングルを画策しているのであれば、やはり7thなのだろうか。10〜11月あたり。
勝負は6th、というのが間違いないにしても、実はもう一つ大勝負を仕掛けなければならないのは7thである。どう考えても、ここで表題に三期生が絡んでくるのは必定だからである。
櫻坂46としての第一章の、本当の完結は6thであって、三期生が本格的に融合していく7thからが、本当の第二章なのではないかと思っている。

これだけの勝負をかけてきた上半期が充実しているのに、下半期にアニラだけ、というのは不自然極まりない。
個人的にはBACKS LIVE、もしくは三期生ツアー、場合によってはそれらを同時進行、などというのもとても面白いと思うが…

下半期。
櫻坂の軸になるのは、もしかしたら三期生の存在なのかもしれない。


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川島 雅隆(かわしま まさたか)
noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。