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72-60候 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
冬 小雪 24節気72-60候 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
橘が見事に黄ばみ鈴なりになる景色は、おひなさま飾りの右近の橘(左近の桜)。橘がはじめて黄ばむ今からでは随分先である。
最も、橘と桜が同時に実をつけ、咲きほころぶことはあり得ないので、あくまでもイメージの世界だと割り切ったのはつい最近のこと。それまでは、桜と同時に実る木は何だろう?甘夏?八朔?ならあり得るかも?でも橘はあり得ないと悩んでいた(笑) 。
実際にミカンやスダチ、シークワーサーを育ててみれば、夏に結実して大きくなり黄ばみはじめるのは10月〜ちょうど今ごろ。
春まで残しておけば実の数も減ってきてあの鈴なりにはならないことは検証済み(笑) 。
さて、橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
先月、我が住人、ブラッドオレンジの木に貧弱な実を発見。結実は毎年いくつかできるけれど、たいがいはまだ雄蕊が付いた状態で小指の爪くらいの大きさで落ちてしまう。
こうして実が残っているなんて1ミリも思っていなかったので、すっかり見逃していた。
TOP画像は、その枯れかけている貧弱な実。
包丁でまっ二つに割ってみたら、中はまだ色づいていなくて、カスカス状態、この冬に肥料をあげてみて、来年のお楽しみにしてみよう!
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2024年12月2日(月) 【旧暦 霜月2日】