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花散らしの雨
「花散らしの雨になりそうです」
TVのお天気コーナーで可愛い声のお嬢さんが言った(2016年のこと)。
『花散らしの雨? こりゃぁいただき!』
と、私は思ったのだけれど、どうやらこの「花散らし」でネットがプチ炎上している。
元々の意味が・・・
花散らし=3月3日(旧暦)を花見とし、翌日若い男女が集会して飲食すること(広辞苑)ということらしい。
ということは、今で言う「お花見合コン」か?(笑)
問題は『翌日』と言う言葉がもっと意味深だという説もあるようで、その行為が「花散らし」と捉えれば、到底、お天気おねえさんが口にする例えではないのだと。
では花散らしでなければどう言うの?といえば、正しくは「花流し」だとか。
待って! ちょっとニュアンス違わない?
現代の花見は、昔と違って非常にお行儀良くなっていて、枝を揺する人や枝を折る人もいないし、桜の根の上でシートを敷くのもダメだってことは常識になっている。人がワザと花を散らすことなどするわけがない。
桜の花を散らすのは「雨」か「風」の為せる技、最近はスズメも突いて散らしているけれど(笑) 。
『花散らしの雨』
昔の隠語に囚われ炎上することなく、単純に使えばいいのでは?
だって「花散らしの雨」って耳にも美しいもの!
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大阪城内の勝手に私の名をつけた桜(笑) かなり枝が整理されてしまっているみたい
「◯◯桜をみにきたよ〜」
孫①が夜桜を観に行くと言ったので、とびきりの桜を教えておいたら、さっそく行ってきたと報告をもらった。
「やっぱりええとこにあるなぁ、綺麗やわ!」
3日後の火曜日には雨となるらしい。この咲き具合だと、まさに『花散らしの雨』となることだろう。