カニノケンカでマネキグレハンを使う方法〈攻略用怪文書〉
これまでカニノケンカの攻略記事を書いてこなかったので、今回は私がメインで使っているシオマネキ・グレートハンマー(通称マネキグレハン/シオグレ)の使い方について軽く書いてみます。
今回は整理した情報を伝えるというより、既にプレイしている人に空気を伝えるのがメインとなります。
なによりこの記事のほとんどは海外勢の某Aさんに「どうやってそんな高いパーセンテージまで生きているんだ?」と質問されたのに触発されて書いてるため、既存プレイヤー向けになるのはしょうがないんだ。
実績としてSwitch/STEAMでポイントランキングトップ10(STEAM版は現10位)、スマホ版でもトップ5(現6位でしたああああ!)を実現可能なビルドです。
後発の私が使ってこれなんでヤバイのは間違いない。
シオマネキ/グレートハンマー
Fiddler Crab/Great Hummer
一言で言うと〈超破壊力を持つがメタられると極端に苦しい〉です。
それを踏まえたうえで長所と短所を列挙します。
長所
リングアウトの概念があるステージで一撃必殺が可能
ダメージエリアが広いステージでも疑似一撃必殺が起きる
突き出し戦法で一部の近接を完封可能(通称グレハンフェンシング)
リーチ926mmに起因する強力な制圧範囲
ブキのオモサ(13.32kg)による攻撃力と防御力の両立
スタミナ耐久力が高くめったなことでは剥がされない
最高のハイパー効率(40%)から発生するワンチャン性能と耐久力
240%付近でも立ち上がってくる復帰力
短所
近距離特化あるいは遠距離特化に対するDPS負けのしやすさ
ドリル(オモサ20kg)との相性の悪さ
ヘビーソード(リーチ1315mm)に対する射程負け
ガード範囲の広い敵にトライデントを持たれた場合にダメージが取れない
ジェットの機動力を活かされた場合に逃げきられる
相手がグレートハンマーを持ってきた場合に逆一撃必殺されやすい
総合的な強みと戦術
一撃必殺能力を持ちながらも長期戦に対応しているので、最後まであきらめずに粘って戦うというのが基本戦術です。
グレハンの先端がクリーンヒットすると、ほとんどのステージで勝負をひっくりかえせるパワーを秘めています。リングアウトが発生するステージではうっかり多段ヒットするだけで即死。ダメージエリアが広いステージも限界まで吹き飛ばされて二度と戻ってこれなくなります。
これだけの攻撃力がありながら、復帰能力もかなりの高さを持っています。一部の超耐久能力を持つカニにはおよびませんが、平均を大きく超えるダメージ240%超での復帰も可能です。
ハイパーも1ラウンド3回打てます。相手からするとふざけんなって感じでしょうが、シオマネキは40%でハイパーが使えるからしょうがないんだ。
これらを最大限に活かす戦法がグレハンフェンシングです。やり方は簡単。左ウデを左に入力しながら右ウデを前に突き出す。そして右でガードする。これでシオマネキの左側にグレハンの柄を引っかけて先端が相手に向くという姿勢が完成します。
この状態で相手に慣性だけで体当たりしたり、左ウデだけ振って突きを食らわせたり、横方向に振り回して多段ヒットを狙ったりします。チャンスの場面では相手の腹に向けて諸手突き(両方のウデを正面に振る)のもありです。
他にもシューティングスター(グレハンの先端を敵の頭上に叩きつける)を実行することも場面によっては可能です。どうやって入力してんのか使ってる方も理解してないけど。
弱点は短所に書いた通り。極端に足が速いやつから近接攻撃を受け続けたり、トライデントが得意なやつに遠距離からチクチク、あるいは斥力投げされたりには弱いです。
他にもクリスマスダブルドリルなどと言ったヘンテコなビルドに対して極端に弱いという弱点があり、いまのところこれらに対する解答が〈ハイパーと根性でどうにかする〉なのがちょっとね。
なので強いことは強いんですが、まだまだ立ち回りに改良の余地がある感じです。私より強いマネキグレハンの使い手が最低でもあとふたりいる(と思っている)んですが、彼らの域に達するにはまだまだですね。
本題:マネキグレハンで耐久する方法
さてマネキグレハンの耐久方法について。
めっちゃ長いですけど、まあカニ勢で興味あるひとは読んでいって。なにより復帰方法を明かすってことは対策方法もわかるってことだからメタるのにも使えると思いまっせ。
シオマネキにグレートハンマーを持たせると他の武器よりも60%くらい死亡ラインがあがります。180%から240%くらいまであがるから結構やばい。シオマネキが軽いのでグレートハンマーでシオマネキ本体を引っ張ることができるのが原因だと思います。
そして垂直方向に立っているグレートハンマーを任意の方向に傾けるだけでよろけを解除することができます。シオマネキの中心点をグレハンのオモサでずらすことによってよろけ状態を解除するという技術です
