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フリーランスで働くということ。

フリーランスになって2年が経ちました。

まずはがむしゃらに、深い意味などはさほど考えずに、とにかく走り続けてみた2年。

まだまだ努力が足りないなぁと日々反省しながらも、最近やっと、自分にとっての「仕事」が形になってきた感覚を持てるようになりました。

私の中で「仕事」は自己表現の場。

キャスターに所属していたときは、「フルリモート」という働き方が特別なものではないことを体現していきたい、と思って働いていました。

ハッカズークに所属していたときは、企業と個人の関係性、退職のネガティブな価値観をアップデートしていきたい、という思いを持って働いていました。

振り返ると、いつだって仕事は自分の思いを体現していく、自己表現の場であったことを感じています。

フリーランスはこれ以上ない自己表現の場であり、楽しくするも苦しくするも全て自分次第。

フリーランスのメリットというと、時間や場所に縛らない働きやすさや、誰と働くかを選べるという自由さが魅力としてフォーカスされがちですが、私の中では、真っ向から自分と勝負し、同時に、その自分で勝負ができる面白さ、が一番の醍醐味だと感じています。

自分自身のアウトプットを目的に、思うがままに綴りますが、フリーランスとして働くことに興味がある方にとって、何か参考になるものがあれば嬉しいです。


仕事があることの幸せ

フリーランスになって、改めて仕事があるってありがたい!働くって最高!って思うようになりました。

私の場合は、本当に恵まれ過ぎていると思うのですが、今までの繋がりからお仕事の依頼をいただけていて、周りの皆様に支えられて生きていることを日々痛感しています。

こんな私でも頼ってくださる方がいるんだと、そんなことに気がつけたのも、フリーランスになって良かったなと思うところです。

フリーランスになり、自分に求めてくださったものに対し、きちんと価値をのせて返したい、そのためには何ができるだろう、という事を、今まで以上に意識して仕事に向き合うようになりました。

シンプルかつ当たり前のことではありますが、真っ直ぐに仕事に向き合える環境があることは、とても幸せです。

求められていることに対し価値を返す、という、仕事の基本に改めて立ち返り、その充実や幸せを体感し直した感覚がありました。

フリーランスを始める前は、いつか仕事が無くなるかもしれない、というプレッシャーと常に闘うイメージが強かったのですが、今のところ楽しさや充実感の方が圧倒的に大きいです。

こう思えるのも、今一緒にお仕事をさせていただいている方々に恵まれているから、の一言に尽きますが、改めて仕事があること、働くことの幸せをアップデートできたのは、フリーランスになったからこそだと感じています。


フリーランスに必要なスキル

いつか仕事が無くなって無収入になるんじゃないか。フリーランスで生きている以上、絶対ついて回る不安のような気もしますが、私はあまり深く考えていません。

そんな不安が大きい中ではいい仕事はできない!という謎の根拠のない自信(笑)と、どんな選択を選ぼうと絶対とか安定はないので、自分の中でこの「不安」をどう捉えるか次第かなと思っています。

安定的に仕事がある状態をつくることも重要ですが、不安よりも楽しみを大きく取れる人の方が、フリーランスには向いていると思います。

楽しみを大きくする、そのためには、誰(企業)と一緒に働くか、自分自身の意思、軸を持つことが大切だと思っています。

働く人を選べるほどの人間なのか、と言われると私はまだまだ未熟というのは前置きした上でですが。

自分が心から熱中できる環境、向き合いたいと思える環境を選べるかどうかで、フリーランス人生の充実、そして自分自身の成長につながると思っています。

選ぶ軸も大事にする一方、実は断る勇気も必要で、いくら最高の環境であっても、自分のキャパオーバーになる可能性がある仕事は価値がお返しできないので、安易に受けない、手放す、ということも大事にしています。

エネルギーを注げる時間は限りがあります。

フリーランスになると、お断りができなくて引き受け続けた結果キャパオーバーに苦しむ、なんてこともよくあると思いますし、実際私もそんな時期がありました。

一瞬はパワープレイでなんとか乗りきれることもあるかもしれないですが、そこまで体力気力に自信がある方ではないので、長く続けることは難しい。

価値を最大限お返しできる状態を維持すること。そのための仕事を選択するスキルは、実はフリーランスに一番求められるスキルだと思っています。


お金の管理について

実はフリーランスになって一番心配だったのはお金の管理!
はじめは、個人事業主の届出も急かされて出したくらいだったし、青色申告?なにそれおいしいの?くらいのテンションでした(笑)。

私の場合、友人が経理のスペシャリストということもあって、個人事業主としてのお金の管理はぜーーーんぶお任せしていています。
なので、いまだに私は仕組みを理解できておらず、管理が甘いとよく叱られています(笑)。

ただ、会社員時代は知らない間に引かれていたお金も、個人事業主になると全部自分で払うようになるので、出ていくお金がしっかり見えることで、ちゃんとお金の管理をしなくては、、、という気持ちに自然となりました。
最初は出ていくお金が多過ぎて恐怖だったなぁ、、、

自分の収入を正確に管理すること、生活を守る収入を維持する意識をもつこと、また、税金の仕組みを理解することもいい勉強になっています。(まだよくわかってない事も多いけど)。

お金の管理に自信がある人は問題ないと思いますが、苦手意識がある人は、日々の管理や確定申告はそれなりにコストがかかるので、フリーランスになったタイミングでプロに管理をお任せしちゃうのもおすすめです。

お金の管理のストレスがないって、想像以上に大きいです(私個人的な所感ですが)。

本当は全部自分でできる方がいいに決まってるし、やるべきとは理解しているのですが、日々仕事に全力投球するためにストレスは減らす!と割り切って、私は友人に全力で甘えています。


今思うこと

ちょっと話はそれますが、3月に父は定年を迎え、7月から個人事業主として新しいキャリアを歩んでいます。

父になんで今の働き方を選んだの?と聞いたら、私の働き方を見て自分もやってみようと思えた、と話してくれました。

保守的で一般的な「普通」を求める両親のもと育ったわりに、なにひとつ「普通」を実現しない娘に育ってしまい、両親には申し訳ない気持ちがすごくあるのですが、私の働き方が父の意思決定に多少なりとも影響を与えられたことは、私自身の自信にもなったし、素直にとても嬉しかったです。

私の中で、現時点ではフリーランスの働き方は生き方としても満足しているし、自己表現の場、としては最適だと思っています。

ただ、一生フリーランスなのか?と言われるとまだわかりません。

その時その時で最善の選択をした結果、フリーランスとしての生き方が実現できれば幸せだし、フリーランスではない生き方の方が自分の幸せを体現できるタイミングがきたら、フリーランスにこだわる必要もないと思っています。

今は、フリーランスとしての生き方を楽しみながら、日々求められることを一つ一つ乗り越えていって、その先に、フリーランスと会社員の垣根がない、働き方の選択肢としてフリーランスが当たり前にある、そんな世界観を私自身のキャリアを通じて体現していけたら幸せです。


P.S.
サムネに使った写真に思いの外反響あって驚いていますが、今年の5月に旅行したタイのリペ島の写真です。リペ島、行くの大変なのでちょっと体力が入りますが、海は綺麗だし、シーフードは美味しいし、のんびりしたビーチリゾートが好きな人にはとてもおすすめです。


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