空気清浄機

1986年公開ジェームズ・キャメロン監督「Aliens」より民間人アドバイザー役のシガニー・ウィーバーさんと海兵隊伍長役のマイケル・ビーン氏です。行方不明になった女の子を救出する映画ですね。

　シガニーさんの横はランス・ヘンリクセン氏です。人工知能AI搭載のシンセティック（合成人間）をクールに演じています。医療処置からヘリコプターの操縦、コンピュータの操作などを人間の3倍の早さでこなします。

　窓の外の巨大な建造物が空気清浄機です。タワーマンションぐらいの高さの円筒形ピラミッドみたいな外観です。20年間フル稼働させると有害な空気も呼吸可能な状態にできるそうです。

　ミツバチの巣箱みたいな構造で、入り口から宇宙ヘリコプターで中に入ることができます。この空気清浄機の電源は原子力発電です。原子力発電所と空気清浄機が一つになっています。

　この惑星の風景です。核戦争でもあったかのように荒廃しています。でも、この空気清浄機で再び呼吸できる空気にできます。このような行為をテラフォーミングと呼ぶそうです。

　こちらは現地で働くスタッフの方々です。原子力空気清浄機からは数キロ離れた居住区画に家族で住み込んで働いています。

　地球からこの惑星までは17日かかります。劇中では語られていませんが太陽系外のディープ宇宙だと思われます。たぶん特異点型の超光速航行をする宇宙船だと推測されます。

　亜空間を航行中は生身の肉体に良からぬ要因があるようなので乗員はカプセル内で睡眠しています。その間はAI搭載のシンセティックが乗員を安全に管理しています。

　こちらは輸送物資搬入作業をしている人形フォークリフトです。自分の手足のように義手を操作できるので作業効率が高いようです。

　シガニーさんはAI搭載シンセティック役のランス氏と協力して行方不明の女の子を無事に保護します。マイケル君は途中で負傷してしまい・・　活躍の場をシガニーさんに譲ります。

「空気清浄機」+「原子力」この相反する組み合わせの結末は核爆発で終演します。直径60キロが更地になり放射能をまき散らします。爆発しない原子力エンジンを早く実用化してほしいですね・・

　静止軌道に停泊している宇宙船に帰ると、招かざる客が密航しています。そしてこの超有名なシーンになります。シガニーさんが人形フォークリフトで戦います！！

　この当時からジェームズ・キャメロン監督は目のつけどころがすごいですね。
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