好きなもの囲まれて生きる人

好きなものに囲まれた生活をしている人は、美しいなと思います。
好きなものっていうのは、服でも、仕事でも、人でも、家具でも、部屋でも、食べ物でもなんでもです。

好きなものに囲まれた生活をしている人=心を動かされる感覚を大切にし、自分の歩みたい人生を自分の足でしっかり歩んでいる人なのだと思います。

最近、ジブリ作品をよく観ます。私は、登場人物の心が大きく動いた時の表情がすごく好きです。泣いたり、笑ったり、怒ったり…ジブリ作品を観ていると、人の表情の大きな変化は胸にくるものがあり、泣きそうな気持ちになります。なかでも特に好きな表情が、恋に落ちる瞬間の表情です。心臓がばくばくして、顔がぱあっと赤くなって…一目見て好き、一目惚れみたいな表情を描いた作品があります。
ぱっと見て好きだと思うのは、大きく心が動かされたということ。そんな心の動きが瑞々しく描いてありました。

何かを「素敵！」と思う瞬間は、心が大きく動いた瞬間であり、恋に落ちることと似ているのかもしれません。そんな感覚を大切にしている人は、「素敵！」で「好き」になったもので周りを固めて、見るたびに、感じるたびに、心をときめかせながら生きているのでしょう。

そして、そんな美しい人たちは、心をときめかせるために無駄なものをそぎ落とす潔さも持っているように思います。何がいらないかわかるから、何が必要かわかる。だから、自分の歩みたい人生も見えて、自分で創造することができるのだと思います。

好きなものは大切にできます。丁寧に扱うことができます。

なんとなく、安いから、誰かが持っているから…という理由ではなく、小さな恋の感覚を大切に買い物をすると、丁寧で豊かな暮らしができるはずです。好きを大切に過ごしていきましょう。

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