まさか天気の子はいませんよね。vs.讃岐
2024 J3リーグ第5節
VS カマタマーレ讃岐
1-1 draw
スタメン
水曜日開催、かつ、悪天候にも関わらず、多くの方がスタジアムに来てくださり、選手として嬉しく思います。
ありがとうございます😊
試合内容は勝ち切ることができず、何度かゴールに迫ることは出来ましたが、複数得点にまでは至りませんでした。
GKとしては枠内シュートを少なく抑えることは出来ましたが、失点シーンでは相手に良い状態を作られてしまい、非常に難しかったです。本数を少なく抑えようが、失点数で戦っている以上、その少ないチャンスをモノにできるか、防げるかが大切です。枠内シュート1本で負けることがあるのがサッカーだと思うので、そこへのこだわりは日々の練習から高めていきます。
さて、本題に入ります。
今節で感じたこと、考えたことは、やはり、サッカーにおける天候環境、そして、連戦の捉え方についてです。
いろんな考え方があるから皆さんもこんな考え方があるんだ、違うと思うなーなど、一緒に考えてみてください!
今回のnoteもよろしくお願いします🤲
1 天気は変えられない。
まず、世の中には自分で変えられるものと変えられないものがあると思います。自分自身の意識や行動は自分次第で変えられます。ただ、他人の意識や行動は基本的には変えられないものとして捉えた方が良いです。自分の振る舞いで良い影響を与えられることはありますが、それ自体も、結局自分の行動を変えることで起きていることなので、変えられないものだと僕は思います。
では、サッカー選手にとっての変えられないものとは、今回のテーマである天候です。
今回は風速約10m、雨時々みぞれ、気温5度という非常に過酷な環境でした。僕のサッカー人生で1番風強かったです。笑
この天候はサッカーをプレーする上で、日頃の練習とは大きく異なり、その影響力は大きかったです。
この天候×サッカーを考えた時、どちらを変えられるのか、変えなければならないのか、それは明白です。天候は変えられないので、消去法でサッカーを変えなければなりません。
この天候を利用して、自分たちの強みを出す、もしくは、相手の良さを消す、ことに頭の中をチェンジしなければなりません。チェンジと言いましたが、いつでもこれは行わなければならないことなのかなと思います。
僕自身のプレーも、向かい風の前半はリスクを負わないように、かつ、処理の難しいロングボール主体でした。そして、そのロングボールも高く蹴ってしまうと風で戻されてしまうので、低く蹴る必要がありました。何本かは高く上がってしまったりしましたが、ある程度、風の壁に負けないキックができたと思います。そこは、個人的な収穫の一つです。
逆に追い風の後半は、高さを出せば勝手に風に乗って飛んでいったり、低くても風に乗りかなりのスピードが出たりするので、相手陣地に押し込むことができます。うまく天候に対してストレスを抱えすぎることなく、戦うことができたと思います。
このように選手として、天候にストレスを抱えては、目の前の対戦相手に勝つことを忘れ、天候と戦ってしまうこともあるので、変えられないものは変えられないと割り切って、サッカーをするべきだと僕は考えています。
2 連戦は連続しているのか。
では次に、連戦の捉え方について。
結論から言うと、「連戦でなくても試合は連続している」というのが僕の考え方です。
一般的に連戦と呼ばれるのは試合と試合の間が、2日か3日ほどしかないことを言います。
つまり、一般的に連戦と呼ばれているのはただ、試合間隔が短いだけで、連続性という意味では通常の週末に設定されている試合も、連続的には行われています。ただ、試合間が長いだけで。
今書いたことは単なる言葉の定義の話で、世の中に間違って染み付いている言葉だけど、別に本来の意味とは相違ないことの屁理屈みたいなものなので、無視してもいいとは思うが、「連戦です!」といって、いかにも過剰に過酷さを煽るのは、思考停止しているようで、僕はあまり好きではないです。
と言いつつも、中2日の試合は、フィジカル的にもメンタル的にも過酷だと思います。理由は回復が間に合わないからです。
週末開催の日程なら、試合が終わった翌日は軽運動、そして、その翌日はオフとなり、2日間、完全回復に使います。
今のスポーツ科学では、これが主流となっています。つまり、試合が終わった瞬間から次サッカーするまで72時間程度空けることが理想とされています。
加えて、2023年に開催されたラグビーW杯でも、この試合間隔について、「少なくとも5日間」空けることを義務付けました。サッカー界だけでなくてもこのように試合で負ったダメージを回復させることの重要視する風潮が高まっています
そして、三笘薫さんが約1年前に語った、世界日本の違い、世界最高峰のプレミアリーグで活躍している三笘選手はこう言ったと、
『コンディショニングですよ』
筑波大学蹴球部のYouTubeチャンネルで、現監督小井土さんと三笘さんが会話した内容を小井土さんが当時の部員に共有している場面がありました。
9:00〜から始まります。非常に面白いので共有します。
他にもぜひ後輩たちが面白いYouTubeをたくさん撮っているのでぜひ見てみてください🙇
Jリーグより過密日程かつ高強度なゲームがそれこそ、連続しているプレミアリーグでは、それでも怪我しないコンディショニングを求められていると。
それのコンディショニングの具体例は、高強度に耐えられるフィジカルや、それを回復させるリカバリー力が挙げられると思う。
僕自身、Jリーグの舞台で、まだまだこれからですが、試合に出させてもらっているシーズンは初めてです。今まさに短いスパンでの試合を経験していますが、正直この程度の負荷をリカバリーし切れないようでは、サッカー選手として上を目指せるわけがありません。海外でなくてもJ1の日程を見ると、中2日かつアジアでの戦いACLがあったり、と本当に過酷な日程が組み込まれています。数日後、日本代表の試合がありますが、日本代表選手もヨーロッパから移動してきたり、コンディショニングはサッカー選手から切っても切り離せないなと改めて感じています。
そして、中2日と3日の試合のことを連戦と呼んでいますが、この2日と3日の間にも24時間という貴重な時間があることも把握しなければなりません。
連戦だから、と言って、中2日と3日の試合を同じように捉えては、良いコンディショニングはいつまで経っても出来ないでしょう。
認識しにくい現実を言語化することによって、この言葉が我々を良い方向に向かわせてくれることももちろんありますが、間違った言語化も世の中にはたくさんあり、それが間違った認識を生み、悪い方向に導いてしまうこともあるということをもっと考えなければならないと思います。
次は中3日で、試合があります。
そして、アウェーゲームなので、移動もあります。
最大限の回復時間を設け、相手より良い状態で試合に臨むことが、勝利につながります。また戦術的にも精神的にもリカバリーをして、次の試合に向かっていきたいです。
連戦をここに書いていく上で、たくさんのことが浮かんで、言葉になっていったため、少しまとまりのない内容になってしまいましたが、言語化の有効性とそれを伴う“連戦”の捉え方について、こんな考えもあるんだと思っていただければ嬉しいです。
今節も長々と書いてきたnoteをここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
もっと読みやすい文章をと思いますが、個人的にはいつもより論理的ではなく情熱的に書き進めることができ、これはこれでいいのかなとも思ったりしてます!
友人たちが僕のnoteをここまで読んでくれるか分かりませんが、次は関東での試合なので、大学の仲間が多く残っている関東の試合で、良い友にも会えたらなと思ってます。
連絡待ってます🫶
次こそ勝利を。
今回のnoteもありがとうございました😊
櫻庭立樹。