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【アメリカ駐在】アメリカの中学生の意外すぎる感覚。

日本の中高生は皆同じ制服を着ていて個性がないけど、アメリカは皆がそれぞれが違って個性がありそう。
なんて考えは迷信かもしれない。

中学校の新学期が始まり、娘が言った。
イケてるグループの女の子達が15人~20人くらい、全員同じ格好で登校してたと。
しかも同じTシャツとかそんなレベルではなく、トップス、ボトムス、靴下、さらにはスニーカーまであわせていたようである。もちろんそれなりのブランドのもので揃えているので、お金もかかっているだろう。色々な意味ですごい。
自分達が素敵な女子グループで今年もスクールカーストのトップは譲りませんよという事を周りにアピールするためにやっているのか、まぁそこまで深い意味はないのかもしれないが、私にとったら謎すぎる。まぁもしも周りを威圧するためにやっているのだとしたら、理屈的には納得できる。
そして、これは女の子だけに起きている現象ではなく、男の子も仲良しグループでお揃いの恰好をしたりするようだ。皆でお揃いの恰好するのにどういう意味があるのだろうか。

ちなみに、我が娘も友達数人とお揃いの恰好をしたりしている事がある。例えば3人で遊ぶので3人でお揃いにするとかであれば、好印象は持たないが好きにすればと思う。しかし、他の人もいるのに、何人かだけでお揃いにするのは自分達は気持ちいいかもしれないけど、嫌な気持ちになる人もいるだろうし、排他的であるからやめた方がいいのでは?と注意している。もちろん、娘は私の意見などはほとんど聞かない。

我が娘も含め、どうしてそんなに皆同じ格好をしたがるのだろうか・・・。
私が若い時は、流行を追うというような感じだったが、それを極めた結果、皆で同じ格好をするというところに行きついたのか?
大人達は一生懸命に多様性の大事さや、個を大切にしようと子供達に教えているが、子供達にはその思いは通じていないのかもしれない。個人的にはソーシャルメディアが原因ではないかと思う。思春期の子供達はもともと自意識過剰であるのに、今はそれをさらにソーシャルメディアが強くプッシュしている。その結果、仲良しグループの皆と全く同じ格好をするというのが非常に心地よい事になったのかもしれない。
とまぁ、推測してみたが、私には理解できない。
私は何冊か本を読んで、ソーシャルメディアと思春期の相性は最悪であると思っているので、中学生の娘には使わせていないが、皆が使っている(もちろん皆ではない)から私も使いたいという子供に対し、何故だめなのかを説明する、その話し合いも毎度なかなかに大変である。


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