さなコン3書きました
今年もさなコンの季節がやってきていた。
今年は電撃大賞への応募にエネルギーを使ったので、もはや身体の中に書きたいものなど残っていない。けど、前回だって確固たるなにかがあったわけでもないので、状況は変わってない。どうでもいいってことだな。
前回はファイナリストになるというなかなかいい成績をおさめた。もうあんな奇跡は祈れないので、今回は記念参加となる。
でも、今年はライトノベルを書けるようにすることを目指しているので、とりあえず拡散メガ粒子砲撃っておけばいいやみたいな態度だった去年とは違って、ちょっぴり大人さ。
Lily Genesis Over the Cradle
初弾。前回は初弾がそのままファイナルまで通ったので、そのジンクス通りならこれが今年も最有力ってことになるだろう。そんなんただの偶然だろとしか思えないし思われないと思うけど。
次の長編に向けてのテーマは「共有」。「自分の思考・感情をそのまま伝達できるとした場合に、それを使うことでそこに愛を生じさせることは可能なのか」という点について考えて書いた。その割に、この作品はそこんところを突き詰めて書いたようには読めない。なんだそりゃ。
話の内容はシンプルで、戦災孤児となった少女が自身の養母*2をやっているアンドロイドの百合カップルを守るために「真実の愛を証明せよ」とかほざくセキュリティへ挑む話。
この話の中心部分は「真実の愛とはなにか」であって、作中のシステムの解答は「自己犠牲」だと見えるようになっている。
けど自分の中にある答えは別だったので、それが結末の部分で花を咲かせるというところに現れていたりする。
去年は終わり方についてすごく考えるところがあったので、今年も終わり方について考えて書いたふしがある。明るくしたつもりだけどそう感じないひともいるかもしれない。
ところで、本作の下敷きはガンダムSEED(とその派生作品)なんだけど、だれもそれに触れない。どうでもいいことだからだろうか。おれもどうでもいいとは思ってる。審査員の方にどうでもよくない方がいらっしゃるけどそこまでは届かないだろうから考えても詮無きこと感が半端じゃないね。
戦略級魔法少女は輝く未来の夢を見ない
二発目。さなコンに魔法少女作品を書いて出すひといないかもしれない、と思ったので書いた。まあ魔法少女みたいな手垢のついたテーマの作品をいまさら書いてどうするんだよってツッコミがあるので、書くひとがいないとすればそれは書く意味がないからじゃないの? って感じ。
次の長編に向けてのテーマは「異星生物との敵対」で、敵のことが単に怪獣としか書けてないから、完全に失敗している。なんで書いたんだよ。
こちらも話の内容はシンプル。主人公が戦略級魔法少女に変身しようとして失敗しつづけるも、大好きな先輩の死(嘘)を目の当たりにして覚醒、無事に変身に成功して敵を殲滅できる未来が見えました。めでたしめでたし。
なお、本作の下敷きは地球防衛軍になっている。
誰も以下略どうでもいい。
サイボーグユリユリナインVS冥球帝国
三発目。未完の作品を出してもいいということだったので、いわずとしれたあのサイボーグ戦士をベースに、宇宙野球というとんちきスポーツ打ち切りエンドで応募。実際問題、サイボーグ009は野球のナインから着想を得ているらしいからwikiで細部を確認している時に「考えることはいっしょか」となった。絶対に同じレベルでのいっしょではない。
※ちなみに野球は色んなひとと被ってる。
長編に向けてのテーマは「説明文を楽しく読ませる」なんだけど、うまくいってるのかどうかぜんぜんわからない。ちなみに説明文を楽しく読ませるで頭のなかに思い浮かぶ小説は「今宵、銀河を杯にして」とか「銀河ヒッチハイクガイド」。
内容? サイボーグと超能力者が魔球と秘打を駆使して戦い、ラストは唐突に別ボスが出てきて俺たちの戦いはこれからだ。宇宙野球のルールは本文中で明言していないので雰囲気で察してねみたいな感じになってる。ひどい。
ちなみに「やってやろうじゃん」は、誰も以下略どうでもいい砲フォーメーション。この作品がそこまで届くことはありえないと思っているので。
今回は以上です。
久しぶりに書いたnoteの記事がこれってどうなのよ。
お読みいただきましてありがとうございました。