今から退職を考えている方へ!
3月いっぱいで定年退職を迎えられた方もいらっしゃるかと思いますが、ファイナンシャルプランナーとして、過去に何件か「言ってくれればよかったのに!」と言う案件がありましたので、ご紹介しますね。
一般的に勤続3年以上で会社を退職した場合、退職金が支給される事が多いかと思います。私的に退職金は、「頑張って勤めた自分へのご褒美!」と思っています。そんな退職金を会社から受け取った際、「退職所得控除」という控除があり退職金にそのまま税金をかけるのではなく、ここまでだったら税金をかけませんよ!と言う制度になります。
この控除は勤続年数で、控除額の計算方法が違います。
「勤続20年超」
ここがひとつの区切りになります。
勤務20年以下の場合
40万円✖️勤続年数 (80万円未満の場合は80万円)
勤務20年超の場合
800万円+70万円×(勤続年数ー20年)
となります。月数は切り上げになります。
(勤務年数が19年1ヶ月の方は、切り上げて勤務年数20年になります。)
たとえば
①勤務18年6ヶ月の方の場合
勤務年数は切り上げですので19年。 40万円×19年=760万円
退職金が760万円までなら、税金対象にはなりません。
②勤務21年1ヶ月の方の場合
勤務年数は22年。 800万円×70万円(22年-20年)=940万円
退職金が940万円までなら、税金対象にはなりません。
③勤務年数25年で退職金が1,500万円の方の場合
800万円+70万円×(25年-20年)=1,150万円までが退職所得控除になりますので1,500万円-1,150万円=350万円 👈この金額の1/2が所得とみなされます。
(2021年4月現在の控除額になります。改正の際は控除金額等が変更になります)
そして③の方で退職金が多い方は、ここからが大切です!
長年勤めてきた方で退職金を多く受け取られる方は、退職金の受け取り方法も選ぶ事が出来る会社が多いです。この受け取り方法を間違えて後悔しない様にしましょう。では、どうしたらいいのか…
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