ただしこの高耐久を実現するためには、ダウンしてしまう状況を知っておかないとダメです。知らないと二桁%で転んで起き上がれずに負けます。
まずシオマネキの背中が90度以上倒れており、なおかついくらウデを傾けても戻ってこない状況。それが死の兆候です。察知したら即グレハンを背面に振って地面に叩きつけておくのが安定。これをしておくとダウンした直後にグレートハンマーが垂直方向にシオマネキを引っ張り始めるため、復帰できる可能性が向上します。飛躍的にといってもいいかも。260%とかでインチキ復帰してるのはたいがい地面を先にぶん殴っていて、倒れたあとの状況をよくしようとしています。
垂直に振っておくっていう方法もあります。こっちの方が楽ですが背面殴って立つよりも復帰できる上限が低い印象です。多分だけどウデに引っかかって慣性にブレーキがかかるからでしょうね。
たまに側転復帰とかしてますが、こっちは横方向に対する慣性が強くかかっているときとかに使います。ただ直感的にウデ振ってるのでまだ言語化できません。
絶対にNGの倒れ方。
グレハンが背面方向に水平になる状態で倒れる。これは一桁%でも死んだ実績があるのでマジで絶対にやっちゃダメ。砂漠と星辰の浜辺の坂道で転んだときとか、プレイグラウンドの上下する足場でよく起こる。そのマネキ、死ぬよ。
復帰の原則はグレハンでシオマネキを引っぱるという、これに尽きる。シオマネキ本体の力で復帰してるのではなく、グレハンによって生きている。グレハンなくすと途端に挙動が不審になるのはそのせい。
これに加えてシオマネキには40%ハイパーがあるため、他の軽量カニと比べても圧倒的に耐久・復帰力がある。マネキグレハンという存在そのものが両ウデブキビルドの中でもトップTierに入るだろうね。
上記を踏まえて。
マネキグレハン使う上で意識しておくべき点は以下の通りになります。
グレハンの先端がシオマネキの中心より前にある状態にする。
グレハンが背面水平方向になるとどこからでも死ねる、ので絶対に地面に叩きつけてその状況を回避する。
グレハンが正面水平方向にある場合は地面に押し付けておけば耐久できる。ヘビソやトライデントの投擲も水平方向からなら弾ける可能性を持つので地面に押しつけることを意識しておく。
ダウンした瞬間はシオマネキの体勢を見つつ、シオマネキから見て正面に向けてグレハンを振るようにする。
単なるよろけならグレハンを傾けるだけで解除できることを覚えておく。グレハンの先端位置を意識してウデをかたむけること。左ウデが特に引っ張る力に長けているので、左ウデの使い方が重要。
ウデ振るのを諦めるのはノックアウト判定が出たあとかカウントダウンが消えてから。立ってると勘違いしたり負けたと思ったりしてサボると負ける。勝ちたければサボるな。
あともうひとつ気をつけないといけないのは、グレハン自体がめちゃくちゃ重たいので、グレハンがダメージエリアに入ってしまうと途端に復帰できなくなること。ダメージエリア内では重力が変動するのが原因でしょうな。なのでエリア外にグレハンを出さないように立ち回りましょう。本体が出ていったら戻ってこれんのは言わずもがな。
復帰以外の小ネタ
既に書いてあることもあるけど、ディスコードに書いたことを再掲しときます。
グレハンを突き出すときはグレハンとマネキを直線状に配置する。マネキの左側にグレハンの柄を引っかけるスペースがあって、そこに持っていくと右ガードしてるだけで自然とまっすぐ突き出してる状態が維持できるようになってる。相手に激突すると揺れるのでさすがにそれだけでは維持できないけど、割とがっちり保持できるから、気づくと楽できる。
マネキグレハンが難しいと感じる人は左ウデがグレハンを操るのに重要なのに気づいていないかもしれない。グレハンでダメージ出してるのは主に左ウデの振り、身体の向きを変えその慣性で相手にぶつける、未来予知による進路妨害の3つ。右腕で殴るタイミングは多段が狙える勝負どころか、エンチャントつけてるときくらいかもしれん。
相手を理不尽に吹き飛ばしたいとき。カニによってグレハン当たると吹っ飛ぶポイントがある。たとえばタスマニアのおなかのど真ん中に多段ヒットさせるとか。たいていのカニは背中に横多段(両ウデをずらし押ししながら思い切り振ることで発生)か、お腹に縦多段(歩きながら正面に突きつける。この時に左ウデを下に振って床と腹でバウンドさせるとより発生しやすくなる)をやれば吹っ飛ぶ。オオカイカムリは全身にこの吹っ飛びポイントがあって、多段が極めて起きやすい。だからオオカイカムリという存在そのものがグレハンに弱い。気をつけてね。
もはや怪文書に近い内容になってしまったな。
マネキグレハン使うひとの参考になれば幸い。
今回は以上です。
お読みいただきましてありがとうございました。