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三人称ノベライズとの出会い
こんにちは。さくらです🌸
前回は、傷ついたけど活力になった言葉についてお伝えしました。
言葉を大切にしていきたいけれど、自分の気持ちや感情を言葉にするってなんか難しいですよね。少なくとも私は苦手です。そんな私に、カウンセリングをしてくれているCNSの方から三人称ノベライズというものを教わりました。
今回はそのお話です。
三人称ノベライズとは...?
「嫌な経験やそのために起こったネガティブな気持ちを明確にし、視点を変えることでこれまでの「自分を追い詰める思考サイクル(ぐるぐる思考)」を変えていくよう習慣づけをするワーク。嫌な経験を小説風に整理することで、一般的なお話感覚でとらえて客観視する。
というようなワークです。少しイメージしにくいですかね。
自分の気持ちを客観視するために取り組み始めたのですが、今は嫌な経験だけに限らず、自分に起きた出来事や考えをひたすら書きまくっています。
3~4年前から始めたこのワーク。私のこれまでの経験を小説風に書いた三人称ノベライズを、このnoteで少しずつ配信していけたらと思います。
今日は記念すべき⁉第一作目の三人称ノベライズを配信します。
タイトル「桜の一日」
朝起きると、「また目が覚めた。」「また長い一日が始まるのか。」「生きるって何だろう。」と桜はいつも思う。何となく朝ごはんを食べ、横になる。天井をみつめ、今日一日どう過ごすかを考える。「今日のOT何だろうな。」「お昼ご飯は何だろう。」「今日は何もなく穏やかに過ごせますように。」と色々考える。昼になると「あと6時間で夜ご飯だ。」とまたご飯のことを考える。OTも終わり夕方一人になると心が「ザワザワ」としてくる。どういうメカニズムなのかは分からない。ただただ辛くなってくる。このザワザワモヤモヤした気持ちは簡単には消えてくれない。時間が経つのを待つ。それまで衝動的になるのを抑えるしかない。それに、周りの音や声にも気が向いてしまう。それでまた心がザワザワしてしまう。ほんの小さな出来事なのについ「イライラ」という感情が込みあげてくる桜がいる。「ああ、どうしよう。」対処に困る桜。夜になると「今日も一日生きたな。」と桜は思う。夜中何度も目が覚める桜。「私はどうして生きているのだろう」と何度も繰り返し考える。答えは出ないけれど眠りにつくまでグルグル考える。そしてまた朝がやってくる。その繰り返しだ。これが桜の一日。
ここまで読んでくださりありがとうございました
どうでしょうか。本来の三人称ノベライズの意図とは違うかもしれませんが、第一作目はこんな感じで書いていました。これを見ると当時の入院中の感情が少し湧いてくる。思い出される。辛かったけど、これを乗り越えて今いるんだなと思うと何か感慨深い。
次回:三人称ノベライズ第二作目「桜の心」