#20190312 公園

家の近くに比較的大きな公園がある。
ちょっとへんてこりんなデザインの遊具がたくさん設置されている場所もあれば、サッカーゴールとして使われがちのコンクリートの野外ステージもある。ランニング用の外周もあれば、屋根のついた広めの休憩スペースやベンチもある。

私はこの公園のことがかなり好き。

なんでかって?

「多様性ここに極まれり」って感じがするから。笑

遊具スペースは昼間、たくさんの子供と親たちで埋め尽くされる。走り回り、笑い、泣き叫ぶ子供たちや、世間話をしてるママ友軍団みたいなのもちらほら。子供が座る用の椅子が前後に取り付けられたでっかい自転車の列も。
曜日によっては外国人親子が一斉に集まってる日があったりする。「外国人親子、集まれ!」みたいなLINEグループがあって、集まる日を調整してるのかなとか想像したり。

野外ステージでは、近くの大学のコーラスサークルがよく歌ってる。何様やねんって感じだけど、クオリティは様々で、びっくりするくらい上手な合唱を聴くときもあれば、あ、いま音程外したな、なんて思う時もある。

外周では、おそらくバスケ部だろう中学生男子がすごい速度でランニングしていたり、老夫婦が犬の散歩をしていたり。あ、日焼け対策バッチリおばちゃんのウォーキングなんかも。

休憩スペースでは、平日休日問わず天気が良ければおじさんたちが将棋を指してる。ギャラリーもカップ酒を飲みながら楽しそうに観戦してたり。もうすぐ桜の季節だから、お花見しながら将棋したりするのかな。

ベンチでは、スーツを着た会社員らしき人がコンビニ飯を食べながら一人で携帯触ってたりする。営業回り、お疲れ様です。

この公園を通過点として使ってる人も多くて、鼻歌歌いながらチャリをゆっくり漕いでるおじいさんも。右手には火のついたタバコと、かごには買い物袋。おじいさん、カップ麺ばっかり食べてちゃだめだよ。っていうか自転車こぎながらタバコ吸わんといて。笑

上に挙げたような人たちは昼間に多くて、夜になると夏場は大学生がしょっちゅう花火打ち上げてたり(これは近所迷惑でもある。笑)、高校生カップルが門限を気にしながらいちゃいちゃしてる姿なんかも。甘酸っぱい!

そう、この公園には年齢・人種・性別問わず色んな人が訪れる。

この多様性が本当に心地よくて、面白くて、この公園のベンチでボーっとする時間が大好き。

同じような人やものがいっぱいある中で生活するのって、刺激も少なくて、過ごしやすい。常に異質なものと触れ合うのも疲れちゃうときがあるよね。

でも、同質なもの同士でコミュニティを作り上げちゃうと、「違う」ということに不寛容になって、排他的な気持ちになっちゃうことって往々にしてあるんじゃないかなって。

みんな違うから、お互いの存在を受け入れられるってことも、あると思わない?
積極的に理解しようとか、自分の考えを分からせようとか、そういう「受け入れる」ではなくて、そこにある「自分とは違うなにか」が「存在している」ということを「受け入れる」。

グローバル社会が~とか、多様性への理解が~とか、あまり主語を大きくして話したくはないのだけれど、多様な人がごっちゃになって共存している場所は、私は心地よく感じるな、というお話でした。

色んなものに寛容な自分に。
周りが多様であるということを楽しめる自分に。

今日はなんだかエッセイっぽくなっちゃった。

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