手塚漫画のセリフ改変を見つけてしまった話

「好きな漫画3作教えて」とか言われたら絶対挙げるぐらい好き、というか自分の中では殿堂入りしとる漫画『あや』。
 何年か前に古本市場で角川文庫のやつを買って、それをずっと読んどったけど、そろそろ買い替えるか〜と思って、きのう新刊書店で新しいのを買って読み始めた。
 相変わらず絵がうますぎるな〜、でもなんか違和感あるな〜と思って、中古で買ったのを確認したらやっぱり改変されとった、てゆうだけの話。

 主人公のひとり・ろうが、
「奇子は自分の父親と兄嫁との間にできた子どもなんや!」てことを察したそのすぐ後に 偶然ふたりの近親相姦を目撃して、他の家族に事情を聞いて回った後のセリフ。

↑手塚治虫『奇子』第2章「祝殿」より
(角川文庫・1996年6月25日 初版)
39ページ 左下のコマ
↑手塚治虫『奇子』第2章「祝殿」より
(講談社 手塚治虫文庫全集・2022年9月1日 第11刷)
43ページ 左下のコマ

 そうはならんやろ感がすごい。
 手塚漫画はもういろんな出版社から大量に出とるから、何年前のどの段階で、どういう基準で最初の改変がなされたんかは知りようがない。どうしようもない。
 こういう突っ込みどころしかない改変、『ブラック・ジャック』なんかは特にひどいって聞くけど、実際に自分の目で見てみると、、ショックやなぁ、、変に几帳面というか拘りが強い性格のせいで、こういうのがめっちゃ気になってまう。

 いやどないしよ、、でもきのう買ったばっかなんよなぁ、、

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