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デートはエンパイア


 ジョセフ・コシンスキー監督実写版映画「Oblivion」より、勝ち組一等市民役のトム・クルーズ氏です。有能なパートナーのアンドレア・ライズボローさんと政府から支給された高級住宅に住んでいます。


 地表から1キロ上空、峯の頂上にある一戸建て住宅です。選ばれたエリートの一等市民だけに許される最高級住宅ですね。トムはパイロット兼、核エンジニア兼、ソルジャーの三役をこなします。妻は看護士兼、iTオペレーターです。


 トムが出勤に使うジェット・ヘリコプターです。自立的に自動操縦もできるヘリですが、トムは優秀なのでマニュアル操縦もこなします。


 トムさんのお仕事は遠方に見える巨大な海水濾過プラントの管理です。完全自動運転で24時間稼働、浮遊する全自動無人工場なので、空域の見回りだけしていればOKですね。


 この時代、月が爆発する天変地異が生じて地球は大規模災害に見舞われます。地表の99%が破壊されて人類は事実上絶滅します。この天変地異で地表が有害物質に汚染されてしまったためです・・


 でもだいじょうぶです。地球の静止軌道には一辺10キロメートル以上の巨大宇宙ステーションがあり、優秀な選ばれし人材がここで生活しています。トムさん夫妻は交代制の地表管理要員なのです。


 高さ400メートルのエンパイア・ステートビルも、ほとんど土に埋もれて昔の面影がありませんね。でもここは災害前、トムさんにとっては思い入れの深い場所なのです。パトロール任務中にちょくちょく立ち寄ります・・


 地表1キロにある住宅は汚染物質の影響をうけません。床面積が100坪ぐらいあり、ジムや医療室、温水プールまで完備されています。妻は汚染された野外に外出しなくても生活ができます。


 妻の仕事部屋。静止軌道の巨大宇宙ステーションは常に昼側を周回しています。日中、ステーションが上空にいる間、連絡を取りながら地表を管理するお仕事をしています。ヘリで飛び回るトム君の中継役ですね。ここからプラントの遠隔操作ができます。


 日が暮れたら仕事はおしまい。世界で一番愛している夫がジェット・ヘリで帰宅します。夕食後、美人妻のアンドレアさんが一糸まとわぬ姿で夜のプールに飛び込むシーンがあります。


 ある日、未知の汚染地区で未確認の事故が発生してトム君が状況確認に向かいます。長時間滞在すると汚染されてしまう危険な地区で、危険な生物が棲息しています。


 爆発の起こった災害前に建造された構造物内でコールド・スリープ・カプセルを発見します。複数個が稼働していたのですが、救出できたのは一人だけです。


 早々ジェット・ヘリで自宅へ搬送して、医療設備で治療します。このとき妻は、トムのただならぬ動揺を察知して勘ぐります・・・ 救難女性をオルガ・キュリレンコさんが演じています。


 回復した救難女性と全快祝いの食事なのですが、異様に空気が重い・・ だって、この救難女性はトムさんの元カノで婚約者だったのです。(×!○!×)


 最初に行動したのはオルガさん、今妻アンドレアの目を盗んでトム君を誘い出す事に成功します。早朝二人、ジェット・ヘリで空のドライブへ出かけます。


 朝日を見ながら思い出の場所で「あの女はダレ?」「私との永遠の約束はどうなったの?」みたいな場面ですね。もてる男性はつらいです、トム氏がどのように切り抜けるのか、ご興味がある方はぜひDVDを御視聴ください。


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