【アメリカ駐在】夏休み終盤、皆がドキドキする日
アメリカ、ニューヨーク州では6月後半から夏休みが始まったのに、まだ夏休みである。学校が始まるまであと10日くらいか・・・。本当に早く始まってほしい~。
つい先日、小学校のクラス分けの発表があったので、学校も新学期開始に向けて準備しているようだ。準備が早めに終わりそうなら、前倒しで早めに新学期スタートしてくれてもいいですよと学校にメールを送りたいくらいだ。無視されるか、やばめの親と思われるか、はたまた英語が苦手で変な英文になっちゃったんだなと思われるか、とにかくいい結果にならないのはわかっているのでおとなしく学校開始を待つ。
日本の小学生とその親御さんと同様に、アメリカでも小学生、そしてその親はどの先生のクラスになるかというのは非常に気になるポイントで、クラス発表のメールがきた日は大量のテキストがいきかう事になる。(基本的にクラスメイトが誰かまでは教えてもらえない)どの先生だった~?と皆が聞き合い、情報通のママ友は我が子と一緒のクラスの子が誰か知っている情報をシェアしてくれる。
ちょうどクラスの発表があった日に息子の友達が遊びに来ていた。その子と同じクラスになることは出来ず、さらに息子の先生は子供には人気なしの先生となった。友達曰くワーストティーチャーらしい。何故、子供に人気がないかというとしっかりと子供達に勉強させ学力を伸ばしていこうというタイプの先生だからだ。エッセイを書くなど重めの宿題も多いらしく、それも嫌われている原因だろう。
ただ、実際に子供がその先生だったママ友の話を聞くと、学力を伸ばしてくれる先生なので親目線だと良い先生だと思うというような事を言っていた。息子ももう小学校高学年なので、イベントばっかりやっているようなパーティーピーポー系先生よりも学力向上に力を入れている先生にあたったのは良かったのかもしれない、まぁ希望としてはどちらも取り入れるバランスタイプの先生が良かったが、まぁどうしよもない。息子があまり得意ではなさそうなエッセイを書く力はぜひ伸ばしてもらいたいので、その点はラッキーだったとも言える。
アメリカの小学校の場合、教科書がないので、どの先生にあたるかで学習内容が随分変わってくる。一応、学年毎に何をやるかはざっくり決まっているようなのだが。日本の感覚でいくと、本当にざっくりである。隣のクラスは〇〇について勉強したが、このクラスはしていないなどという事はざらにある。パーティーピーポー系の先生のクラスはやたらとイベントばかりあり、勉強が随分遅れてしまっていたりするし、学力重視タイプの先生のクラスはイベントは最小限でテスト対策もしっかりやるし、またやたらと宿題が多かったりする。学校全体の考え方というよりは、先生の考え方によって方向性が決まっていくので、どの先生になるかはけっこう重要なのだ。ちなみに中学になると担任の先生的な概念がなくなり、各生徒が自分のスケジュールに沿って、それぞれの教科の先生のクラスに移動するスタイルになる。
学校が始まってみないとよくわからないが、息子と先生の相性が良い事を願うばかりである。学校開始を心待ちにしている私にとって、とりあえず子供が嫌がらずに学校に行ってくれる事が一番だ。そして、おそらくその状態に慣れると、私はもっと多くを望むようになるのだろう。まぁ、そんなもんですね。