2024年2月20日(火)【ちみゃくのうた】
最近、気温が暖かく風も強くて春を匂わせる気候ですね。
私は、毎年12月までは、木々が力を枯らして「しん」と冬が来る、寂しいような静かなようなものを感じるのです。自然豊かな土地に住んでいるので、そういう気配には敏感なのだと思います。
1月になると、もう木々が春の訪れの準備をしているように感じます。桜も多い場所で、桜並木、斜面一面の桜がずっとこの土地に根付いているのです。
その木々が、少しずつ芽を膨らませて、来るべき時に咲くための準備をしているような…エネルギーを蓄えているような気配を感じます。
桜以外の木々や草花も同じ時期に同じエネルギーを発し始めています。
1月に春の気配を感じる…というとまだまだ冬なので周りにはあまり理解してもらえないのですが…。
今年は気配を感じるのが遅く、2月中旬の先週くらいからありまして…その3日後くらいに気候が暖かになり風が強くなりました。
2月に感じるのは遅い…というのも、意識的に感じ取れるようになってからここまで遅いのは初めてのような気もします。
気候も連動しましたし、今年は皆さんと同じタイミングで春の兆しを感じられているようです。
芽がいっぱいいっぱい力を溜めているお写真も撮影できたらいいなぁ。
春って……、少しの高揚感と不安定さがありませんか?
坂口安吾の『桜の森の満開の下』という小説があるのですが、桜は人を狂わせる、という描写がなされていたように記憶しています。
読んだのが随分前なので記憶怪しいですが…。
少しどきどきしますし、高揚感があり、情緒も不安定になる季節です。
四季のある日本は素敵ですね。
私たちの心も精神も四季に根付くところは多いと思います。
藍色さくらは桜とともに育ち、桜が大好きな人間です。
毎年花びらの色が違うのも楽しみです。
色が薄いと心配になります。
気温差のあるところで他が散っても咲き残る桜を…、隠れ家のように見に行くのも待ち遠しいです。
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