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「かっこよく」を手放す
2025年1月24日(金)、社労士としての新入会員研修に出掛けました。その数日前からなんだか妙に予定が詰まっていて、その日も朝からバタバタバタバタ。自宅から研修会場まで車で1時間半は見ておきたい距離だったので、家事もそこそこに家を出ました。水分以外の朝ご飯も食べられず、道中で温かい飲み物でも買おうと思っていたのにそんな時間もなく、開始10分前くらいに会場に到着し、
おなかすいたなぁ
研修たのしみ!
あ、友達きた。お昼一緒にたべよ〜。
夫から連絡きた。子供発熱してるわ。
なんて思いながら研修が始まりました。
年金事務所と協会けんぽの方のお話を聞き、それぞれ1時間半と1時間があっという間に過ぎたほど、集中してたくさんためになる情報を得ることができました。
朝から空いていたお腹もいよいよ限界の頃、やっとお昼…!同期の友人と、外でランチを食べようと会場を出て、「さむいさむい」と身体を縮こまらせながら、スマホのアプリで何を食べるか調べました。
おうどんかラーメンかなぁ。ラーメン食べたい!と横断歩道への道を歩いていると、急に視界が揺らぎ、
あ、ころぶ、、!
膝からガーン。
そこからスローモーションで顔が地面に近付き、顎からでこぼこのアスファルトにつっこみました。
手はどこにあったの!?と後から、ある人から突っ込まれましたが、寒くてポケットに入れていたのです。良い子は真似しないように……。
地面激突でめちゃくちゃ痛いし血がぼたぼた落ちるし(あごが裂け、歯も割れていたため)……。
隣りを歩く友人、道行くお姉さん、近くにいた道路整備のおじさんたちの「大丈夫!?」「大丈夫ですか??」の声が聞こえます。大丈夫、大丈夫なんだけど大丈夫じゃなーーい!痛い!!!(このときはそれどころじゃなかったけど、皆様ありがとうございました。人の温かさを感じました。本当に。急に道端で派手に倒れ込んだスーツの女性、恐怖ですよね、、)
友人に体を起こしてもらって、とりあえず研修をしていた建物へ戻り、顎を洗うことに。
頼りになる友人がマキロンと絆創膏を買って戻ってきてくれました。
顎についていた泥をできる範囲で洗い流して、マキロンで消毒して、絆創膏をさて、どう貼ろうか。
「ねーねー自分であんまり見えないんだけど結構怪我、ひどい?」と友人に尋ね、
「裂けてるよ。見る?」とスマホで写真を撮って見せてもらいました。
あまりの痛そうさに貧血を起こすわたし。自分で見たくせに世話ない。ちょっとふらふらするから一旦座ろう。友人に絆創膏を貼ってもらい、体が倒れないように座り込んだ状態で壁にもたれかからせてもらって、目眩と吐き気を我慢することに。
少し落ち着いたら、研修の事務局に連絡して、通院のため研修を途中離脱させていただくことにしました。
その後、午前診療ギリギリの時間に近くの整形外科へ駆け込み、3針か4針ほど縫ってもらい、たまたま実家が近かったので実家へ避難。この整形外科は、小学生の頃、鬼ごっこをしていてポールに右手の小指を引っ掛け、骨折したときもお世話になった病院です。そのときの先生がまだ現役でいらっしゃって、私は苗字も変わっているし気付かれていないかもしれないけれど、(毎度お世話になります……)と心の中で思いながら顎をチクチク縫ってもらいました(実際に手技を担当してくださったのは若い先生でしたが、おじさん?おじいさん?先生も同席してくださっていました)。
朝から何も食べてない…お腹すいた……
母に連絡して実家の冷蔵庫からヨーグルトを拝借。胃にものを入れることができたので痛み止めも無事に飲めました。
転んだのは完全に自分のせいですが、朝の準備や朝食の時間も満足にとれないほど余裕なくバタバタ動き回るのは良くないと心から反省しました。
研修は2日間に渡り行われる予定でした。1日目終了後は研修には参加していない先輩社労士の友人宅に泊まらせてもらって、一緒にSNS戦略会議をしよう!と意気込んでいたのですが、全然まったくそれどころではなくなってしまったので、1時間半かけて高速道路を運転して自宅へ帰ることに。
帰宅後、発熱して苦しそうな我が子のお世話もそこそこに歯医者さんを受診。診療時間ギリギリに無理矢理予約を入れてくださっただけだったので、応急処置だけしてまた帰宅。
なんだか長くなりすぎてきたので、ここからは駆け足で進めますが、
子供は保育所で流行っているRSに感染し、一週間以上経った今でも完治には至らず、症状が残っています。
お世話してくれていた夫も体調を崩し、風邪症状に苦しんでいます。
そして私はというと、
顎の怪我は綺麗に縫っていただいたおかげで順調に回復し、一週間で抜糸まで完了しました。
歯のダメージの深刻度は相変わらず分からず。酷いと奥歯の神経を抜く処置をしなければならないそうです。痛そう。嫌だなぁ。自業自得だけど。
ついでに、仮処置中の奥歯があまり使えないせいで反対側の奥歯ばかり使っていたら歯茎に口内炎ができました。痛い。
風邪症状ももれなく移り、発熱、咳、味覚障害に見舞われております。我ながらかわいそうなぐらいの踏んだり蹴ったり具合。味覚障害って本当に不思議で、塩辛いものも甘いものも飲み物もなーーんの味もしなくなるんですね。食の楽しみが減ると一気につまらない気持ちになり、「食べること」は「生きること」を身をもって痛感しています。
こんなドタバタな一週間でしたが、ありがたいことに、顧客訪問、商談、テキスト媒体でのお客様とのやりとり、手続き業務、月末の事務所業務など、ゆっくり休んではいられないほど、お仕事もさせていただいておりました。
また、研修のときの自分の荷物を、事務局から、同じ支部の大先輩が代わりに持って帰ってくださり、その先輩の事務所でゆっくりお茶しながら、お話させていただくという貴重な時間もあり、「文字通り、転んでもただでは起きなかった!」と謎にどや気分になったりもしました。ご迷惑をおかけした上にお茶とお菓子をご馳走になり、とんでもない新人で申し訳ありません……。
怪我をした当日も、同じ支部の先輩、県会長、事務局の方、同期、社労士仲間の大好きな友人からご心配のお言葉をいただき、ありがたいやら申し訳ないやらでした。皆様本当にありがとうございます。
一難去ってまた一難とはこのことかと思うくらい、まだまだ我が家は危機の真っ只中です。でも、いまこのときをなんとか過ごしているこんな人もいるよということを、「かっこよく」を手放して、私らしく発信してみようと思い、このnote記事を書きました。
とてもとても長くなってしまったのですが、私のかっこ悪い体験談で少しでもくすっと笑ってもらえたり、こんなのでもどうにか毎日を過ごしているなら自分ももう少し踏ん張ってみようかなと思ってもらえたりしたら、本当に嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
普段は、真面目に専門分野に関する解説や、AIについての記事を執筆しております。今回のような雑談コラムのようなものも、今後も時々発信しようと思います。
もし良ければまた遊びに来てくださると嬉しいです。
さくらデジラボ社労士オフィスの
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