「人はいつの自分に応援されるかわからない。ただ、文字は確実に時を超えて、今に届く。」vs.盛岡
明治安田J3リーグ 第32節
vs.グルージャ盛岡
2-1 勝ち
サブ
今シーズン最後の米子開催。
天気にも恵まれて、ガイナーレに携わる皆さんにとってとてもいい日になったのではないでしょうか。
本当にたくさんの方々に来ていただき、いい雰囲気の中、サッカーできたことはサッカー選手にとって幸せなことです。
そして少しでも見に来てくれた子どもたちから憧れられる存在になれたらなおさらです。
今回の米子開催を受けて、次の米子開催では、絶対にもっと良いJリーグがそこにはあります。
そうやって、劇的に何かが変わるわけではありませんが、少しずつ、ただ確実により良くしていくクラブ、選手でありたいと改めて感じました。
春先のヤジンと先日のヤジンでは、明らかに、芝の状態が良化していたと思います。
実際にプレーしていた選手やピッチを見たお客さんからも一目瞭然だったはずです。
山田くんをはじめとしたグラウンドキーパーの方々の努力、もちろんそれを支えるクラブの力にとても感謝します。
そして、この芝を超える次のヤジンがとても楽しみです。
ありがとうございます。
では、今節、考えたこと、感じたことです!
「やるべきことをやろうとする遂行力。」
先月から新しいGKコーチのもと、また新たな価値観で、GKというのを学び直しています。
その中で、やらなければいけないこと、やろうとしていることというのが提示されています。
それに対して、「出来る/出来ない」があるんですがその、出来るはまあ一旦置いておいて、「出来ない」に対して、やろうとして出来ないのか、やり方が分かってなくて出来てないのか、能力が足りなくて出来ないのか、など、色んなタイプの「出来ない」があると思います。
もちろん、これを裏返せば、全部、「出来る」プレーの理由にもつながるんですが。
と、最近はそんな「出来ない」をなんとかしてやるぞと試行錯誤の日々なんですが、とてもこの感覚が自分の過去の記事を思い出させるので、紹介します。
約2年前の櫻庭立樹にブッ刺さった言葉、出来事を、サクッとnoteにして、書き記しておいたのですが、サッカーしていて、出来ないな〜って思うたびにこの言葉を思い出します。
以下、引用。
「うちの選手たちのやるべきことをやろうとする遂行力にはすごいなと、指揮をとっていて、すごいなと思います。」
これは、2年前にバスケはBリーグ優勝に導いた宇都宮ブレックス、ヘッドコーチ安齋さんの優勝後のラジオ番組で言っていた言葉です。
個人的に、宇都宮ブレックスのことはとても応援していて、色んな媒体から情報を集めているんですが、当時、大阪で練習に向かう車の中でそのラジオを聴いていた時に、安齋さんの言葉一つ一つの重みに衝撃を受けました。
もちろん、内容もすごいですし、声のトーンだったり、間の取り方だったり、と、文字で表せない感じです。
選手たちの「やるべきことをやろうとする遂行力」がBリーグ制覇の大きな要因の一つだった、という事実を受けて、今、自分が求められていることが出来ない瞬間というのを少しでも減らして、また新たな課題、要求にもすぐに応えられるような能力や理解力みたいなものを磨いていきたいなと最近は強く思います。
人の心を持った高性能ロボットがこの道の着地点ですかね。
「応援されるということ。」
今季ラストの米子開催が、ピッタリ自分の誕生日と重なり、自分の人生の中でも、こんなに多くの方に当日に直接、おめでとう!と伝えていただいたのは初めてだったと思います。
この場を借りて改めて、ありがとうございました😊
僕自身、サッカー選手としても目標に、「人の心を動かす選手」というのを掲げています。
その目標を紐解いていったときに、必要なことは、「応援される選手になる」ということです。
じゃあ、どうやったら応援される選手になれるのか。
逆に、僕自身はどんな人を、誰を応援しているのでしょうか。
その答えは、ざっくり言うと、「知人」です。
大学の同期だったり、高校の友達だったり、家族だったり、たぶん、名前も顔も知らない赤の他人のことを、人間はなかなか応援しにくいはずです。
だからまずは、「知られる」必要があります。
僕がnoteを書く理由の一つが知られるためです。
櫻庭立樹がどんな人間か、どんなことをしているのか、考えているのか、すべてを曝け出せているとは思いませんが、少しでも伝わるように努めています。
それを見たり聴いたり、して、ファン、サポーターは応援しよ!とか、あいつなんか気に食わないなー。とか、判断するはずです。
それが、僕の目標、「人の心を動かす」第一歩だと僕は思っています。
正直、どうやったらこの目標が満たされるか、明確な基準や道筋は立てられていません。
数値的でもありませんし、具体的でもありません。
ただ、皆さん生きている中で、心が動いた瞬間、感動した瞬間、言葉にならない瞬間、というのはどこかで経験していると思います。
そしてその経験は、たぶん、パッと思い出せますし、鮮明な記憶なはずです。そして、明るい気持ちになれるはずです。
僕は、皆さんのそんな瞬間になれたら、嬉しいです。
めちゃめちゃ綺麗事ですが、この目標が僕を頑張らせてくれます。
そして、最後に、皆さんがバースデーソングを歌ってくださったあの瞬間は、僕の心が動いた瞬間でした。
とても嬉しかったです。
最後に。
皆さんからたくさん、誕生日プレゼントをいただきました。
一つ一つ大切に使わせていただきます。
本当にありがとうございます。
申し訳ありませんが、皆さんの誕生日を全部調べ上げて、お返しをしたいところではありますが、ちょっと現実的ではないので、日々の活動、そして、勝利でお返しさせてください。
今週末は、アウェイ松本山雅戦です。
残りの6節は、良くも悪くも、ジェットコースターのような6週間になると思います。
個人的な感覚だと、最低でも勝ち点50台に乗らないと、6位以内は厳しいと思ってます。
と、僕が思っているということは、他のライバルクラブの方々も感じているはずです。
深刻に考えすぎる必要はありませんし、勝ち点が欲しい!と叫んだところで勝ち点は得られないので、
選手もスタッフも、そして、サポーターの皆さんも、
バランスの良いご飯を食べて、しっかり寝て、だんだん寒くなってくるから、きちんと天気予報を見てから、仕事に向かって、明るい声で、挨拶する日々を送るしかないです。
これが「かなり」難しいんですけどね。
全クラブに与えられた残り18ポイントをどれだけこぼさず走り抜けられるか、1年間の旅路の終わりはどうなるか、
ワクワクで夜も眠れません。
ほら、早速、難しい、、、、、。
図書館巡りにハマっている櫻庭立樹より。