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Intel内蔵GPUの対応codec確認、dynabook、R734/M、G83/HS、youtube、VP9

はじめに

古いPC(dynabook R734/M)でyoutubeの動画(codec:VP9)を再生するとカクカクしたので、内蔵GPUの対応codecについて、Google様と会話して、分かったことをまとめます。

内蔵GPU対応codec確認方法

Wikipediaで確認

下記URLのwikipedia(Intel HD Graphics)にcodecについての記載があります。
・Apollo Lake(2016Q3)から、VP9に対応
とあります。
 
R734/Mは2014年製と、これより古くVP9非対応と思われます。


Google Chromeで確認

下記2URLにあるように、Google Chrome で、アドレスバーに
chrome://gpu
と入力し
“Video Acceleration Information”の”Decoding”から、内蔵GPUのcodec情報が得られことが分かりました。


現有PCの状況

PC1の仕様

・型名   :dynabook R734/M
・OS    :Windows10 Pro 22H2
・発売年  :2014年
・CPU    :i5-4310M
・GPU(内蔵)  :HD Graphics 4600

chrome://gpu

図1の様に、VP9に非対応と思われます。
H.264だけの様です。

図1

タスクマネージャー

Youtube動画(VP9,2160P,60fps,PC表示1080P)を再生した時の、タスクマネージャーの状況を図2に示します。
・CPU :100%
・GPU Video Decode : 0%
 
GPUによるdecodeが働かず、CPU使用率が高くなり、動画再生が厳しくなっていると思われます。途中停止、など、再生には厳しいものでした。
なお、解像度、fpsを下げれば、視聴に耐えるもになりました。

図2

PC2の仕様

・型名   :dynabook G83/HS
・OS    :Windows11 Pro 23H2
・発売年  :2021年
・CPU   :i5-1135G7
・GPU(内蔵) :Iris Xe Graphics

chrome://gpu

図3の様に、VP9に対応と思われます。
他に、H.264、hevc(H.265)、av1 にも対応していると思われます。

図3

タスクマネージャー

Youtube動画(VP9,2160P,60fps,PC表示1080P)を再生した時の、タスクマネージャーの状況を図4に示します。
・CPU :20%程度
・GPU Video Decode : 30%程度
 
GPUによるdecodeが働き、CPU使用率が低くなっていると思われます。再生もスムースでした。

図4

まとめ

つまらない内容にも拘わらす、お読みいただきありがとうございます。
 
Google Chrome で内蔵GPUの対応codecを調べることができるとわかりました。
 
古いPCはyoutube動画(VP9)の再生にCPUのみで対応するため、高解像度×高fpsでは厳しいと思われます。
 
慣れないため、コメントいただいても返信が遅くなるかもしれません。その際は、ご容赦の程お願いします。
 
2024年8月13日 公開









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