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72-52候 霜始降(しもはじめてふる)

秋 霜降 24節気72-52候 霜始降(しもはじめてふる)

 霜をバリバリ踏んで歩いた靴族の感触は心地よかった。
 仕事で栃木へ行った時に初めて経験したのであった。齢60歳。
 還暦を過ぎてなおまだお初な経験があるとは、なんとも面白いことであった。
 そう言う意味では、人生に於いて半世紀も経ってから立ち上げた仕事は、私のあらゆる感性を磨きあげてくれた貴重な体験だった。

 今や、月一の検診のみ出かける生活となってしまったけれど、今日、息子が、病院の帰りに期日前投票に区役所まで立ち寄ってくれた。4〜5年ぶりの遠出だった。
 雨上がりの街路樹や植え込みの木々がツヤツヤと輝き、なんか嬉しくて、思わず手が出て触らずにはいられなかった。
 
 さて、 霜始降(しもはじめてふる)
 ここ大阪市内では霜など見ることはないが、朝晩はめっきり寒くなり、バルコニーの住人たちへの水やりは日中にとなった。
 枯れて積もった藤の葉っぱをかき集めていたら、焼き芋を食べたくなって、グリルにアルミホイルで包んだサツマイモを放り込んだ。
 
 小さな秋の始まり・・・

2024年10月23日(水)【旧暦 長月21日】


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